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12月13日-04号

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  1. 津市議会 1995-12-13
    12月13日-04号


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    平成 7年 12月 定例会(第4回)          平成7年第4回津市議会定例会会議録(第4号)          平成7年12月13日(水曜日)午前10時開議     -----------------------          議事日程(第4号)第1 上程議案に対する質疑並びに市政一般質問 報告第22号 専決処分の報告について 報告第23号 平成6年度津市継続費精算報告書について 議案第84号 津都市計画事業津駅前北部土地区画整理事業施行条例の制定について 議案第85号 津市職員の給与に関する条例の一部の改正について 議案第86号 津市市税条例の一部の改正について 議案第87号 津市会館の設置及び管理に関する条例の一部の改正について 議案第88号 津市公共下水道条例の一部の改正について 議案第89号 字の区域の変更について 議案第90号 津市指定金融機関の指定について 議案第91号 市道路線の廃止について 議案第92号 市道路線の認定について 議案第93号 平成7年度津市一般会計補正予算(第4号) 議案第94号 平成7年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第2号) 議案第95号 平成7年度津市と畜場事業特別会計補正予算(第1号) 議案第96号 平成7年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 議案第97号 平成7年度津市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 議案第98号 平成7年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 議案第99号 平成7年度津市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号) 議案第100号 平成7年度津市駐車場事業会計補正予算(第1号) 議案第101号 平成7年度津市水道事業会計補正予算(第1号) 認定第3号 平成6年度津市一般会計歳入歳出決算 認定第4号 平成6年度津市モーターボート競走事業特別会計歳入歳出決算 認定第5号 平成6年度津市と畜場事業特別会計歳入歳出決算 認定第6号 平成6年度津市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算 認定第7号 平成6年度津市下水道事業特別会計歳入歳出決算 認定第8号 平成6年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算 認定第9号 平成6年度津市福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算 認定第10号 平成6年度津市奨学金貸付事業特別会計歳入歳出決算 認定第11号 平成6年度津市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算 認定第12号 平成6年度津市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決算     -----------------------          会議に出欠席の議員出席議員    1番 川竹大輔君       2番 竹沢陽一君    3番 坪井年明君       4番 梅崎保昭君    5番 西川正澄君       6番 中村一彦君    7番 吉田 修君       8番 前田剛志君    9番 川崎正次君      10番 田村宗博君   11番 小倉昌行君      12番 藤井弘二君   13番 中村 治君      14番 岩本 勝君   15番 安藤之則君      16番 山岡祥郎君   17番 小田新一郎君     18番 中川隆幸君   19番 佐藤岑夫君      20番 西川 実君   21番 小林賢司君      22番 大西禧夫君   23番 佐藤肇子君      24番 橋村清悟君   25番 篠田耕一君      26番 小野欽市君   27番 川瀬利夫君      28番 岡野恵美君   29番 竹田 治君      30番 若林泰弘君   31番 駒田拓一君      32番 森 錦一君   33番 井ノ口昭太郎君    34番 稲守久生君   35番 川合 務君      36番 日野 昭君欠席議員   なし          会議に出席した説明員 市長                   近藤康雄君 助役                   野村 守君 収入役                  松下憲夫君 市長公室      市長公室長      森 貞夫君 市長公室      政策課長       宮武新次郎君 サイエンスシティ推進部   サイエンスシティ推進部長   野田武義君           事業推進課長     山田耕作君 総務部       総務部長       平松利幸君           総務部次長兼総務課長 糸川洪司君 財務部       財務部長       大河内徳松君           財政課長       野崎精一君 市民生活部     市民生活部長     岡部高樹君           市民交流課長     田中恭一君 環境部       環境部長       家城隆一君           環境管理課長     浦田定男君 福祉保健部     福祉保健部長     伊東武年君           福祉保健部次長                      村田俊弘君           兼福祉課長 同和対策室     同和対策室長     澤田信之君 産業労働部     産業労働部長     村田佳美君           産業労働部次長                      伊藤和佳君           兼商工労政課長 競艇事業部     競艇事業部長     宇田川和風君           競艇管理課長     井川高弘君 都市計画部     都市計画部長     小河俊昭君           管理港湾課長     前野龍次君 建設部       建設部長       錦 金則君           道路課長       荒井雄一君 下水道部      下水道部長      川上政洋君           下水道部次長                      小柴淳治君           兼下水道管理課長 検査室       検査室長       伊庭弘大君 消防本部      消防長        水谷 衛君           消防次長       大杉忠司君 収入役室      参事兼副収入役    濱口文吉君 三重短期大学    三重短期大学学長   岡本祐次君           三重短期大学事務局長 片岡次夫君 水道局       水道事業管理者    河合安雄君           水道局次長                      米澤和郎君           兼水道総務課長 教育委員会     教育委員       米倉 豊君           教育長        荒木 務君           教育次長       森 恒利君           教育調整監                      西口清二君           兼教育総務課長 監査委員                 鈴木 有君           監査監兼監査事務局長 松浦隆之君          職務のため出席した事務局職員 事務局長   中山邦彦君  議会監兼議会                      岡山彰一君               事務局次長 議事課長   大西一治君  調査課長   豊田精一郎君 議会事務局        中村研二君  主事     橋爪秀典君 議事担当主査     ----------------------- ○議長(安藤之則君) 前日に引き続きただいまから本日の会議を開きます。 直ちに日程に入ります。 通告順による総体質問を続行いたします。12番藤井弘二君。          〔12番 藤井弘二君 登壇〕 ◆12番(藤井弘二君) 議員の皆さん、市長さんを初め当局の皆さんおはようございます。議席番号12番の藤井弘二でございます。 私は、自分自身、非常に運の強い男と思っております。と申しますのは、9月議会には一般質問の最後を飾らしていただきました。また、本12月議会では、代表質問の最後を務めさせていただくという栄誉を与えていただきました。心から御礼を申し上げる次第でございます。 さて、楽しい本会議もきょうで3日目を迎えたわけでございます。皆様少しお疲れのことと思いますが、いましばらくの御辛抱を賜りますよう切にお願いをいたします。 さて、光陰矢のごとしということわざがございますが、本当に月日のたつのは早く、きょうは12月の13日、あすは12月14日で、元禄15年、赤穂浪士が吉良邸に討ち入った日であることは、皆様方よく御承知のことと思います。私も光栄ある清津会を代表いたしまして、ただいまより、市長さん、また当局の皆さんの懐に敢然と討ち入りを敢行いたしたいと思います。返り討ちにならないように、栗真一刀流にて参りますので、よろしくお相手をいただきますよう、討ち入り前のごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。 それでは本題に移らせていただきます。 私は、津市政に、責任という言葉に筋を通す清津会を代表いたしまして、議案につきましては2件、市政一般からは、第4次津市総合計画案を含めて8件、質問をさせていただきます。 さて第1番目といたしまして、議案第85号津市職員の給与に関する条例の一部の改正についてから始めさせていただきます。 この議案第85号につきましては、基本的に賛成でございますが、私は、日常の職員の勤務状況の中から、職員の配置のあり方から、適正な職員配置についてと、そして臨時職員の処遇改善について2点ほどお伺いをさせていただきたいと思います。 その1、適正な職員配置について。残業時間の格差、これも問題があるわけでございますが、所属によっては、非常に忙しい部門と、また決して怠けているとは言いませんが、そうでない部門があるやに聞いております。 特に建設部門におきましては、昼間には現場監督等により時間をとられ、また夜間には地元説明及び用地交渉等の業務を行う仕事が多いと思います。これによって、職員の時間外勤務が増加しているのではないか。職員数の問題になりますが、技術職員が少し専門職員を含めて不足しているのではないかなと思われますので、所属の状況をよく掌握をしていただき、適正な職員配置をお願いをしたいというぐあいに思います。 また、臨時職員の処遇改善についてでございますが、臨時職員につきましては、緊急の場合や、また臨時の職に関し、必要がある場合について任用しておるわけでございます。賃金のほかには、通勤手当しか支給されていないというぐあいに聞いております。臨時職員の特異性は理解はさせてもらっておりますが、できますならば、夏と冬に一時金の支給ぐらいはしてやってもらってはどうかなとお伺いをいたしたいと思います。 続きまして第2番目といたしまして、議案第88号津市公共下水道条例の一部の改正についてお尋ねをいたしたいと思います。今回の使用料の改定は、平成5年4月の改定以来のことでありますが、前回改定時には、平成13年度までの期間に大幅な改定は行わないことを前提に、2年ごとに段階的に見直し、また使用料対象経費をすべて補えるような目標に近づけていけるような財政計画の中での今回の料金改定であると認識いたしますと、本来の使用料は、受益者負担という観点から、汚水にかかわります維持管理費及び資本金をすべて補うべきものであると思います。 また、料金改定には、十分配慮されていることも十二分に認識はいたしておりますものの、今回の改定に伴い、今後における取り組みについて、流域下水道志登茂川処理区の早期事業化、また雲出川の左岸流域処理区の飛躍的な事業の推進計画も、第4次の総合計画において、普及率の大幅な上昇計画を示されていることから、今回の料金改定には決して反対はいたしませんが、事業推進のための財源確保に努められるとともに、事業を取り巻く諸条件の整備を図り、一日も早い下水道整備を望むものでありますが、当局の考え方をお聞きしたいと思います。 引き続きまして、市政一般質問に移らせていただきます。 中部新国際空港と海上アクセス基地の指定を津市にと、それから2番目の津にえざき・なぎさまちプランの必要性について、これは2件関連性を持って質問をさせていただきたいと思います。 議員の皆さん、また市長さんを初め当局の皆さんも既に御承知のとおり、2005年には知多半島常滑沖に中部新国際空港が開港をいたします。去る10月6日には、近藤市長さんが先頭に立って、私自身も参加をさせていただいたわけでございますが、ヨットハーバーから常滑市まで体験航海を実施をさせていただきました。 その中で北川知事は、平成8年の3月には、北部、中部、南部と、三重県からは3港の就航が望ましいと、中でアクセス基地を決定すると聞き及んでおります。我が津市は現在アクセス基地の指定を松阪市と激しく争っているところでございます。 私の感じるところでは、我が津市は松阪市と比較しても、非常に有利な材料がたくさんあると確信をしております。すなわち国や県の機能が集中をしている県庁所在地であること、次に陸のアクセスとして、伊勢自動車道の津インターから計画されているところまで約10分で行けるということ、また背後には伊賀地方の広い広がり、また隣接の奈良県、滋賀県、考えれば考えるほど、夢の膨らむ最高地域であると言っても決して過言ではないと信ずるわけでございます。 さらに、現在地元説明会も積極的に進められている津にえざき・なぎさまちプランの中でのフェニックス通り、すなわち津港跡部線を贄崎海岸まで延ばす計画が実現するならば、津インターを軸とした安東地域の新市街地構想も含め、セデスやバファリンを段ボール1箱飲んでも治らない--ちょっとこれ言い過ぎかわかりませんが、言い過ぎなら許していただきたいと思いますが、中心街の商店街の大きな活性化の起爆剤になるんではないかというぐあいに確信をするものでございます。 そこでこの2点を関連いたしまして、現在の状況と今後の見通し、さらに市民へのPRの方法、またこれについての周辺地域の経済的効果はどのように出てくるかなということでお聞きをしたいと思います。現在の状況と、市民へのPRの方法をどのように進めていくか、これを重点的に御見解を聞かせていただきたいというぐあいに思います。 次3番でございます。公園整備についてでございます。現在、津市内には212ヵ所の公園があります。職員の方々や地元及び業者委託により管理されておるところでございますが、聞くところによりますと、例えば木の枝の剪定についても、計画的に行われておりますものの、予定外の要望があると、やはり即対応ということはできません。内容によっては、1カ月、1カ月半先になることもしばしばあるようでございます。 そのため私は、安全で明るいきれいな公園を維持していく、またこの公園も防災計画にも関連しておるところでございますので、地元の公園を愛する人や、また器用な人が集まって、公園の日常管理の方法として、例えば公園愛護会というふうなものを地元で設立をしていただき、行政と住民による一体管理ができないだろうか。 また、このような人々の会へ委託をして管理をしてもらうことはできないか。モデル的にも、できるとこから、一遍このような地域公園愛護会というふうな形での設立をぜひともしていってはどうなのかということを考えておるところでございますが、当局の見解をお伺いをいたしたいというぐあいに思います。 次4番目の海の記念日についてでございます。平成8年から、7月20日は海の記念日として国民の祝日となります。残念ながら来年の7月の20日は土曜日に当たります。これが金曜日か月曜日でしたら、楽しい3連休というわけでございますが、残念ながら来年の7月の20日は土曜日ですので、2連休しかならないということでございますが、さて平成8年の海の記念日は、記念すべき国民の祝日として、初めて第11回海の祭典が三重県で開催をされます。 我が津市も、ヨットハーバーとか御殿場海岸を中心にして祭典が実施されるというぐあいに聞いておりますが、そこで私は、津の海はヨットハーバーや御殿場海岸だけなんだろうかなという一つの疑問を持ったわけでございます。伊倉津にもいい海岸ございます。白塚の海岸も。そしてここが一番大事なとこなんです。一番皆さんに聞いていただきたいと思います。すばらしい町屋海岸を忘れてもらっては困るということでございます。しかしながら、当局の計画に逆らうと、私も非常に気が弱い人間ですので、恐れおののきながらひとつお願いをいたしたいというぐあいに思います。 この千載一遇のチャンスに、私は、栗真自治会、また老人会、子供会、婦人会、またボランティアの会を中心に、白砂青松の町屋海岸において、地域として積極的に津市のこのイベントに参加をさせていただく覚悟でございます。決して何もかも津市におんぶする気持ちは毛頭ありませんけれども、でき得ることなら、そのイベントの内容を十二分に吟味をしていただいて、ちょびっとだけで結構でございます。その自治会でやるイベントを助けていただけたらなというぐあいに思います。市長さん、当局のお慈悲あふれる御回答をぜひともお願いしたいというぐあいに思います。 それから次第5番目でございます。これは白塚の吉田先生からも厳しく私言われたわけでございますが、水産業の生産基盤の整備について、つくり、育て、とる漁業への転換の現在の状況と今後の方針はというとこから質問をさしていただきます。 水産業を取り巻く内外の厳しい情勢の中で、本県におきましても、水産資源の低迷がここ数年続いておると聞き及んでおります。伊勢湾に面した本市の漁業は、その昔から、遠浅で砂地という地形上、アサリとかバカガイとか、またイワシ、コウナゴ等の回遊魚を対象とした漁業が行われており、我々の食生活に重要な役割を果たしておるところでございます。 しかし、近年、漁場環境の変化等により、水産資源の減少を余儀なくされており、漁業者にとっては大変厳しいものとなっておるところでございます。こうした中、今後の水産資源の維持確保を図るべき対策として、つくり、育て、とる漁業への転換が大変重要なことであると考えられます。 三重大学におきましても、水産資源を研究しておるチームもあると聞いておりますし、また本市におかれましては、このつくり、育て、とる漁業への転換についての現在どのような事業を実施しているのか、また今後どのように考えてみえるのかお尋ねをいたしたいというぐあいに思います。 それから第6番目の交通安全施設の整備についてでございますが、これは聞き取りの段階でいろいろと聞かせていただきました。また、これは非常に数多いこともございますので、後ほどまた当局と密接に打ち合わせをさしていただきたいというぐあいに考えております。よろしくお願いしたいと思います。 次第7番目でございます。津の歴史を徹底的に見直す、から質問をさせていただきたいと思います。 市長さん、ちょっと壇上から申しわけないんですが、このような「歴史散歩」とか、また「あの町この町」、これ見たことございますね。--さすが市長さんですわ。見たことあると言うてます。私も勉強不足でまことに申しわけないと思っておりますが、市長さん、四天王寺に織田信長のお母さんのお墓があるの御存じですね。(市長「土田御前」と呼ぶ)さすが我が16万都市の市長さん、安心しました。そうなんですよ。 文禄3年の正月7日、織田信長さんが本能寺で明智光秀に討たれたと。そのときに、織田信包さんという方が津の城主、織田信長さんの弟さんがそのとき津の城主だった。お母さんがその戦火から逃れて津へ来られた。それからずっと津にお住みになっておったという中で、文禄3年の正月7日に、織田信長の母堂が津で逝去されたということで、今現在四天王寺にそのお墓があります。 私も「あの町この町」この歴史からいろいろと勉強さしてもらって、私も行ってお参りをさせてもらってきたところでございますが、院号を華屋壽栄大禅尼と申して、また隣には、藤堂高虎婦人の久芳院さんの墓もあると。それでまた東の西来寺には、西来寺は戦火でたくさん焼けまして、今は新しい西来寺ですが、徳川家康の側室お夏の方のお墓というふうなことで、私の家内もなつという名前なんですが、この方は私の本妻でございますので、お間違いのないように。その徳川家康の側室のお夏の方のお墓があるということで、津の町にはなかなかすばらしい歴史が点在をしておることも、これも紛れもない事実であると思います。 きのうは、市長さんは、まず都心の整備というふうなことで言われましたが、しかし、私はそれに反抗するわけではございませんが、以前、川瀬先生から谷川士清先生のこともこの議会で討議された経過もございます。谷川士清先生のおうちも、私も一緒に行きまして見さしてもらいました。そのような本当にすばらしい歴史が山ほど存在しております。谷川士清先生は、本居宣長先生のやっぱりその先生に当たるというふうな、本当にお墓は国の史跡指定になっておるというほど、本当に津としても自慢のできる先生がおられたというふうなことで、私も見学もさしていただきました。 また、なぜ私が今回この歴史の見直しを本議会で提言させていただいたかということは、今後の津市の活性化の中で、これはやっぱり歴史を見直すということは本当に重要なことであるんではないかと確信をしたわけでございます。 と申しますのは、中部新国際空港、海上アクセスの基地が津に完成して、これが始動をすると。それと同時に、津以外の人々が必ず津市にたくさん参ると思います。その中で、空港に行くまでの時間に余裕のある人、また津の観光でもしようかな、ショッピングを楽しむ方もまた出てくる。歴史に興味を持たれる方は、ひとつ津の歴史を一遍この際散策をしてみようかなというふうな方も、たくさん出てくるんではないかというぐあいに思います。 限られた時間の中で、効率よくその津の歴史を楽しんでいただけるような繊細な心遣いも、私は津の大きなプロジェクトの一つではないかなというぐあいに考える次第でございます。歴史の重みの中で、21世紀の輝ける津市の未来が目の前に迫ってきておると思います。そこで、当局の魅力あふれる見解を示していただきたいなと思います。 竹田議員さんからも御意見ありました。都市整備も大事ですが、歴史もやはり同時進行で頑張っていただかなければならんと、私も全く同感でございますので、この件につきましては当局の魅力あふれる見解を示していただければありがたいなというぐあいに思います。 次、第8番目でございます。中勢北部サイエンス事業についてお伺いをいたします。サイエンスシティに関連した周辺地域の整備の見通しとして、志登茂川本川及び横川の改修整備についてお尋ねをいたします。私の地元のことでありまして、余り言いますと、藤井は地元のことばっかり言うとるやないかというておしかりを受けるかと思いますが、その点は平に御容赦をお願いをしたいというぐあいに思います。 この事業の推進に当たり、下流地域の栗真地域住民からは、長年の懸案である雨水対策に対して、強い心配の声が上がっており、我が清津会も、9月21日、現地踏査と、夜、中山会館において、栗真地区住民の生の声を聞かせていただく機会を持ちました。その際、住民の皆さんより数々の問題点の指摘もあり、市当局は既に掌握されていると存じますが、基本的には、志登茂川本川横川改修計画を提示して理解を求めることが重要と考えるわけでございます。 9月の26日は、野村助役さんが、私とともに横川の上流部から志登茂川本川の合流までつぶさに視察もしていただき、また10月の30日には、サイエンスシティ推進部、また排水課、下水道課、農林水産と、合同にて横川の視察もしていただきました。 当局のこの事業にかける熱意には、改めて敬意を表する次第でございますが、今回栗真地域にもサイエンス推進委員会、横川をよくする会も発足もいたしました。現在当局と協議を重ねて、行政と地元との相互信頼の中での横川改修計画が進行中であることも事実でございますが、来年から地域振興整備公団の事業も始まりますということで、やはり地元との排水同意のこともあり、県との具体的な協議内容の説明をいただければありがたいなと。また、サイエンス事業の進捗状況も含めてお聞かせをしていただきたいなというぐあいに思います。 私は、今議会において、議案より2項目、市政一般から8項目にわたり質問をさせていただきました。全項目にわたり、今後の津市にとっては真剣に取り組んでいかなければならない大切なことであると確信をいたしております。 中部新国際空港への中部地域としての海上アクセスを津にかちとり、またそれを拠点としてのにえざき・なぎさまちプランのプロジェクトの完成を目指して、また18キロに及ぶ白砂青松のすばらしい財産の海を観光、レクリエーションの目玉として有効活用に結びつけられる河芸島崎町線の早期着工に取り組み、そして津インターを西の玄関としての安東地域の津市新市街地構想、長谷山の頂上から眺められる伊勢湾を背景としたすばらしい津市の姿、そして津市内に点在する歴史の重みを再確認をしていただき、真剣にそれに取り組むならば、自然の形の中での人の流れも、津市へ津市へと導かれてくるであろうというぐあいに信じます。 中勢北部サイエンスシティ事業も、しっかりと動き出しました。しかしながら、プロジェクトを完成し、活気あふれる津市を作成するには、やはり莫大なお金がかかります。財政面でも、やっぱりいろいろ問題もあると思います。しかし、どんな事業でも、資本はおろさなければならないと思います。おろした資本が最後に大きな利益となって津市に返ってくることであれば、やはり考えておるよか、まず実行に移すことが何よりも大切だというぐあいに信ずるものでございます。 ありがたいことに、近藤市長さん、野村助役さんを初め、当局の皆さんのやる気十分の姿には、これで抱いていた夢がやっと実現になるんだなと胸踊らせる気持ちでございますが、もちろん私たち議会も、また市民も、当局の計画に対しては全面的な協力を義務として約束をしなければならないというぐあいに思います。 市長さん、詩人の宮沢賢治御存じですね。宮沢賢治の詩の中から、「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ 夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ」という詩がございます。私もこれは非常に好きな詩でございます。この一節を改めてかみしめていただき、健康を損なわないように頑張っていただいて、魅力あふれる津市のまちづくりにどうぞ頑張っていただきたいというぐあいに心からお願いをいたしたいというふうに思います。 あと、私の同僚議員の川竹さんの質問も待っておりますので、これにて私の壇上からの質問は終了させていただきます。市長さん初め当局の皆さんには、どうぞ簡潔明瞭な御答弁を賜りますよう切にお願いをする次第でございます。長らくの御清聴ありがとうございました。終わります。(拍手) ○議長(安藤之則君) ただいまの藤井弘二議員の質問に対する当局の答弁を求めます。          〔市長 近藤康雄君 登壇〕 ◎市長(近藤康雄君) 御激励をいただきありがとうございました。清津会を代表されました藤井議員の御質問に対しましてお答えを申し上げてまいりたいと思います。 中部新国際空港の問題であります。かねがね私も力説をさせていただいております。8年度、どのくらいになりますか、県から何らかの形ということは、私もそうなってくるんだなというふうに諸点から思っております。このことは既にお話を申し上げてきました。 お話にもありましたように、海上アクセス基地でありますところの贄崎の地域、本当に近畿自動車道関伊勢線の津インターから5キロぐらい、10分、それからまた高速道路も整備されておりますから、上野、それから鈴鹿、亀山、そういったようなところからも非常に便利でございますし、とにもかくにも市街地に近接したそんな利点もございますし、また、このこと自体が、津市のみならず県の大きな活性化に寄与する、こんなふうにも思っております。 きょう新聞報道ですけれども、松阪市で一番最初に手を上げたからとか、尾鷲市云々ということが報道されておりましたけれども、一つ一つには何かここでは私は感想を持っておりますけれども、避けますが、松阪も一生懸命、私どももそれに負けない形での努力をいたしまして、津の一つのいいところというのか、大いに主張してまいりたいと思います。本当に何度かお礼を申し上げますけれども、議員の皆様方も随分とこういう私の考え方に御支援をいただきまして、署名運動等々市民の皆様に呼びかけていただくなど、感謝申し上げたいと思いますし、またこれからも一層の御支援お願いをいたしたいと思います。 そういう中でのなぎさまちプランの状況でございますが、5月に港湾計画に組み入れられてまいりました。今、国県に対しまして、平成8年度から始まります第9次港湾整備5ヵ年計画への組み入れというところを要望をいたしております。この事業を実施いたしますのには、5ヵ年計画への組み入れを初めといたしまして、地元住民の方々や、それから漁業関係者の御理解を得た上で、環境アセスメントの実施、それから公有水面を埋め立てていきますところの手続、こういうことを経まして、事業の実施になるわけであります。 今、常滑沖の中部新国際空港2005年を目途、こんなふうな予定で進んでおります。このプランの開港につきましても、もちろん整合性を図りながら、海の玄関口としての機能を果たしてまいりたい、こんなふうに思います。 それから市民の皆様その他へのいろいろのPRでございますけれども、啓発用の看板等を申し上げてまいりました。次のこともやってまいりたいと思います。 御所見もありましたが、また詳しくは後で少し御説明を申し上げますが、11回の海の祭典が三重県で開かれます。津市といたしましても、海に開かれたまちづくりを進めておりますことから、海への理解を深めていただけるような市民の皆様を対象にいたしましたイベントなんかを計画いたしまして、その中でもやっぱりどんどんと今申し上げたようなことを進めていきたいと思います。 次に、公園整備についてでございます。今212の公園、街路公園課の公園係で、臨時の方も含めまして19名と、それから委託によって管理をいたしております。けれども、市民の皆様方から、除草でありますとか清掃、樹木の剪定、照明灯、遊具の安全等々いろいろと御要望、それからもっとこうしたら、そういうようなお話を伺っております。 そんなお話を伺っております過程で思いますのに、随分、公園のあり方といいますか、全体のあり方じゃなくって、その地域地域の公園の性格が変わってきたなというような感じがいたします。端的に申し上げれば、子供がたくさんいたところの真ん中にあった公園が、今はもう子供さんがどなたもいらっしゃらなくって、もっと違った機能というのを周囲から求められてる。そんなようなことをあっちこっちの公園問題を見ますとつくづくと感じます。これは設立の経過いろいろございましょうけれども、やっぱり地元の方のお話をよく伺って、いつまでも何々公園でスタートしたんだから何々公園というのは、やっぱり公園のあり方としてよろしくないんではないかななんて思っております。 でも、そういうことでございますけれども、お話のありました維持管理であります。地元なんかでいろいろと御協力をいただいております166の公園につきまして、117の団体に、余りたくさんな額ではありませんけれども、今委託という形でお願いをいたしております。団体の内訳は、それぞれ地区の状況に応じまして、自治会でありますとか、子供会、老人クラブ等でございますけれども、どうしても団体の数も多うございますし、それぞれの団体の設立の趣旨もございますし、公園の清掃事業というのは、次から次と出てまいりますので、どうしても我々から見ればもうちょっとと思う点もございますけれども、なかなかそういう点お願いしにくい部分もございます。 そこで、御提言いただきました公園愛護会、そういったような形の進め方でありますけれども、私たち公園管理者といたしましては、そういうような形の御理解が得られますれば、非常にありがたいことでありまして、仰せのように、全部と、このことをつくってくださいと申し上げますと、やっぱりそれぞれ地域、団体の御事情もあると思いますので、地元の皆さんのお考えなんかを考えまして、私どもと一体となってよりよい公園にしていただく、こんな趣旨だと思いますので、いい御提案をいただきました。市民の皆さんの活力に大きく期待を申し上げていきまして、一度具体化を検討をさせてまいりたいと思います。公共物を美しくしようというのは、坪井議員のモラルの向上の御所見にもありましたとおり、私どももいろんなやり方を通じて訴えてまいりたい、こんなふうに思います。 それから、さきにちょっと触れましたが、海の記念日につきまして御質問をいただきました。7月の20日で、海の記念日として初めての祝日になりました。その記念すべき年に、三重県で第11回の海の祭典が開催されることが決まりまして、主会場は残念ながら四日市でありますが、津、松阪、鳥羽、それから尾鷲、この4地域会場で、平成8年7月20日から8月4日までの16日間にわたり開催されるものでございます。 三重県の実行委員会といたしましては、8月29日に設立をされておりまして、我が方津は、実行委員会の津地区部会として、12月4日に発足をいたしました。私が会長を務めさせていただくことになりました。この大会を通じまして、大会の趣旨でありますところの海に対する御理解、そういったようなことを市民の皆さんに深めていただくため、いろんなイベントを企画してまいりたいと思います。この間の設立総会では、参考としてこういうようなことも一遍議論してくださいねというふうにお示しをしてございますけれども、あくまでも事業の内容というのは、委員会で御議論をいただきたいなと思っております。 参考としては、マリンフェスタとか、それから触れ合い体験でありますとか、船の見学会とか、考えるだけのことを大体こんなんですかと、こういうふうに申し上げてありますけれども、これからの決めでございますので、今のお話を承りました栗真町屋海岸の地元の方の御熱意というのも、しっかり委員会として受けとめさしていただけるだろうと思います。 次に、志登茂川につきまして、横川につきましては、本当に問題へのお取り組み、お礼申し上げます。ありがとうございます。お話にありましたように、地元の方との相互信頼ということを基礎にいたしまして、努力をさしていただきたいと思います。具体的な計画には、担当部長からお話を申し上げたいと思います。 次に、サイエンスシティ事業でありますが、おかげさまで、11月の28日、事業採択の受理が行われまして、地域振興整備公団の総裁から、北川知事、それから私ともどもお邪魔をいたしまして、産業業務施設用地造成事業に着手する旨の回答書をいただいてまいりました。同席上でも、とにかく県と市が一緒になって地元頑張ってくださいね、こんなようなお話もいただいてまいりましたし、北川知事からも、温かい御支援のお気持ちをいただいております。 そういう中で、いろいろと御指摘のありましたように、経済状況等々見まして、そんなに安易な道ではないということは自覚をいたしておりますけれども、しかし、これはいつも申し上げているように、津市にとりまして大切な将来のプロジェクトであります。しっかりやってまいりたいと思います。 もう少し具体的な経緯につきましては、担当部長から御説明申し上げます。 いろいろとありがとうございます。          〔市長公室長 森 貞夫君 登壇〕 ◎市長公室長(森貞夫君) 議案第85号津市職員の給与に関する条例の一部改正に係りましての御質問にお答え申し上げます。 職員の配置につきましては、従来から、部長ヒアリングや自己申告制度を活用いたし、適正な職員配置に努めているところでもございます。御指摘がありましたように、所属単位で比較いたしますと、業務の内容等の特異性から、時間外勤務時間の格差もございますが、事務事業の見直しや事務改善等により、事務の平準化、効率化を図りながら、市民サービスの低下を来さないように、また職員の健康管理に十分配意をいたしますとともに、今後各部長との協議等を密に行い、限られた人的資産であります適正な職員配置に努めてまいりたい、このように考えております。よろしくお願い申し上げます。 次に、臨時職員の夏、冬の一時手当につきましての御質問にお答え申し上げます。臨時職員の雇用体系も多種多様でございます。難しい部分もあると考えますが、今後におきましては、各市の状況等を勘案いたしながら、雇用形態等も含めまして研究してまいりたい、このように考えております。御理解のほどよろしくお願い申し上げます。          〔下水道部長 川上政洋君 登壇〕 ◎下水道部長(川上政洋君) 議案第88号津市公共下水道条例の一部の改正につきまして御質問をいただきましたので、お答えいたします。 下水道事業の今後の展開でございますが、基本構想によりまして、平成22年までにおおむね70%の普及率を目標にし、この整備促進に向け、平成8年度を初年度といたします仮称下水道排水5ヵ年計画を現在策定中でございます。当計画におきましては、御案内のとおり、普及率30%を目標といたしまして、流域関連公共下水道志登茂川処理区の事業の推進、及び雲出川左岸処理区の認可区域の拡大を図りながら、飛躍的な事業の推進に向け検討いたしております。 しかしながら、事業推進のためには、人的確保や財源確保の問題、あるいは工事施工上のさまざまな問題等がございますことから、全庁一丸となっての支援あるいは関係機関の協力のもと、これら諸条件を整理しつつ、また地域住民の方々にもきめ細かく事業の必要性などあらゆるPRを実施し、理解を深めてまいりたいと考えておりますので、なお一層の御理解と御協力のほどよろしくお願いいたします。 次に、中勢北部サイエンスシティ事業に係りまして、志登茂川本川及び横川の改修計画につきまして、市長より基本的な答弁をしていただきましたが、今後の計画につきましてお答えいたします。 志登茂川水系の河川改修につきましては、昭和49年災以来、県におかれましても最重要施策として取り組んでいただいており、順次ネック点を解消しつつ、安全度を高めるよう改修促進していただいておりますところは御承知のとおりであります。 今後の志登茂川水系の改修計画といたしましては、まず志登茂川本川につきましては、西浜橋から町屋橋の間に残っております旧堤の撤去を促進しつつ、次のネック点であります江戸橋付近の改修に向け諸準備を進めていただいており、本年度に国道23号付近の平面測量と予備設計を行い、来年度、地元説明に入りたい旨聞き及んでおります。 また、横川合流点より上流側の改修については、横川排水機場及び横川樋門等の諸問題が解決次第、合流点の旧堤撤去を促進する旨聞き及んでおります。 次に、横川の改修につきましては、志登茂川の本川の改修と整合を図り、改修していく旨聞き及んでおりますが、地元より、横川の改修につきましては非常に強い要望もちょうだいしており、市といたしましても、地元の方々とともに、一刻も早く改修されますよう、県当局に対しまして強く要望してまいりたいと存じますので、御理解のほどお願いいたします。          〔産業労働部長 村田佳美君 登壇〕 ◎産業労働部長(村田佳美君) つくり、育て、とる漁業への転換の現在の状況と今後の方針について御質問いただきましたので、お答え申し上げます。 近年の漁業を取り巻く情勢は、漁場環境の変化、気象状況等によります漁獲量、生産量の変動、漁業者の高齢化、後継者不足等、大変厳しいものとなってきておりまして、その対策に苦慮しているところでございます。 本市といたしましては、水産振興の一環として、水産資源の保護、増殖を図るため、市内の5つの漁業協同組合によって組織しております津市水産振興連絡協議会が事業主体となり、ここ十数年間にわたって、アサリの種苗放流事業を実施し、また平成2年度からは、試験事業としてガザミ50万尾の中間育成と放流事業を実施しております。また、ハマグリ3.75トン等の種苗放流・養殖事業を継続実施しているところでございます。 今後におきましても、同事業を継続するとともに、漁業者の生産基盤の向上を目指して、アサリ貝を中心としたつくり、育て、とる漁業の推進を図りながら、三重県を初めとする伊勢湾沿岸域の漁業関係者と連携しながら推進してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。          〔教育長 荒木 務君 登壇〕 ◎教育長(荒木務君) 津の歴史の徹底見直しについての御質問にお答え申し上げます。 津市には、長谷山古墳群を初め高田本山専修寺や谷川士清旧宅、上津部田城址公園、津城跡、偕楽公園など数多くの文化財がございます。これらの文化財は、本市の歴史、文化を知る上でかけがえのないものと考えております。このようなことから、重要なものにつきましては、国、県及び市で文化財として指定し、顕彰板、標柱を設置し紹介するとともに、その修理に当たっては、必要に応じ補助金を交付しているところでございます。 また、津の歴史や文化財を紹介する小冊子やパンフレットを発行するとともに、市政だよりの「歴史散歩」コーナーで、隠れた歴史や人物、文化財の紹介にも努めているところでございます。 次に、今後の企画とPRでございますが、まず津の歴史を知り学ぶための津市仮称歴史郷土資料館の整備の推進に努めてまいりたいと考えております。また、津には伊勢街道、伊勢別街道、伊賀街道の3つの歴史街道が通り、その周辺には多くの歴史資源が点在しております。 そのため、これら史跡や文化財の保存整備に努めるとともに、関係機関と十分協議の上、ガイドマップの作成や案内板、説明板を設置し、歴史散策のモデルコースを設定するなど、歴史街道を中心として、本市の歴史や文化の紹介に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆12番(藤井弘二君) ただいまいろいろと当局の方から、市長さん初め御回答をいただいたわけでございますが、まず津職員の給与に関する条例の一部から、今も市長さんから、また公室長さんからも、いろいろと関係部署で相談をしてやるという言葉をいただきましたので、それは了解をさせていただきます。どうか配置の方、十二分に検討してやっていただければというぐあいに思いますので、よろしくお願いをしておきたいというぐあいに思います。 また、市長さん、パートの件でございますけども、やっぱりこれは人によっていろいろと家庭的にも、より以上の報酬を得ることに抵抗があるという方も見えるやに聞いております。しかし、やはりお盆とお正月ぐらいは、少しぐらいのもち代ぐらいは、ひとつ御苦労さんやったなというふうな形で、近藤市長さんは情け深い性格の方ですので、その辺ひとつ大きな目をあけて一遍やっていただければというぐあいに思いますので、ひとつよろしくお願いをしておきたいというぐあいに思います。 それと、公共下水道の件でございますけども、料金アップも非常に大切な問題だと思いますけども、しかし、下水道も公共流域下水道志登茂川処理区の白塚地域における問題も、なかなか解決もしていないというふうなところで、これは皆さんも御苦労されておるというぐあいに思いますけれども、しかし、現在下水道が完備をされておるとこと、いまだに下水道のゲの字もないというふうなとこが津市にはあるわけでございます。 天国と地獄みたいなものでございまして、やはりないとこにつきましては、一日も早い普及をしてもらわないかんと思いますし、また地域の人間も期待をしておるところでございますので、そこのとこは下水道部長さん、とにかく一生懸命頑張ってやっていただきたいなというぐあいに思いますので、よろしくお願いをしておきたいというぐあいに思います。 また、平成8年度の県政に対する要望書の中でも、この中勢沿岸流域下水道の志登茂川処理区についても、津市北部における快適で衛生的な生活環境の形成に向けての重要な事業であるということで、県政に対しても強く要望も出されておるということを確認もさしてもらっております。本市の基幹プロジェクトの一つでもありますし、生活環境の形成に向けての重要な事業であるというふうなことで、どうぞ中勢北部サイエンスシティ事業の関連基盤整備としても、強く推進の要望をお願いをしておきたいというぐあいに思います。よろしくお願いします。 それから中部新国際空港、また津にえざき・なぎさまちプラン、今も市長さんからはからずも本日の伊勢新聞の記事の発表がございました。きのう松阪市の新政クラブの杉山議員の質問に奥田市長が答えたことが、きょうの伊勢新聞に載っておりました。 やはり海上アクセスについては、手を上げたのは松阪が一番だったというふうな言葉と、尾鷲も中部新国際空港アクセス推進協議会の会員にも了解してもらっておるので、東紀州の地域も松阪を支持いただけると思う、構想どおり進むことを念願しているという答弁をしておる。念願をしておるという答弁の中には、絶対できる、絶対決まるんだというふうなことも、まだ奥田市長さんもそこまでは回答はしておりません。 まさにやはりこの基地をどうしても津にとるというようなことで、これは私は松阪と津市における平成の関ヶ原ではないかというぐあいに考えます。市民10万人署名も、今理事会を通じてどんどんやっております。市民一体となって、やはりこれはどうしても津市にかちとらなければいけないという事業でございますので、市長さんも頑張ってやっていただきたいというぐあいに思います。強く要望をしておきたいと思います。 公園整備について、ありがとうございました。私も栗真地域の一員として、私の地域からでも、ひとつそのような形で今後取り組んでいきたいというぐあいに思います。また、詳細のことにつきましては、街路公園課の方といろいろ打ち合わせをしながら、喜んでいただけるような地域での公園づくりということで勉強していきたいというぐあいに思います。よろしくお願いいたします。 海の記念日、非常に先ほど壇上から厳しい言葉も言わしてもらいました。確かにやはり白塚、町屋の海岸、これは皆さんも既に御承知のとおり、本当にすばらしい海岸でございます。やはり北郊地域も、津市にとっては今後のサイエンス事業を含めて重要な地域であるというぐあいに思いますので、何とぞひとつお忘れのないようによろしくお願いをしておきたいなというぐあいに思います。 海の記念日については、今も約束もさしてもらいました。当地域といたしましても、津のイベントに地域として参画をするというふうな形の中での参加を望んでおります。また、いろいろとこれにつきましては関係当局の御指導をよろしくお願いしたいというぐあいに思います。 それと、津の歴史の徹底見直し、教育長さんからもお話を聞かしてもらいました。しかしながら、やはり歴史資料館とか何とかというて、きのうからほかの議員さんのときにも回答の中にもそれが出てきてますけども、私は、その歴史資料館ができるまで、どうかな、やはりその点在する一つ一つが歴史資料館ではないかなというぐあいに思うのであります。これもやはりその地域には自治会もあり、老人会もあり、婦人会もありというふうなことですから、その辺の方とよく地域の活性化につなげるというふうな意味を含めて相談をしてもらって、やはり歴史をどうしても見直していただければなというぐあいに考えております。 ひとつ津歴史調査PR特別委員会というふうな特別委員会もひとつ設置をしてもらってやっていただければありがたいなと。私も歴史は非常に好きな人間ですので、できれば一生懸命、駒田先生もいろいろと歴史のことには私以上に興味を持っておられます。私も、ひとつしっかりと手を握り合ってやっていきたいなというぐあいに思っています。 それから市長さん、私12月の9日に、寒い日でございましたが、谷川士清先生のとこへちょっと見学に行ってまいりました。八町通りのとこにあるんですけども、わからない人が来たら、新町おりて、谷川士清さんのとこどこやろなと聞かれても、すぐにわからない方もおりますし、実は私も車で通り過ごしてしまったというふうなことで、小さな看板は上がっておるんですが、やはりこういうふうな立派な先生が見えたとこだというふうなことですから、できればこういうふうな谷川士清先生のような津を代表される方のとこは、できれば津のお城公園の中にひとつ移転をしてもらって、そこでPRを兼ねてやってもらえばどうかなというぐあいに、これは私がふとその中で思ったことですので、その辺のこともひとつ市長さんの胸の奥にとどめておいていただきたいなというぐあいに思います。 それと、そのときにその管理をしてみえる方がおりました。また近藤市長さんにも、忙しい体やで無理は言いませんけども、もし少しでも時間がとれるようでしたら、一遍のぞいてもらえないだろうかというふうなことも言うて見えましたので、一遍ひとつのぞいていただければありがたいなというぐあいに思います。 それと、最後、中勢北部サイエンスシティ事業についてでございます。これは、本会議初日に山岡議員さんから2度も3度も、非常に藤井頑張れというふうな力強いエールを送っていただきました。心から御礼を申し上げたいと思います。 やはりこの件につきましては、今も回答ございました。やはり国道23号線付近とか、また江戸橋の関係ですね。近鉄の橋梁もあり、横川もあり、本当にこれは頭の痛い事業であるということは、これは私も地元の人間の一員としては十二分にわかっておることでございます。 しかし、やはり難しいからだめなんだというようなことでなしに、県の方がおっしゃる川は下から直していくのが順当なんだということは、だれに言われるまでもなく、私自身もそれは十二分に理解もしておりますし、わかっておるところでございますが、しかし、来年から既に地域整備公団の造成工事が始まるというふうな中で、志登茂川本流の改修と横川の改修というふうなことになってまいりますと、その辺がうまく時間的にきちっとマッチしてくるんかな、どうかなというぐあいにちょっと心配をしているところがございます。 せっかく地元も大いに頑張ってやろうというふうな気持ちでおるとこに、何だというふうなことになってまいりますと、せっかく今まで苦労してきたことが水のあわということになると、排水同意もこの間はやらんというようなことを言われますと、非常に私自身としてもつらいところになってくると思いますので、その辺県を絡んでの非常に難しいこともあると思いますけども、何とかひとつ栗真地域の人を私を含めて助けていただくと思って、ひとつ強くこれは県の方によろしく御要望の方をお願いをしていただきたいなというぐあいに思います。 それから最後に、市長さんにひとつこれはお願いをしておきたいと思います。市長さん、あなたは現在津で生活を営む16万3,310人、これはきょうの朝、ことしの国勢調査で今現在16万3,310人、その中で男性が7万9,447、女性が8万3,853、ついに津にも女性上位の時代が来たんかなと、男としてちょっとさみしい気持ちもしたんですが、全部で16万3,310人の方が今生活を営んでおります。 その人たちのやっぱりリーダーは、近藤市長さんであるということでございます。善良な市民から血の出るような大切な血税を心ない一握りの人たちのために使っていただいては困るのでございます。その人たちが自分のとってきた今までの行為に対して深く反省をして、また悔い改めるならともかく、今までどおりの行動で推し進めてくるならば、断固として完璧なペナルティーを与えるべきだというぐあいに思います。 市長さん、私たちは市長さんとは一心同体だというぐあいに考えてもらっても結構です。決して市長さんだけ矢面に立てるつもりはさらさらございません。今こそ平成の水戸黄門になっていただいて、的確な厳しい御指導をお願いをいたしたいというぐあいに思います。強くこの点要望をさしていただきまして、これにて私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございましした。(拍手) ○議長(安藤之則君) 引き続き総体質問を続行いたします。1番川竹大輔君。          〔1番 川竹大輔君 登壇〕 ◆1番(川竹大輔君) 本会議での質問も3日目となりまして、皆さんお疲れのところだと存じます。藤井議員ほど味のあるしゃべり方はできませんけれども、お付き合いをよろしくお願いいたします。 2回目の質疑質問になります。今回は、初めて清津会という会派に所属しての質問で、議案精読期間中は、先輩諸議員からアドバイスをいただいたのを初め、当局側とも、前回一人でいたときとは違い、聞き取りの仕方で丁寧にといいますか、含蓄のある御教示をいただきまして、いささか面食らったところも正直にありました。 本日の質問は、議案に対して2件、市政一般に対して10件です。予算編成や人事異動の春を控え、12月議会で触れておきたい事項と、全般に効率的な行政運営と市民参加をテーマとし、質問をまとめました。当局の具体的で簡明な答弁をお願いします。 なお、7月に議会でお尋ねしたことは改めて質問しませんが、9月議会で若林議員から応援いただいた市史の編さんの件、それに来年1月8日に行政視察で行きます和歌山市の行政手続条例の件など、ほかにもありますけれども、しばらくは当局側の対応をゆっくり見守りたいと思います。歴史資料館の件にしましても、歴史資料館を検討する歴史ばかりを積み重ねていくのは、いかにも工夫がないようです。御一緒に勉強さしてください。 まず、議案第84号の津都市計画事業津駅前北部土地区画整理事業施行条例についてお尋ねします。山岡・中村・大西議員などからも御指摘がありましたが、2点だけ角度を変えてお聞きします。第8条の土地区画整理審議会の学識経験委員2名と、第20条の評価員5名につきまして、その選考方法と時期などをお示しください。どちらも公平な立場で御苦労なさることはあるでしょうけれども、適切な人選をお願いします。 また、当該地区には、旧参宮街道沿いなどに多くの商店や事業所などの集積があり、ぜひこの際に商店の組織化を行い、事業協同組合なり商店街振興組合なりを結成して得られる独自の近代化補助メニューを引っ張るように、地元に勧めるのもどうかと考えます。声だけでもおかけいただいてはどうでしょうか。きのうまでの議論にもありましたが、現在の津市の人員で行政需要に対応し切れない部分を地元の協力で引っ張ってほしいものだと考えます。答弁を求めます。 次に、森議員からも質問のありました議案第93号の平成7年度津市一般会計補正予算でお聞きします。補正予算の景気対策の総額約4億9,000万円は、適切な規模であったとお考えなのでしょうか。また、国の全事業に対応したとの答弁ですが、とれる補助メニューで落としたような要因はないのか、当局の見解をお聞きします。 ことしの年末補正予算では、全国で静岡市、千葉市、倉敷市、仙台市、広島市、岡山市、高知市など各地で過去最大規模をうたっております。中小企業対策にしても、1兆円規模に対応するメニューが多過ぎて、県の外郭団体の担当者でさえ、覚え切れやんとぼやくほどの量になっています。第4次総合計画を控えて、後段でも述べますが、津市に事業の受け皿として十分な能力をつけていただきたいと思います。 続いて、市政一般に移ります。 どなたもお尋ねですが、第4次総合計画前期基本計画案について質問します。 まず、総体的な財政見通しについてです。5ヵ年計画で予定している市税収入3.8%の伸びが確保されるならば、まさしくこの計画は成果を出すことができるだろう。津市は全国に誇れるまちになることができると確信しています。もっとも、この前期基本計画で各文章の語尾についている推進します、促進します、努めますなどの言葉が、どのようなニュアンスを含めるのか。もちろん日本語として同じ語尾が並ぶのではすっきりしませんけれども、何か違いがあるのでしょうか。 そして、想定したような市税収入の伸びがないときはどうなるのでしょうか。今からそのような想定をするのは縁起でもないことですが、万が一税収の伸びが低かったときを想定して試算をしているのでしょうか。最善を期待しながら最悪に備えるようお願いします。 事業を削ったり、達成時期をおくらせたり、あるいは市民の皆さんに負担を求める時期を早くする必要が出てくると予想されますが、どう対処するのでしょうか、お考えを聞かしてください。 また、計画の達成についての人的な対応を十分にされるよう、強く要望します。 補正予算の規模で答弁がこれまでありましたように、現状が人的対応として限度に近いようでは、心もとないように感じます。 そして、新経済社会計画を受けてお尋ねします。国では、経済審議会の答申を受け、現行の生活大国5ヵ年計画にかわって、13番目の経済計画となる構造改革のための経済社会計画が12月1日に閣議決定されました。当局側からの紹介もありましたが、新規事業の展開や規制緩和、行財政改革の実施などの構造改革を行えば、平成8年度から5年間で、年平均実質3%程度の成長が見込めるが、改革が進まなければ、1.75%程度の低い成長にとどまるとする指標を示し、今までの経済計画に比べて、改革を強く迫る異例な内容になっています。 そこで、津市当局にお尋ねします。この経済社会計画と同様に、国全体という大きなところで構造改革が十分でなければ、到底2.8%の成長さえもないという認識を津市も共有なさっているのか。また、津市という枠の中でも、やはり行財政改革など痛みを伴う改革を実施していかなければ、この前期基本計画もただの机の飾りになってしまうと覚悟されているのかお聞きします。 そして、例えば国や県に対して規制緩和や、森議員も指摘していました地方分権について、三重県市長会などを通じて要望するだけでなく、みずからの意気込みを各課でまとめて、予算要望ばかりでなく、補助金規定の問題点や過剰な規制の撤廃などを国や県などへ働きかけることによって、大きな舞台での構造改革をも側面から応援できるのではないかと考えていますが、いかがなものでしょうか。 政府の構造改革の是非は、今回の津市の5ヵ年計画の是非を左右するものだとの認識を持って、地方から積極的に発信していく心づもりをお聞かせください。 都市マスタープランについては、議会の議論の中で了解しました。 4番目には、市民参加の拡大とそのあり方について質問します。今回の4次総では、その策定に当たり、未来創造懇談会の開催など市民の参加を求め、計画の中でも、緑化推進リーダー、商店街リーダー、地域づくりリーダー、コミュニティリーダーなど、従来に増してさらに参加機会がふえており、非常に高く評価します。多様な意見のくみ上げには、職員の方の御苦労も多いでしょうが、地方自治の実質化という点で、今後も真摯な取り組みをお願いします。 そこでお聞きしたいのは、その市民参加の内容についてです。例えば行政の下請としてつまらない大会に動員して、どうでもいい来賓のあいさつを長々と聞かしたり、あるいは意見を聞くだけ聞いてフォローをしないことがないよう、さらにはボランティアとおだてておいて、無料の単純労働力と使い捨てにしないようお願いします。行政が背負ってきた負担を分けるのですから、政策形成過程の充実の観点からも、意思決定にも市民が参加している、さらには自己実現が図られているという実感を持たせないと、市民はついてこないのではないでしょうか。 例えば意思決定については、自治省が平成6年10月7日に地方公共団体における行政改革推進のための指針についての中で、住民の代表者などから成る行政改革推進委員会を設置し、当該委員会の審議や意見などを踏まえることとするとともに、住民の意識調査などを通じて、住民の意見を反映するよう配慮することとあるように、行政改革という大きな問題に市民の意見を貪欲にくみ取っていくことが必要だと考えています。当局の見解をお聞きします。 その意味で、市政に参加する意欲のある市民には、担当課の予算を説明したり、市民の提言で実現するものがあれば、その市民に連絡してお礼を言うといったこと、要するに議員に対して職員の皆さんが気を使っているようなことと同じことですが、こんな配慮があってもいいでしょう。いかがお考えでしょうか。 5番目には、ごみ有料化などの検討状況についてお聞きします。清津会では、ごみ有料化を議会でも提言してきました。前期基本計画では触れていません。そこで、現在の検討状況をお尋ねします。 市税収入が伸びないとき、水道料金なども含めて、市民の皆さんに御負担をお願いすることがふえる可能性も大いにあると考えています。お聞かせください。 市政一般について、2つ目は、中勢北部サイエンスシティに関する質問です。サイエンス事業につきましては、津市の今後数十年間を左右する大事な事業であり、きついことも多数述べますが、あくまで積極的に推進する立場から質問します。 まず、地域振興整備公団の事業採択を受けてお聞きします。これまで昭和57年度の中勢北部サイエンスシティ開発基本構想の策定に始まり、さらには平成5年度の地方拠点法に基づく地域指定などと、約13年間を経て事業採択となったことは、県当局、市長を初めとする関係者、特に公団の事業採択の重要な時期に、助役の幅広い人脈と豊富な知識を生かした活躍などが大きく影響したのではと受けとめています。改めて関係者の御努力に敬意を表します。 そこで、11月28日に事業採択された計画の今後の事業スケジュールと協議内容についてお尋ねします。 また、地振公団の現地事務所の規模、組織、人事配置、特に津市の派遣はどうなっているのでしょうか。より具体的には、公団、県、そして津の3者で、同事業における覚書を締結したと聞いていますが、その内容はどうでしょうか。公団の投資額はどの程度でしょうか。 さらに、地元住民やもとの地主などにより、未買収の土地の一部の地権者が不法に道路の加工をし、所有権を侵害しているところがあると指摘しており、津市は何ら対策を講じていないとの声も聞きますが、それは事実でしょうか。 そしてもし事実ならば、その不法行為の実態について、私はきのう行きましたが、現地にはこのような(資料提示)看板が30枚以上ありまして、状況は写真で撮影してきましたので、皆さんでまたごらんになってください。(写真提示) この中には、津市の仕事をしている業者さんも含まれていることに疑問を抱きます。当局には、現地に行ったことのない皆さんにもわかりやすいように、これまでの対応も含めて順を追って説明していただくようお願いします。 次に、きのうの大西議員の質問にも応援の言葉がありました企業誘致についてお尋ねします。第4次総合計画には、東京事務所の新設がうたわれ、サイエンス事業の支援的性格の強い施策で、初日の野村助役の答弁にもありましたが、所轄が置かれたときのそごが心配され、行政改革の枠組みの中で企業誘致のセクションが必要だと考えます。もちろんサイエンス推進部と津市土地開発公社の人的配置も当然に再検討されるべきでしょうが、そして事業の成功のため、早期に企業誘致などの窓口の設置を求めます。 従来は、産業労働部に企業誘致を位置づけがちですが、一元化された組織が求められると確信しています。現に、県の方でも、来年1月に知事を本部長とする企業立地推進本部をつくると、きのうの県議会でも明らかにしています。 そこで、東京事務所と企業誘致のための新設課は、サイエンス推進部内での設置ではどうでしょうか。津市土地開発公社の組織強化をどのように考えられますか、市長の答弁を求めます。 また、津サイエンスプラザについてお聞きします。設立に当たって、出資金などのめどは立ったのでしょうか。具体的な出資会社や出資団体と設立時期をお示しください。そして、運営母体の組織、事業内容、人員、事務所や収支見通しはどうでしょうか。議会への報告時期とあわせてお聞きします。 続きまして、一般質問の3番目です。中心商業地の対策については、既に議論が深まっておりますが、私なりの切り口で3点お聞きします。 1つ目は、商業活性化ビジョンについて、その内容と前回の商業近代化地域計画との違い、そして反省点などをどう踏まえた上で取り組んでいかれるのかお聞きします。 市当局と商店街の懇談会では、夜の時間帯に地域に職員が出向かれたことを高く評価しますが、その成果をこれからに期待します。頼りにされる商業担当者としての力量を高めていただきたいと思います。 2つ目は、森議員も質問した丸之内地下駐車場についての方針です。第2回定例会では、地元側の誘致という点で質問をしました。今回は、津市全体の駐車場整備計画の中での位置づけと、今後の方針についてお伺いします。また、私が持っています新聞記事の中では、従来言われてましたような1台当たり2,000万円を超えるようなコストではなく、技術革新によって、1台当たり700万円程度で、しかもその工期が100日前後で地下駐車場が建設できるとの報道もあります。そのような情勢も踏まえて、現在の考えをお示しください。 3つ目は、センターパレス問題の解決です。私なども、市民の皆さんから、センターパレスはどうなっているのかとおしかりの声をいただくことはしばしばありますが、肝心の株式会社センターパレスで何が議論されているのか明らかになっていない状況では、満足な説明もできません。大株主の津市の一員として恥ずかしくなります。12月6日に取締役会があったのは知っていますが、内容は明らかでありません。そして恐らく産業労働部長を初めとして、担当の方も同様のお気持ちだと推察します。 そこで、経営に微妙な情報はともかくとして、経営陣が何社回っているのか、業種は、規模は、といった漠然とした情報については、近藤市長が承知したとおっしゃる中でも、市民の皆さんに納得していただき、さらには一緒に考えていただくためには、何とかしても公開すべきで、津市としても公開を求めていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。そのような情報さえも開示できない経営陣では、その力量さえも疑われます。 いずれにせよ、中心部商業地はどこまで行政で力を入れていくべきなのかと疑問を持たれる方も多いと思いますが、まちの顔として機能できるように、基盤整備だけはよろしくお願いします。私も、ソフト面などで地域を盛り立てていきたいと思います。 市政一般4番目に入ります。来年度の予算見通しについてお伺いします。既に議論もありましたが、第4次総合計画の初年度ということでの予算編成方針と、80%を超える経常費用の扱い、さらには今年度の税収からの来年度の見通しをお示しください。各課でめり張りのある予算を期待します。 来年度も引き続き地方交付税不交付団体となるかどうかもお聞かせください。 5番目は、歴史的役割を終えた条例の見直しを求めます。津市条規類集をめくるだけでも、例えば昭和23年の労働基準法の施行に伴う市職員に係る給与の応急措置条例や、日本国との平和条約の効力発生に伴う職員の懲戒免除及び収入役等の賠償責任に基づく債務の免除に関する条例--ちょっと長いんですけれども-などは、戦後50年の中で見直されてはいかがでしょうか。また、昭和天皇の大喪の礼の行われる日を職員の休日とする条例や、昭和48年度における期末手当の割合などの特例に関する条例などは、果たして必要なのか。また、津市準職員取扱規程なるものがありますが、津市には準職員という身分は現在もあるものなのでしょうか。個々の事例もそうですが、当局側に全般的な条例の改廃の基準があればお示しください。 例えば津市例規審査委員会なるものがあります。審議会が多いと言われる中、機能しているのでしょうか。 市政一般の6番目は、図書館でのAV資料貸し出しについてです。ケーブルテレビでの番組提供に伴う映像公開を図書館の2階で始められ、広く市民に行政の広報をなさっている点は、前向きな姿勢だと感じています。ところが、ビデオブースとなると、いつも混雑しており、学校が休みの期間中は、なかなか容易に利用できません。 そこで提案したいのですが、社会人なども自宅で見られるように、映像や音楽資料の個人貸し出しをこの機会に解禁されてはいかがでしょうか。日本図書館協会の'93年度の調査では、全国で調べた808の公立図書館の中で、ビデオ貸し出しを行っている図書館は525館あり、全体の約65%を超えています。県立図書館が昨年秋に新装オープンして以来、津市の図書館事情は全国に誇り得るものとなっています。既存の映画館やレンタルビデオショップなどと著作権の問題などを協議された上、さらなる整備をお願いし、考えをお尋ねします。 7番目は、特別職の退職金規定についてお尋ねします。特に今回職員の方の不祥事があったからというわけで準備した項目ではありませんけれども、一般職員と違い、懲戒権者である市長さんや助役、収入役さんらの特別職の退職金規定についてお伺いします。 先日、オフィスアルカディア構想に手を上げていました高知県南国市では、有能な行政マンで県の出納長まで務め、2期目に無投票当選したばかりの現職市長と市役所の現職の建設課長が、公共工事絡みの収賄の疑いで逮捕されるという事件がありました。一般職である建設課長は、起訴時に懲戒免職となり、退職金の支給はありませんが、市長の方は辞職願が議会で承認された時点で、約1,770万円の退職金を受け取ることになりました。特別職の退職金の返納規定が条例の中で不備だったためです。 これから大きな事業を同様に抱える津市ではどうだろうかと調べ、一時はそのような規定はないとお聞きしたために、自治省などの通達も取り寄せました。聞き取り段階で、昭和62年の条例改正で、特別職の在職中の事件に関する退職金返納規定ができたとはお聞きしましたが、議事録にはその旨はっきり載っていないということで、現在の執行部がどうとは申しませんけれども、当局としての条例の中で退職金返納規定についての解釈をここでお示しください。 長くなりますが、8番目に、今議会で各会派から質問がありながら、きのうなどは、ふだんは温厚な大西議員がたびたび質問をされながらも、いま一つ当局側に前向きな答弁をいただいていない入札制度の現状について、工事請負契約に関する違法行為の処分についてお伺いします。 まず、礼儀、社会常識などの理解に欠ける業者らに対する当局の受けとめ方と認識についてお尋ねします。非常識きわまりない業者らが、堂々と大手を振って庁内を徘回しているさまを一般市民の方が目にし、いぶかしく思うとともに、議員の私たちに、津市役所は一体どうなっているのか、大きな声を出す者にやはり行政は弱腰なのかと問います。障害者福祉への助成を求める集会に私が先日出席したときには、市役所と交渉しているのですが、大きな声で担当者に怒鳴りつけた方が前に進むというのは本当ですかと、まじめに聞かれるほどです。 私は、最近はそんなことは少ないと思うけれどと答えるのですが、内心でやっぱりまだそんな連中が庁内を闊歩しているのかと思い、当局の対応のこれまでの生ぬるさと、なぜ毅然とした態度で臨めないものか不思議でなりません。 また、正義感豊かな若い職員の皆さんが、もちろん幹部職員の皆さんが違うというわけでありませんけれども、何を感じているのかと思うと、大変ゆゆしき問題と考えます。大声を上げる、わめく、机をたたく、多数で威嚇するなど、この議場の職員の皆さんには実体験はそれぞれ経験され、改めて指摘する必要はないと考えますが、なぜ非常識が津市役所でまかり通るのか、市民の血税で発注工事がなされているという認識が、藤井議員からもお尋ねありましたが、あるのか。職員の皆さんで団結して、この際に十分な検証と反省をする必要があると考えます。 議会では、先週金曜日に全会派で問題の現場視察を行い、大多数がこのような状態を放置できないと認識を新たにしています。黒沢明監督の「七人の侍」という映画を御存じでしょうか。悪徳野武士の侵略を受け、暴力や威嚇におびえていた農民を意気に感じた侍が登場してやっつけるという筋書きです。今回のことは、まさに7会派の侍の登場で野武士と対決することが必要な、当局にとって情けない状態になっているのではないでしょうか。一層の奮起を期待します。 きのうの議会で近藤市長は、いわゆる官官接待についての答弁で、今までどおりというわけではなく、社会常識に照らして一般にどうかということで判断するとの趣旨でおっしゃっていましたが、問題は異なりながらも、これまで述べた非常識な振る舞いについて、行政マンとしてでなく、一般市民の民意を体する政治家として、どのように感じてみえるのか、また、どのように対処していくことが望ましいのかお聞かせください。 そして、今回の処分というのは、これまでしてこなかったことをしたという意味では、前向きな方向だと評価しますが、さらに厳正な処分ができるように制度面での検討をお願いします。答弁を求めます。 このような問題は、業界全体の責任もあると感じますが、経営事項審査の見直しについては、報道では、経審の見直しを10月に建設省でワーキンググループを設置し、来年度中には地域版経審の導入も含めて検討作業に入っているようですし、本市独自の要綱などの検討を抽出検査なり監査なりをさらに実施して作業されるよう要望します。 また、違反業者に対する罰則の強化について、工事発注後の工程管理、指導の上で、業者の不誠実な対応、横暴などがあったときは、津市独自のイエローカード制度を導入したり、次回の入札参加に一定のペナルティーをかけるなど検討されたらどうでしょうか。 最後の民生委員の改選に当たってという項は、聞き取りの段階で了解しました。 今回の質問は、与党会派ではありましたけれども、全般的に辛口になってしまった面は否めないと思います。ただ私としましては、議会はあくまでチェック機関であるとの認識からのものですので、真摯に受けとめて御答弁をいただきたいと思います。 以上で質問終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(安藤之則君) 午さんのため、暫時休憩いたします。   午前11時37分 休憩   午後1時 再開 ○副議長(小林賢司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りいたします。今期定例会に提出されました議案並びに決算審査意見書等につきまして、お手元に配付いたしましたとおり一部訂正の申し出に接しております。つきましては、これを認めることに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(小林賢司君) 御異議なきものと認め、これを訂正いたします。 総体質問を続行いたします。川竹大輔議員の質問に対する当局の答弁を求めます。          〔市長 近藤康雄君 登壇〕 ◎市長(近藤康雄君) それでは、午前中御質問いただきましたことにつきまして、私並びに担当部長からそれぞれお答えをいたしてまいりたいと思います。 まず、議案第93号平成7年度の一般会計補正予算に関しまして、景気対策のことについて御質問がございました。先般、森議員にも御答弁を申し上げましたとおり、経済対策関連につきましては、一般会計で2億5,000万円、下水道事業特別会計で2億4,000万円、総額約4億9,000万円の補正予算をお願いしているところであります。 今回の経済対策は、国の第2次補正予算に基づくものでありますが、それ以外に経済対策といたしまして、本年9月議会におきまして、一般会計で、道路新設改良事業等におきまして約3億円の補正予算を計上させていただいております。これで十分か、こんなふうな御質問には、なかなかその評価もいろいろと思いますけれども、これまで国におきますところの経済対策の状況や、本市の財政状況等勘案しながら対処してまいったつもりでありまして、本市に必要な基盤整備といいますか、そういったものを積極的に対応していく、こんな基本方針で参りたいと思っております。 次に、市政一般で、4次の総合計画にかかわりまして、財政の見通しに関連をいたしましていろいろと御所見を承りました。税収の伸びがない場合、そういったようなことを想定しての第2案、第3案というものはつくっておりません。しかし、御所見にありました最善を期待しながら最悪に備えるよう、こういう御所見は至言であろうと思います。 すなわち事に臨みましては、まずワーストを想定をいたしまして、ワーストが起こったときのサバイバルといいますか、生き残りのための方策を講ずる、こういったことは危機管理の大切な事柄であると思っております。ダメージコントロールといいますか、被害を極限にという措置は計画には盛っておりませんけれども、危機も読み筋にいたしまして対処してまいりたい、こんなふうに思います。 ただこのことは、声を大きくしては申しておりません。一つの目標を持ちながら、津はこういったような形で皆が努力する、そしてこういうことが将来どういうふうにつながっていくか、こんなようなことが大切かと思っております。 次に、新経済社会政策審議会が答申をいたしました経済見通し、すなわち構造改革が十分でなければ、2.8%の成長枠もおぼつかないと認識を共有しているかというお尋ねでございました。昨日も竹田議員にもお話をいたしましたが、非常に厳しいものでありまして、自分自身のできることといいますか、すなわち行財政改革の苦を伴わなければ、よいところ取りといいますか、そんな気楽なものではないと私も思っております。 次に、国に対してもっといろいろと発信をというお話であります。先日も自治大臣がいらっしゃいました。小沢幹事長もいらっしゃいました。厚生省の幹部の方もいらっしゃいました。私も、いらっしゃいました機会をとらまえまして、一首長が何かドン・キホーテのように見えるかなと思いつつも、自分の考えている問題を手を上げてお話をいたしました。雑誌なんかにも考え方は投稿しておりますし、市長会を通じてといったような形だけのものでなく、積極的にやりたいと思っております。 それは、職員にも申しておることでありまして、諸会議で国や県の幹部の前でなかなか勇気の要ることもあります。あの発言はどこの団体かなんて言われ、交付金等で何か意地悪されるんではないかなと心配する向きもあるんかもしれませんけれども、そんなことはないと思っております。主張は十分にと、事あるごとに言っておりますし、私自身もそのような心構えを持っております。 次に、市民の方の参加をと、意識調査等々の導入の御所見でありますが、そのとおりであると思います。実行に努めております。事業や予算の説明等々、御要望があればいつでもお答えをいたしたい、こんなふうにも、私、それから職員も思っております。 次に、サイエンスのいろんな諸点につきまして、スケジュール、覚書の内容、投資額、方法、占有道路、プラザへの出資等々、いろいろと御質問がございましたが、特に御指名のございました管理的事項、組織と定数につきましてお答え申し上げます。 オフィスアルカディアの事業の採択に伴いまして、企業誘致活動を強化、組織的な整備を図ってはとの御所見であったと思います。中村一彦議員にもお答えをさしていただきました。なかなか現段階からも企業誘致活動を充実する必要のあるということは、重々承知をしておりますが、例えばそのための担当課を新設するというようなこと、これはやっぱり企業誘致活動といたしましては、分譲する用地、それから基盤整備、そういったような状況と連動いたしまして、段階的に実施をしていきたいと思っております。 今は、まだ造成工事に着手をしておりませんので、企業活動といたしまして、津市、それからサイエンスシティについて、その位置や条件、それを十分関係の皆さんに御理解をいただき、うまくいけば企業の設備投資計画なんかにも組み入れていっていただくことがまず必要かと存じております。 しかし、今までのようなことではございませんで、東京においての誘致活動の拠点を設置いたしますほか、誘致活動に携わる人的な強化も図ってまいりたいと思っております。 次に、土地開発公社の組織強化でございます。業務といたしましては、用地買収業務、それから地域振興整備公団の事業採択に伴うところの売買契約、登記事務等がこれからの主たる事務でございまして、それぞれ相当厳しい状況ではございますが、引き続きサイエンス推進部と一体となりまして取り組ましてまいりたいと思っております。 しかし、来年度におきましては、造成工事着手に向けましての実施設計、それから開発許可申請手続等の業務が予定されておりますので、技術部門の強化が必要であろうかと思います。現在、公社10名が当たっておりますが、常務からは3名程度増員、こんなふうな要請を受けております。人の数につきましては、かねがねも申しておりましたが、両面ございますので、そんな中で公社の業務に停滞のないようにやってまいりたいと思っております。 それから入札制度の問題でございます。総括といいますか、基本的に私がお話を申し上げ、そういう考え方の中で、それぞれ担当部長が個々の問題についてはお答えを申し上げてまいります。 最初、山岡議員から御質問がございまして、私が申し上げた観点は、公平、それから透明性の確保、それから地元企業、産業の振興育成、こういったようなことを大事の部分としてとらえまして、1年8ヵ月の試行を経てまいりました今、諸問題を整理をしていく、こんなふうに申し上げました。 もう少し掘り下げましていろいろの御指摘がございました。非常識な業者云々の御指摘もございました。大勢の人の生活にもかかわることにつきましての一部の人の非常識かそうでないかの判断をなかなか軽々しく行うことはと、こんなふうにも苦慮はいたしております。 しかし、その非常識と指摘されたことにもかかわらず、職員は毅然としてルールの定めるところによりまして業務を行ってきた、また行っていくと信じます。正義感豊かな若い職員云々のお話もございました。何を感じているかということよりも、何を感じるべきかといえば、今申し上げましたそのようなことに惑わされない公正な業務執行の大切さであろうかと思います。規則とか規定でどの線で律すれば、上位の法規、いわゆる機会均等の公平さ、平等の担保等々に背いたことにならないのか、専門家の意見も十分聞きまして対処してまいりたいと思います。 それから処分基準案でございますが、これは十分御承知のところでのまた御所見だったと思いますが、一つの事件に当てはまるのではなくって、すべての秩序維持のためであります。このようなものは、国とか県、ほかの地方公共団体、いわば日本国内おおむね同じような程度の基準が望ましいものと考えます。 また、最後の御所見の工事発注後に不誠実な対応、横暴があったときの対応は、現行の規則にもそれに対処する方途もございますけれども、活用できない制度であるということであれば、検討を行います。 残余、担当がそれぞれと……。          〔都市計画部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎都市計画部長(小河俊昭君) 土地区画整理審議会委員の選考について御質問をいただきましたので、御答弁申し上げます。 審議会委員につきましては、定数は10名とするもので、そのうち権利者の方から8名は選挙で決定され、2名の学識経験委員の方は市長が選任することと規定いたしております。この学識経験委員につきましては、法においては、土地区画整理事業について学識経験を有する者から選任することとされており、さきに完了いたしました津駅前第二土地区画整理事業の例では、県あるいは市の行政経験者から選任いたしており、選任の時期としては、選挙による委員が決まったときにあわせて選任したいと考えております。 また、評価員につきましては、定数を5名と規定しておりまして、法においては、土地、建築物の評価について経験を有する者とされており、さきの区画整理事業の例では、法務局、税務署、金融機関、商工団体、市の税務部門の職員から選任いたしており、手順といたしましては、審議会の同意を得て決定することとなっておりますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。 次に、丸之内地下駐車場につきまして御質問をいただきましたので、御答弁を申し上げます。 駐車場を整備いたしますには、まず津市全体の駐車場整備計画への位置づけを必要といたします。この計画につきましては、三重県が平成8年度に実施予定をいたしております総合交通体系調査の結果を踏まえまして、平成9年度に策定する予定をいたしております。これに先立ちまして、大門、丸之内を中心とする地区につきましては、まちづくりと一体となった駐車場のあり方を検討してまいりたいと考えております。 しかしながら、昨日も森議員に御答弁申し上げましたように、費用の面、施工の面、また維持管理の面と、数多くの問題点を整理する必要がございますことから、地域の皆様、関係機関と十分な協議をお願いいたしたいと思っております。そのようにして取りまとめました考え方は、さきに申しました津市全体の駐車場整備計画へ反映してまいる所存でございます。 また、お話になりました安価な建設費の件につきましては、その工法、構造、形態が適合するかどうかという点もございますので、今後の参考とさせていただきたいと存じます。よろしく御理解を賜りたいと思います。          〔産業労働部長 村田佳美君 登壇〕 ◎産業労働部長(村田佳美君) 議案第84号商業者の組織化はという御質問にお答え申し上げたいと思います。 当計画地区には、商店街の組織として、任意団体である上浜町商店連合会がありますが、同連合会より南側に隣接の商店におきましては、商店街としての任意の組織もまだできていない状況でございます。 市といたしまして、現在当商店連合会に対し、法人化への指導等は行っておりませんが、法人の商店街組織につきましては、商業基盤施設整備事業の補助事業とか、中小企業事業団の高度化資金の融資対象となるなど、商業の活性化にもつながりますことから、今回の土地区画整理事業を契機として、法人化に向け組織化されますよう働きかけてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、商業活性化ビジョンについてお答え申し上げます。御案内のように、商業を取り巻く環境は非常に厳しい状況にあるわけでございますが、こうした中、商業振興を通じた地域の活性化を図るため、商業環境の現状分析のもと、課題の整理を行い、振興の方策に係るビジョンを策定しようとするものでございます。 策定に当たりましては、消費者動向を把握するため、消費者アンケートを実施するとともに、商業者、消費者、学識経験者、行政関係者の皆さん方に御参加いただき策定してまいりたいと考えております。 津商工会議所を中心として策定されました津地域商業近代化地域計画は、昭和60年度に基本計画を、また平成2年度に実施計画を策定され、市中心部の商業集積について、商業施設の設置など、主にハード面の計画策定を行ったものでありますが、今回の商業活性化ビジョンにつきましては、活性化への方策としてのソフト面からの振興と、ハード面の整備の方向性につきまして検討を行い、策定しようとするものでございまして、今回は市全体の区域を対象としているところでございます。 本ビジョンの策定に当たりましては、津地域商業近代化地域計画策定後の状況の変化など踏まえまして、ビジョンを策定してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 次に、ダイエー跡対策についての御質問でございますが、株式会社津センターパレスの問題につきましては、今議会でも、中村議員、竹田議員の御質問に市長が御答弁申し上げたところでございますが、残念ながら解決に至っていないのが現状でございます。 御質問の情報公開につきましては、現在ダイエー側と賃貸契約などについて意欲的に交渉を継続中ということでございますし、また会社訪問も相当数の会社を訪問されているということは聞いておりますが、いずれにいたしましても、会社として鋭意解決に向けて努力されていることから、その交渉過程を見守っていきたいと考えておりますが、一日も早い解決に向けてなお一層の努力をお願いしていくとともに、市といたしましても、できる限りの協力をしてまいりたい、こういうふうに考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。          〔市長公室長 森 貞夫君 登壇〕 ◎市長公室長(森貞夫君) 第4次津市総合計画前期基本計画にかかわりましての御質問で、市長さんがお答えになりました残余につきまして、私の方からお答え申し上げます。 前期基本計画案に係りますごみについての御質問でございますが、私たちは、市民の皆さんにできるだけわかりやすい計画にしてまいりたいという考えのもとに、事業の実施主体を明確に表現いたしたものでございます。 具体的に申し上げますと、御質問にもございましたように、市が主体的に実施する事業につきましては、推進する、努めるというようにいたしております。市以外の団体等、例えば国、県等が主体的に実施する事業につきましては、促進するといたしておりますので、御理解のほどお願い申し上げます。 次に、人的な対応につきましての御質問にお答え申し上げます。第4次津市総合計画前期基本計画案に伴います人的な対応のことでございますが、事業の進捗状況に応じ、今後各部長との協議等を密に行いながら、限られた人的資産であります職員の健康管理等も十分配意し、適正な職員配置に努めてまいりたい、このように考えております。御理解のほどお願い申し上げます。 退職金規定につきましての御質問にお答え申し上げます。御質問のありました特別職にかかわります退職手当の返納につきましては、それぞれ給与及び旅費に関する条例におきまして、一般職の例によると規定されております。 一般職の場合を申し上げますと、津市職員の退職手当に関する条例第13条の2に規定されております退職手当の返納といたしましては、退職した者に対し、既に退職手当が支給された後において、在職期間中の行為に係る刑事事件に関し刑に処せられた場合、一般の退職手当等の全部または一部を返納させることができる旨の規定を設けております。御理解のほどよろしくお願い申し上げます。          〔環境部長 家城隆一君 登壇〕 ◎環境部長(家城隆一君) ごみの有料化についてでございますが、津市では現在西部清掃工場と白銀環境センターへ搬入されます事業系のごみと、一定以上の量の家庭系のごみにつきましては使用料をいただいておりますけれども、家庭ごみの収集については無料とさせていただいております。 家庭ごみの収集の有料化は、負担の公平が実現でき、またその経済的誘因によりごみの減量の効果が高いものと言われておりますが、このようなことから、家庭ごみの収集を有料化する市町村が見られますが、平成7年6月議会で市長からお答えしましたように、まずは減量施策を積極的に進めることにより、ごみの減量とリサイクルの促進を図ってまいりたいと考えております。有料化につきましては、各市町村の動向等をも調査してまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。          〔サイエンスシティ推進部長 野田武義君 登壇〕
    サイエンスシティ推進部長(野田武義君) 中勢北部サイエンスシティに関しまして数多くの御質問をいただきました。基本的な部分につきましては市長から答弁がされておりますので、残余の分につきまして御答弁申し上げます。 まず、事業採択後の現地事務所の規模、組織、人の配置及び今後のスケジュールはという御質問でございますが、現地事務所につきましては、産業業務施設用地造成事業--オフィスアルカディア事業でございますが、この事業を円滑に推進するため、現地事務所の設置が平成8年4月に予定されておりまして、現在、候補物件の選出がされておるところでございます。 規模といたしましては、他の地域の例から、約150平米程度で、現場、津オフィスアルカディアとの近接性、職員の通勤の利便性が確保できることとされておりまして、市役所あるいは津駅周辺に設置されるものと思われます。 次に、現地事務所の人員規模はということでございますが、他地区のオフィスアルカディア事業の先発事例から見ますと、人員といたしましては、職員5名程度及び臨時職員等で構成される見込みでございますが、このうち県、市よりそれぞれ技術部門1名ずつの派遣が希望されておりまして、年度末までに派遣協定を行い、対応してまいりたいと存じております。 次に、今後のオフィスアルカディア事業のスケジュールでございますが、現在津市土地開発公社におきまして、事業用地取得に係る分筆の作業を行っておりまして、これの完了後に用地売却を行う予定でございます。 現地事務所開設後につきましては、同事務所におきまして、造成工事の実施設計及び開発に関する協議が行われまして、平成8年度末ごろには造成工事が着手されるものと思われます。 次に、覚書の内容につきましては、さきの全員協議会におきまして、地域振興整備公団への事業要請に当たりまして、事前に提出する津オフィスアルカディアの整備に関する基本方針につきましてお示しをさしていただいたところでございますが、覚書の内容といたしましては、この基本方針をより具体的にしたものでございまして、その主な内容といたしましては、企業等誘致推進機関の設置や立地助成制度の創設などの企業等誘致体制についてを初め、用地取得が完了するための公団への協力、各関連公共施設等の整備に当たっての公団と地元の負担区分、さらには同区域における農地法、都市計画法の手続や、地域住民との調整への協力などについて定めたものでございます。 次に、公団投資額でございますが、地域振興整備公団におきます津オフィスアルカディア事業約38.74ヘクタールの投資額、概算事業費につきましては、今後地域振興整備公団におきまして実施設計、地質調査並びに各関係機関との協議を経まして明確になってこようと存じますが、現段階におきましては、平成6年度に実施いたしました基本設計に基づき、また事業要請に伴う基本方針の関連公共施設等の負担調整により試算をいたしますと、用地取得費、調査費及び造成工事費の直接工事費でおおむね70から80億円程度と予測されるのでないかと存じておりますが、この事業費につきましては、今後増減が生じてこようと存じます。 次に、中核施設、仮称津サイエンスプラザにつきましてお答え申し上げます。同施設の整備及び管理運営主体となる第三セクター株式会社津サイエンスプラザへの出資につきましては、おかげをもちまして、設立時に予定いたしておりました出資金15億2,000万円については確保ができる見込みが立ちました。特に、民間企業からは、12月7日現在、1億2,000万円余りの出資の御承諾を得ておりまして、残る数社が社内稟議中と聞いておりまして、これらは年内に御返事がいただけるようにお願いしております。 これとともに、地域公団の6億円、三重県の3億円、河芸町の5,000万、当市の4億7,000万を合わせまして、15億4,000万円余りの資本金でスタートできる運びとなりました。 当中核施設は、産業業務機能を支援する施設として、研究開発、人材育成、情報通信、業務等の諸機能を有したサイエンスシティ全体のシンボルとしての役割とともに、オフィスアルカディアあるいはサイエンスシティへの企業の立地を促すような役割を担っておりまして、これらの役割が十分果たせるよう、今後とも第三セクターへの参加企業等の意見も参考にしながら、第三セクターにおいて、施設整備計画についてさらに検討を重ねてまいりたいと考えております。 次に、第三セクター株式会社津サイエンスプラザへの具体的な出資会社や団体はとのお尋ねをいただきましたが、通例、出資企業の公表につきましては、会社設立の発起人会を経て行われるものでございまして、出資企業等設立に係る事項につきましては、2月上旬に予定をしております設立発起人会におきまして審議されることになりますので、この後、改めまして議長さんとも御相談申し上げまして、議員の皆様に御報告の機会を持たせていただきたいと考えております。 次に、第三セクターの設立時期についてでございますが、本年中に民間企業からの出資者の確定を行いまして、来年2月上旬に設立発起人会を開催し、所要の手続を経て3月末に設立総会を開催し、会社設立にあわせまして、関係事務を執行する事務所を開設してまいりたいと考えております。 また、運営体制といたしましては、社長以下、常勤で実質的に会社を統括する専務取締役と、非常勤の取締役10名程度を想定しております。この体制のもとに、当面の主たる業務となる施設建設に向けての業務を担当する業務部門2名、経理等会社の管理業務を担当する総務部門に1名、合わせて4名と臨時職員1名で臨むこととしておりまして、民間会社からの出向も含めて検討をしているところでございますが、施設完了後の本格運用開始時には、さらに人的増加も必要であると考えております。 最後に、第三セクター株式会社津サイエンスプラザの事業収支計画及び事業内容でございますが、本年度当初予算に当たりまして、第三セクターへの出資金の計上に当たりまして、去る2月17日の総務財政委員協議会におきまして、単年度黒字転換が会社設立から10年度目、累積赤字解消が13年度目になるとの見通しをお示しさせていただいたところでございますが、その後地域公団等とも協議を行いながら、より適切な収支計画とするよう現在も検討を加えているところでございます。 当収支計画の策定に当たりましては、民間企業の意向等も踏まえたより具体的な検討が必要とされるため、会社設立後におきまして、整備計画を含めてさらに詳細に検討してまいりたいと存じますので、御理解いただきたいと存じます。 また、当第三セクターにおきます事業の内容といたしましては、オフィス、研究室、会議等業務支援施設の提供や、人材育成のための研修、講習会等行うことと予定しておりますが、事業収支に反映されるようあわせて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。 以上でございます。          〔財務部長 大河内徳松君 登壇〕 ◎財務部長(大河内徳松君) 中勢北部サイエンスシティ第1期事業区域内の未買収地の一部地権者の不法行為とこれまでの対応等について御質問いただきましたので、お答え申し上げます。 当事業区域内には、一部未契約の土地が所在しておりますが、今年7月上旬に、そのうちの地権者が、さく、立て看板等を設置し、整備をしているとの連絡をいただきました。早速現地を見にいきましたところ、構図上での境界確認はできませんでしたが、当公社が買収した土地へのそれらの施設が入り込んでいるように見受けられましたので、相手側に対しまして境界の立ち会いを申し入れましたが、立ち会いには応じられないという返事がまずございました。 その後、当該用地に隣接いたします土地の従前の所有者--現在はもう開発公社の土地になっておりますが、その方に現地立ち会いをお願いいたしまして確認をいたしておりますが、境界は双方の立ち会いにより確定する必要がございますので、その後もその持ち主に対して再三にわたり境界立ち会いを申し入れを行ってまいりましたが、依然として立ち会いに応じないのが現状でございます。 また、現在の状況でございますが、御指摘のように進入道路を広げて加工していること、また自分の土地及び周辺では、ニワトリ、ウサギ等の動物の飼育とシイタケ栽培等を行っていることは事実でございますが、当該土地は当初から買収させていただく予定であり、買収に対するお願いをしているところでありますので、用地買収することを前提として対応してまいったところでございます。 しかしながら、いつまでもこのまま放置することはできませんので、一定時期には所定の手続を講ずる必要があると考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、来年度予算の見通しについて御答弁申し上げます。一般会計の予算規模につきましては、先日来、市長の方から御答弁申し上げておりますが、おおむね平成7年度当初予算と同規模程度の約450億程度と見込んでいるところでございます。 そこで、一般会計の大半を占めます来年度の市税収入の見通しでございますが、これも御案内のとおり、昨今の経済状況等を見てまいりますと、多くは期待できない状態でありますが、現時点での見通しではございますが、給与所得の伸びや土地の負担調整等に伴います伸び等を勘案いたしますと、平成7年度の収入見込み額、現時点でありますが、約254億円程度と見込んでおるわけでありますが、この額に対しまして約3%台の伸び、増が確保できるものと考えております。 また、平成8年度の予算編成方針につきましては、作業手順といたしまして、歳出面では、お尋ねでございました経常経費でありますが、徹底した既定経費の見直しや事務の改善を図ることといたしまして、原則的に前年度当初予算額の95%以内とすること。また、そのうち特に食糧費につきましては、災害関係経費を除きまして、前年度当初予算の90%以内とし、投資的経費は、地方拠点事業及び関連事業費等を除き、前年度当初予算程度、また歳入におきましては、過去の実績及び国の制度や経済動向を十分検討するとともに、使用料等の見直しにより、積極的に財源を確保するよう努めていくというようなことになっているところでございます。 続きまして、来年度の地方交付税のうち、普通地方交付税の見通しについてでありますが、例年、新年度の地方交付税の規模につきましては、年明け1月から2月の初旬に例年示されております地方財政計画でその概要を把握していますことから、現時点での見通しは困難でありますが、これも御案内のとおり、普通地方交付税は、所得税ほか国の5税の一定割合がその財源となっておりますことから、昨今の国の税収の状況や本市におきます市税収入等財政状況から勘案いたしますと、かなり厳しい状態にあるのではないかというようなことを思っているということでございますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。 以上であります。          〔総務部長 平松利幸君 登壇〕 ◎総務部長(平松利幸君) 歴史的役割を終えた条例の見直しということで御質問をいただきましたので、お答え申し上げます。 条例は、その制定目的が達成された場合には、一応廃止されるべきものとなるわけでございますが、この条例の廃止と申しますのは、現に有効に存続しております条例を形式的にも実質的にも消滅させるということでございまして、条例の廃止の手法につきましては、他の条例の制定あるいは改正に伴い、一種の整理の意味からその附則により廃止する方法と、もう一つは、本則により廃止する方法、すなわち既存の条例が何らかの理由により必要性がなくなった場合に、その廃止そのものを直接の目的として条例を制定するもので、いわゆる廃止条例を制定する方法でございます。 また、この条例は、こうした廃止の立法措置がとられない限り有効に存続するものではありますが、条例によっては、そのような措置がとられていなくても、適用対象等の消滅あるいは行政目的の達成等により実効性を喪失していると考えられるものがございます。こうした例は、国の法律等におきましても、また本市を初めとする地方公共団体におきましても、幾らか存在するのが現状でございます。 しかしながら、条例の制定目的が達成された場合には、条例は廃止されるべきものであるという考えに立ちますならば、廃止することは当然のことであると思われますので、本市において廃止されてもよかろうと思われます条例について、その制定の経緯等を見てみますと、現存する法律との関係から制定に至ったもの、国から出され現存している準則、通達等に基づき制定に至ったもの等が多く、条例の廃止等による見直しの必要性につきましては、国における考え方等を見きわめた上で、他の地方公共団体の対応等も参考にして、各部課におきましていろいろ調整のもと、やはり精査検討の上、適切に対処してまいりたいと存じております。御理解をいただきたいと存じます。 なお、御指摘ございました津市準職員取扱規程における準職員という身分でございますが、現在どうかということでございますが、この規定は昭和33年に制定されまして、準職員の任用、給料、退職手当、勤務条件、服務等について規定しているものでございますが、現在職者にも同規定により退職手当にかかわっての規定が適用される部分がございますので、準職員で任用された職員が在職する期間は必要であるのではないかなと認識いたしております。 また、例規審査委員会なるものは実際に機能しているのかという御質問でございました。同審査会規定は、昭和43年に制定されて、これにより例規の審査を行うため当委員会が設置されたものでございますが、個々の例規に関しましては、各担当部課の責任のもと、関係職員出席の中、検討会議等が開催されております。そして検討なされておるのが通例となっておりますが、これが例規審査委員会にかわる機能を果たしておりまして、昭和56年以来、その開催は途切れた状態となっております。 しかしながら、例規そのものの所管が複数にまたがったり、また複数の関連例規の一括改正を行ったり、あるいはある種の例規を全庁的な立場のもとに検討していかなければならない、こういった場合が想定されますことから、このような場合には例規審査委員会の機能を発揮させる必要があるようにも考えられるところでございます。御理解いただきますようお願い申し上げます。          〔教育長 荒木 務君 登壇〕 ◎教育長(荒木務君) 御質問いただきました視聴覚資料の個人に対する館外利用につきましては、図書館サービスの充実を図るため、著作権法上の問題をクリアした資料について貸し出しができるよう、今後検討してまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆1番(川竹大輔君) 約45分にわたり答弁いただきましてありがとうございます。 今議会ではっきりわからなかった近藤市長の率直な心情の吐露を初め、関係各担当の方から、駐車場のことですとか、あと商業者の組織化といった面で前向きな御回答いただきましてありがとうございます。 では、的を絞った形で再質問をさせていただきますけれども、まずこちら、補正予算の方は、以前ウルグアイ・ラウンドで対応されたときは最大規模だったとはお聞きしてますけれども、いざといったときの国の、県のお金出すよといったときに、うまく対応できるようなあり方を引き続き考えていただきたいと思います。 そして、第4次総合計画の方で言葉について少し質問さしていただきまして、大体わかったとこもあるんですけれども、そういったことを付録の部分にちょっとでもつけていただければなというふうには思いますので、要望といたします。 そして行革大綱を受けてというか、行政改革の推進委員について民間からというお話がちょっとなかったように思うんですけれども、そちらについて、ぜひ民間の意見を聞くといった意味で設置をお願いしたいというふうに思います。この件は答弁お願いしたいと思います。 それからサイエンスにつきまして、私の方もきのうの朝、実際に現場を拝見させてもらったときは、なぜこんな行為が放置されているんだろう。あのあたりはよく自嘲されて津市のチベットというふうにも言われたりする地域ではありますけれども、何かまるでビルマの奥地の国境地帯あたりの麻薬王のとりででもあるような、何かそういった周囲のありさまに本当に驚きました。 例えば赤道を勝手に既に買収した地区まで拡幅したり、あるいは自分の土地の倍以上の面積を占有しているというありさまは、幾ら買収しなければいけない相手だからとはいえ、遠慮することは、このような不法行為には全く不要ではないかというふうに思います。ぜひ境界の立ち会いを求める上で、不動産侵奪罪など刑事告発も辞さないとの覚悟で臨んでください。幸いにも、当市には消防長さんは県警の出身だというふうにお聞きしてますので、そちらにも御相談の上でぜひお願いします。答弁を求めます。 また、このように津市の浮沈にかかわる事業の妨害をするような業者、それも、先ほども回しましたけども、単独ではなく複数いるわけですね。そんな業者さんらに、何で津市の仕事を回してあげんといかんのやろかというのが、素朴な市民感情からして疑問だと思います。これは本当整備の不備なのか、それとも運用がまずいのかわかりませんけども、これから議論する必要があるのではないか、このように考えております。 そして、サイエンスの方なんですけれども、先ほどサイエンスプラザといったあたりで話ありましたが、こちらの方で今なかなか誘致が全国的にも進まないといった状況の中で、これから設置される支援センターにつきましては、どんな企業が来るのか、ある程度決まった上でどんな支援をしていくのかといった体制をつくっていく方が、順番としてはありきではないのかなというふうには思いますので、ぜひ御見解をお願いいたします。 続きまして、センターパレスの件なんですが、これは本当近藤さんが承知したとおっしゃった中で、ぜひ、相当数回っているというならば何社回っているのか、またその何社から返事が、イエス・ノー、イエスがあったのか、出張の日数、場所といったことについては明らかにしていただきたい。間違っても、これからつくる例えばサイエンスプラザのような会社は、そのような不透明な形にならないように、ぜひ注意していただきたいなというふうに思います。これも答弁を引き続きお願いします。 続きまして来年度予算につきまして、交付団体か、不交付団体か、どちらかというと、かなり厳しい状態ということで、はっきりお答えがなかったんですが、今の市税収入がこれから3%台確保されていく中でどうなのか。果たして不交付団体になることが望ましいのかどうか。私としては、ぎりぎりの不交付団体というのは、何か余りいいものじゃないなというふうには思いますので、適当な工夫がされるようにお願いします。 あと、図書館のビデオ資料にしましても、既に1989年の段階で日本図書館協会とそれから洋画関係のソフトメーカーの間で協定ができてるわけでございますので、でもそれからも大分時間たっておりますし、ぜひとも早い解決を望みたいと思います。 以上で再質問とさしていただきます。 ○副議長(小林賢司君) 当局の答弁を求めます。 ◎市長(近藤康雄君) サイエンスの用地取得につきまして、今93.3%の進捗であります。未買収地の原因といいますか、さまざまなものがあると思います。用地買収にありがちな、もうすべてのケースがあると思っていただいて結構かと思います。そしてこの事業、収用対象事業でございませんので、開発公社職員、一つ一つ納得をしていただいて協力をいただけるよう、こんなふうに努力を重ねているところです。 御指摘をいただきましたまだ協力を得られない地権者のケースも、努力を重ねている最たるものであるかと思います。 開発公社には、私も市の関連事業等々と関連させて交渉することは控えて、あくまでも誠実に地権者対買いつけ者といたしまして、市の事業の重要性をよく認識してもらい、協力を得るように、こんなふうに言っております。 もちろん、御所見にありましたように、正当な権利が侵奪されているということが明白であれば、しかるべき処置はとりたい、こんなふうに思います。 一つ御理解いただきたいのは、この方法がすべての解決につながるものではないといったようなことから、開発公社は十分努力を重ねてきた、こんなことを御理解いただけたらなと思います。 それからセンターパレスの問題で、承知したと申し上げたのは、その一つ一つの内容を、今外に、交渉経過中ですので、出すことを少し控えたいということを承知したのであって、やっている事柄はそれで結構と承知したわけではございません。ですから、私としては、取締役でありますけれども、職員に対しても、もっとこういった点をというふうなことは、取締役会を通じてでもどんどん言っているつもりでありますので、承知したというのはそういう意味です。 それから交付税は、これは確かにおっしゃるように、ぎりぎりの不交付団体というのは、何かまことに、ということでありますけれども、大きな交付団体から見ればうらやましい、こういうことであります。ですから、これはお話しすると長くなりますが、交付税の仕組みの中で、基準財政需要額を我が方にどんなふうに計算を持っていってもらえば交付税の対象になり、それから市の財政規模が膨らむかということを制度的に研究していかなければならんと思います。そういうことを努めてまいりたいと思いますので、御理解ください。 ◎市長公室長(森貞夫君) 行政改革の推進につきましての委員の意見は民間からということにつきましての御質問にお答え申し上げます。 現在、第4次総合計画の策定にあわせて、行財政改革を進める基本的な事項や考え方を整理しているところでございます。平成8年度には、市民の方々にも御参加いただくというんですか、御意見をちょうだいしながら全庁的に取り組んでまいりたい、このように考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ◎サイエンスシティ推進部長(野田武義君) 中核施設の整備につきまして、全国的事例の中から、なぜ整備を急ぐのかということでございます。 当中核施設につきましては、産業業務の支援機能を中心とした機能を持つものでございまして、企業立地後の支援機能と、それから同時に企業を誘致する条件の一つになるものであると存じております。したがいまして、また当施設は、産業施設のシンボルともなる機能を有します。したがいまして、核となりますオフィスアルカディアのみならず、サイエンス全体の企業誘致のためのいわゆるマグネットと申しますか、そういった機能も果たすものではないか、また基盤の一つでもあると認識をしているものでございます。 また、公団から出資6億円いただいておりますけれども、この施設につきましても、できるだけ早い時期に整備をするようにとの指導も受けているところでございます。 しかしながら、全国的な事例といたしましては、いわゆる第三セクターを設立後に、先ほど御答弁申し上げましたが、第三セクターの方でさらに検討を重ねられまして、地域ニーズの把握でありますとか、進出企業の御意見を聞いた上で施設整備をされておる事例が多数ございますので、そういったことも研究いたしまして、これからの取り組みをしていきたいと思います。 ◆1番(川竹大輔君) 再び答弁いただきましてありがとうございます。 最後に、これは先ほどの行政改革の件ですけれども、私は、今回の前期の基本計画の中で掲げられている行政改革というのは、本当にこれを行政改革大綱だというふうに背表紙を新しくして発表しても適当なぐらい、よくまとまっているものだと高く評価はするんですけれども、ただそこの中で、今後民間の方の推進委員というのかな、加えていくといった方向で、例えば73ページの第3章のところに、1、2、3、4と項目は書いてますけれども、その5番目のところぐらいに加えていただくよう、強く要望しておきたいというふうに思います。 そして、ずっと議論になってます不法行為に対して、7月に発見されたということで、今12月ですので、なぜその長期間にわたり黙認してきたのか、その辺が津市の姿勢としてふさわしいものであったのかといったところは、今回の問題点だというふうには思いますけれども、こちらの方は議長の方にも要望したいんですけれども、ぜひ議会の方でも、7会派の侍というふうに僕の方は言いましたけれども、ぜひ請負工事等正常化についての特別委員会などを設置されるように、会派として強く望みたいと思います。 以上で質問終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○副議長(小林賢司君) 総体質問を続行いたします。8番前田剛志君。          〔8番 前田剛志君 登壇〕 ◆8番(前田剛志君) 大変お疲れの中ではございますが、いましばらくお付き合いをいただければというふうに思っております。 私は、本定例会議におきまして初めての質問をさせていただくわけでございますが、何分不なれなところもあろうかと思いますので、何とぞ皆様方の温かいお気持ちでお許しいただきまして、諸先輩議員の皆様方の温かい御声援と、当局の皆様方の誠意ある御答弁をお願い申し上げ、本来の質問に入らさせていただきます。 今回の定例議会は、第4次の津市総合基本計画の前期基本計画案が全員協議会で提示されてから初めての議会でございます。今議会で質問さしていただけることを感謝申し上げ、今後の津のまちづくりを進めていく上での大変重要な第4次基本計画案に対する質問を中心に、市政一般に対する質問6件について質問さしていただきます。 一昨日からの論議内容におきましては、理解さしていただいた項目は極力省略さしていただきたいと思いますが、一部視点の異なる項目につきましては、若干重複するところもあろうかと思いますが、御理解いただきますようよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。 それでは早速質問に入らさせていただきます。 まず最初に、行政組織につきまして数点お伺いいたします。 まず1点目ですが、4月に実施されました行政組織改正についてお伺いいたします。今回の組織改正では、より効率的かつ効果的な行財政運営を追求するとともに、市民にとってわかりやすい行政組織を目指して、大規模な組織改正を実施されましたことは、大変評価いたしております。現時点におきましては、問題点も少なく、順調よくいっているように受けとめていますが、さらなる企画部の充実や、各部署間の横の連携強化を図っていくべきではないかと思っておりますので、現時点での企画部署としての評価や成果につきまして、どのようにとらまえてみえるのかお伺いしたいというふうに思っております。 それと、続きまして時間外実績等、先ほども午前中の論議の中でもございましたが、一部業務繁忙部署が見受けられるのではないかというふうに思っております。そういったことからも、ピーク業務的な内容もあろうかと思いますが、具体的な解消策につきまして、組織改正の中でどのように対処されたのかお伺いしたいというふうに思っております。 今後の対応策につきましては、午前中の論議で理解さしていただきましたので、それ以上の御答弁があれば、あわせてお伺いしたいなというふうに思っております。 それと続きまして、組織改正のフォローについてでございますが、これは昨日の論議で実態調査を既にもう実施いただいておるということでございましたので、了解いたしましたので、割愛さしていただきたいというふうに思います。 次の2点目の第4次基本計画の推進体制についてでございますが、昨日の論議内容で、現行の職員定数を維持し、頑張っていくとの市長さんの心強い決意表明をお聞きいたしましたので、総論としては、私も理解するものではございます。しかし、各論の部分でやや不安がございますので、具体的な部署について、数点要望と1点質問をさしていただきたいなというふうに思っております。 特に推進体制の中で私が危惧しておる部署といたしましては、やはり業務量が、新規業務も含めながら大幅に増加される部署、3つの部署についてお伺いしたいというふうに思います。 具体的には、先ほども論議がございましたが、サイエンス推進部でございます。本格的な事業がいよいよこれからスタートしまして、関連組織への職員の派遣、さらには地域公団等、所内等含めながら総合調整業務、さらには事業の成功がかかった企業誘致活動等の大変重要な業務があるわけでございまして、要員の充実とともに、業務内容の変更に伴いまして、適材適所といいますか、そういった業務内容に適した人材の派遣も配慮もいただきたいというふうに思っておりますので、この点につきましては要望とさしていただきます。 それと2つ目の部署といたしましては、下水道部でございます。一昨日からの論議でも出ておりましたが、今後の5ヵ年計画の中で、現在の年間平均の伸び率が約1%を3%に引き上げていこう、それによって平成12年度には普及率30%を目指していこうという計画でございますので、本当に単純ではございますが、現在の業務量に対して、約3倍になるんではないかというふうに推察申し上げておる次第でございます。このことからも、当然要員の充実は図られるものと思っておりますが、業務量に対しまして適正な要員が配置されますよう、これも強く御要望申し上げたいというふうに思っております。 それと3部署目ですが、都市計画部についてお伺いいたします。都市計画部につきましては、都市マスタープランの策定を初め、大きなプロジェクトを多数抱えております。そういったことからも、要員の充実もさることながら、組織的なやはり見直しが必要ではないかなと考えております。そういったことからも、都市計画部といたしましては、企画業務と事業推進業務を兼ねた部でもございますので、事業推進業務に日常の業務に流されないような企画業務の組織的な充実も必要ではないかと考えておりますので、組織機構の見直しという観点で、この一点のみ御答弁をお願いしたいというふうに思っております。 続きまして3点目でございますが、行財政改革についてお伺いいたします。第4次基本計画を推進していくために、行財政改革の推進が明記されておりますが、経常収支比率が81.8%を占めている当市の財政状況からも、効果的な行財政改革が必要であることは言うまでもありません。これまでも、昭和60年に制定されました行財政改革の大綱に基づき、OA化を初め御努力いただいているところでありますが、今回の行財政改革に対する基本的な考え方、さらには業務委託化に対する考え方につきましてお伺いしたいというふうに思っております。 また、行財政改革の推進をしていく上での重要な項目に、職員の皆さんの意識改革があるのでないかというふうに思っております。既に職員研修におきましては、教育体系の確立を行い、実施していただいているところではございますが、現在の職員研修の実施状況と、今後の職員研修に対する考え方について、あわせてお伺いいたします。 しかし、一方で事務改善運動が現在取り組みをされておるわけでございますが、身近な業務の効率化、省力化を目的に、さわやか行政サービス月間を中心に実施されておるわけでございますが、残念ながら事務改善運動の件数が、平成5年、6年ともに21件、平成7年も26件と、年間二十数件程度と低い状況でございます。そのためにも、事務改善運動の目標設定を行い、年間を通した取り組みを行うことが必要ではないのでしょうか。そのことによりまして、日常の業務処理におきましても、常に問題意識を持つこととなり、より効率的で効果的な方法を常に考えることができ、意識改革にもつながるものと考えますが、当局の見解をお伺いしたいというふうに思います。 さらに、第4次基本計画の中で、平成8年度から事務事業の進行管理制度の導入を進められるとのことでありますが、確実な行財政改革の推進を行うには、十分なチェック体制が必要ではないかというふうに思います。具体的な年次展開別の検討計画を立案いただき、項目別に目標設定を行い、数値等による効果の確認、管理が必要ではないかと考えますが、行財政改革の推進管理に対する考え方につきましてお伺いしたいというふうに思います。 続きまして、2項目めの広報活動についてでございますが、第4次基本計画の中でも、開かれた市政の推進を目指しまして、広報広聴活動の充実に向け取り組んでいくとありますが、具体的な活動につきまして3点ほどお伺いしたいと思います。 まず1点目でございますが、CATV放送の充実についてお伺いいたします。今年の10月よりケーブルテレビにて新たに津市行政情報ハローメイ津の放送をスタートし、時代の流れに合った新しい広報活動の一歩を踏み出せたことは、事務局の皆さんの御努力によるものと感謝いたしております。 しかし、現在の放送はスタートしたばかりであり、予算等の制限もあることからも、週に4回の放送に限定されている現状でございます。見たいと思っていても見逃してしまう機会が多いことや、またプラザ津の放送時間が現在90分間ありまして、途中から見たときや関心の薄い内容でありますと、どうしても最後まで見ていられないということがありますので、非常に残念であります。 やはりスタートしたばかりでございますので、まずは内容の充実よりも、少しでも多くの人に見ていただき関心を持ってもらうことが、当面の重要課題ではないかと考えておる次第でございます。そのためにも、例えばプラザ津の放送は、日曜日の2回に限定していただき、その分、毎日の放送内容の充実を図っていただき、市政を身近に感じていただけるような放送内容の充実が必要ではないかと考えておりますが、月間の放送時間の枠の拡充も含めまして、当局の見解をお伺いしたいというふうに思っております。 次に、2点目でございますが、インターネットの活用についてお伺いいたします。今や社会的な情報通信の主流は、インターネットであります。既に他市においては、世界的に情報の発信を行い、大きな成果を上げているところもございます。第4次基本計画の中でも、三重短期大学での取り組みを初め、情報システムとしては方向性が示されておりますが、広報活動としての活用がないように思われます。ぜひとも広報活動としても、行政情報の提供、周知、または各種施設の予約、さらには各種意見集約としての機能まで、幅広く活用すべきではないかと考えますが、インターネット等の活用方法について当局の御見解をお伺いいたします。 次に、3点目でございますが、津市の情報化基本計画の見直しについてお伺いいたします。第4次基本計画で今後の地域情報化の方向性が示されておりますが、インターネット等の新たなネットワークの活用に伴いまして、津市情報化基本計画の見直しが必要ではないかと考えますので、その点につきまして当局のお考えをお伺いしたいというふうに思っております。 続きまして、3つ目のにえざき・なぎさまちプランにつきましては、期待するところが大きく、いろいろな視点から意見提起さしていただこうと準備してまいりましたが、残念ながらこれでもかというぐらいのすべての論議がし尽くされましたので、私は要望のみ数点お願い申し上げたいというふうに思っております。 1点目の海上アクセス拠点誘致に向けたPR活動につきましては、PRポスターの作成等も含めた市民の皆さんへの意識啓蒙活動等を初め、署名活動につきましても、津市または伊勢湾海上交通開発促進協議会が中心となりまして、広域な範囲での取り組みを推進いただきたいというふうに思っております。そういった積極的な誘致に向けたPR活動を8年の早い時期に実施いただきますよう、強く要望申し上げる次第でございます。 次の2点目につきましては、今後の整備スケジュールにつきましては、午前中の論議で理解さしていただきました。現状として施設がないというのも現実でございます。そのためにも、平成17年の新国際空港の開港予定までにどうしても完成させなければいけないというのが、当然のことながら絶対条件でございます。ややもしますと、ビッグプロジェクトにつきましては、当初のスケジュールよりもおくれてくるというのが、世の常でございます。非常に私としても危惧するところでございますので、そういったことからも、徹底した工程管理のチェックと、前倒し計画での進行促進ということで御努力いただきますよう、強く要望する次第でございます。 それと、将来的な計画といたしましても、初日の論議の中でお話がございましたが、当面は海上アクセスの拠点または耐震バースの重点整備ということで計画いただいておるわけでございますが、ぜひとも将来的には民活によるホテル等の宿泊施設も含めた人の集まる、集うようなレクリエーション施設、そういったものも早期に誘致いただくよう御努力いただきたいな。さらには、交通アクセス、市内または伊賀方面等々への交通アクセスの整備充実が必要ではないかというふうに考えておりますので、将来的なビジョンも含めまして、策定検討いただきますよう、この点につきましても要望申し上げる次第でございます。 続きまして、大きな項目の4項目めでございます。公園整備計画について数点お伺いいたします。 まず1点目は、公園の設置基準と整備計画についてお伺いいたします。公園の整備計画では、特に市民ニーズの高い公園といたしましては、やはり芝生広場やアスレチック等の遊具設備を備えた家族で一日遊べるような公園であります。したがって、現在の計画の中にあります長谷山レクリエーションエリアや中勢北部サイエンスシティでの早期開園を強く望むものであります。 いろいろと第4次基本計画の中でも、緑の倍増計画を目指しまして、公園緑地の整備を推進していただきますが、やや、私の個人的な見解かもしれませんが、局部に集中しておるのではないかなというふうに受け取っております。そういったことからも、できれば公園の設置基準が満たされていないところへのきめ細かな整備計画も、長期的には考えていくべきではないかと思っておる次第でございます。そういったことからも、現在の公園設置基準と、設置基準に対する公園の施設状況、さらには長期的な公園整備計画に対する考え方につきまして、あわせてお伺いしたいというふうに思っております。 また、大変ローカルな話で恐縮でございますが、私が住んでおる自治会におきましても、街区公園の設置基準にも外れておる上に、隣接の3自治会においても公園がない状況でございます。そういったことからも、子供がキャッチボール等の簡単な遊びを行うのにも、道路で遊んでおり、非常に危険な状態でございます。そういったことから、用地事情や予算面等により非常に新設は難しいということは十分承知いたしておるわけでございますが、ぜひとも長期的な公園整備計画の中で、将来を担う健全な子供の育成のためにも、前向きに御検討いただきますよう強くお願い申し上げ、温かい真心のある御回答をよろしくお願い申し上げたいと思います。 続きまして、公園整備の2点目でございますが、観音公園のあり方についてお伺いいたします。第4次基本計画の中で、観音公園につきましては、望ましい再整備について地元関係者と協議を行うとありますが、観音公園には小動物園が併設されております。私も先般当公園を訪れたときに、普通の公園で遊ぶ子供たちはたくさん見かけたんですが、小動物園で遊んでいる子供は余り見受けられなかった状態でございます。また、少し私の私見ではございますが、悪臭も感じられましたので、周囲には飲食店も並んでおりまして、管理状態にやや問題があるのではないかというふうに受け取った次第でございます。そういったことからも、当局としての現状認識と、今後の小動物園のあり方についてどのように考えてみえるのかお伺いしたいというふうに思っております。 続きまして、大きな5項目めの市営住宅に関しまして3点ほどお伺いいたします。 市営住宅につきましては、第4次基本計画の中でも計画的な整備を進めていただくとありますが、市営住宅は現在1,970戸の維持管理や老朽化に伴う建てかえ工事の推進、さらには昼夜を問わない家賃徴収業務等、大変御苦労いただいておりますことに対して、敬意を表するところでございます。 また、社会情勢も急速な高齢化社会の到来を迎え、高齢化対策はこれからの最大の政策課題であり、住宅政策もその主要な手段であると考えております。現在、市営住宅への入居申し込み状況は、高齢者や単身者の申込者が増加している傾向でございます。しかし、残念ながらなかなか入居できないのも現状でございまして、高齢化対策の見直しが必要ではないかと感じておる次第でございます。 そこでまず第1点目は、今後の建てかえ計画における高齢化対策についてお伺いいたします。現在の建てかえ計画の中では、家族数の多い家庭から高齢の単身者までの幅広い世代を対象に、高齢者対策も含め計画されている状況でありまして、どうしても広くて薄い投資となっているのではないでしょうか。 そのことからも、高齢者の専用住宅を建設することにより、部屋数を少なくすることができ、その分戸数を多く確保できるとともに、住居面積が狭くなることにより、家賃も安くなります。さらには、階段のスロープ化やオール電化等、より充実した安全対策も可能となるのではないでしょうか。今後の建てかえ計画の中で高齢者専用住宅の計画をしていただきたいと考えますが、当局の御見解をお伺いいたします。 次に2点目でございますが、高齢者や単身者並びに低所得者の優遇措置についてお伺いいたします。現在の市営住宅への申し込み状況は、約半年間で100名程度の申し込みに対しまして、30名程度しか入居できない状況でございます。このような状況下におきまして、先ほども申しましたが、申込者の中には、高齢者や単身者並びに低所得者の方が多数お見えになられ、現在住んでいいる借家の家賃が高いことや、医療費等の支出増加等により、少しでも低家賃の住宅に住み生活の安定を図ろうとするものでございます。しかしながら、これらの方々がなかなか希望どおりの市営住宅に入居できないのが現状でございます。 そういったことからも、1種、2種区分の比率の見直しや、単身者入居可能床面積の見直し、さらには建てかえ促進をも考慮した低所得者対策の料金制度の見直し等、何らかの優遇措置が必要ではないかと考えますので、当局のお考えをお伺いしたいと思います。 次に3点目でございますが、市営住宅の入居決定時における困窮度点数制度の見直しについてお伺いいたします。現在の困窮度点数制度は、居住環境を中心とした判断基準でございます。当然困窮度合いの高い申込者に対しても、優遇措置が必要ではありますが、先ほども申し上げましたように、申込者の中には、高齢者や単身者並びに低所得者が多い状況でございまして、申し込み回数による加点を頼りに入居できるのを待っているような状況でございます。このことからも、公平性や、県を初め他市の取り組み状況、さらには弱者救済の観点からも、公開抽選制度への見直しができないものか、当局のお考えをお伺いいたします。 またあわせて、他市における入居決定方法につきましてもお伺いしたいというふうに思っております。 最後に、6項目めの人に優しい道づくりにつきましてお伺いいたします。第4次基本計画の中でも、まちづくりの目標の一つに、安心して暮らしやすい都市づくりとあります。その目標の一環として、平成7年度より道路環境整備事業で、人に優しい道づくりとして、歩行者の方々や自転車等がより安全で快適に通行できる歩道を重点的に整備をし、道路環境の向上を図っていただいていますことに感謝申し上げるとともに、当事業の継続を強く願うものであります。 そこで、第1点目は、津市内には、まだまだ歩道の整備や拡充が必要なところは数多く見受けられることから、順次進めていただきたいと願うものでありますが、今後の優しい道づくりの方針について考えをお伺いいたします。 次に2点目でございますが、具体的な御山荘橋岩田線の改良計画についてお伺いいたします。三重刑務所から南側の西側の歩道につきましては、現在歩道の横に水路が併設されております。小学校の通学路にもなっておりまして、非常に危険な状況であります。早い時期に、優しい道づくり事業としての取り組みを強くお願いするわけでございますが、当局としての御見解をお伺いしたいというふうに思います。 また、御山荘橋岩田線のように、水路が併設して危険な状況の道路が市内に数カ所かございます。同じく改修を望むところでございます。 再びローカルな話で恐縮でございますが、実は私の家の近くにもそういったところがございます。小学校の通学路にもなっておりまして、かつ道路の幅員も狭く、緊急車両等も通れない状況であります。単独の事業としては非常に難しいということは、この点につきましても十分承知いたしておる次第ではございますが、下水道工事初め他工事と同調で、部門間、部署間を横断した効率的な改修をお願いするところではございますが、当局の真心ある温かい御答弁をよろしくお願い申し上げます。 以上で壇上からの質問を終わらせていただきますが、御清聴いただきましてどうもありがとうございました。(拍手) ○副議長(小林賢司君) ただいまの前田剛志議員の質問に対する当局の答弁を求めます。          〔市長 近藤康雄君 登壇〕 ◎市長(近藤康雄君) お答え申し上げます。 まず、行政組織のあり方を初めといたしまして、今、将来の重要事業が非常に厳しい現状の中で山積する、このときの仕事のあり方についていろんな御所見、緊張して承りました。 組織なり、それから意識、それから人などなど、社会に合わなくなってまいりまして、どうしようもならなくなったときに、その声が全体の声として起こってまいります。そういうところで転換が起こるわけですけれども、でもやっぱりそれが起こる前に、そこへ突き当たるまでにUターンといいますか、そういう先見性、リーダーシップというのが、やっぱり担当者に求められているものではないかな。そしてまた、そのような仕事をしてまいりたいと思います。 こういうような意識に立ちまして、市の行政のいろいろを点検をしてまいる。能率向上を考えての諸手続の簡素化等々、今まで申し上げてきたいろんな課題があると思います。 きょう、とりわけ充実という点で御要望のありましたサイエンス、それから下水道整備、都市計画の企画部門、そういう問題でありますが、組織定数の厳しい中で、よく御所見を承っていきたいと思いますが、ここでどの部門に充実と申し上げますと、来年度当初に向けての市長公室長の仕事がなくなりますので、もうちょっと頑張らせて諸点研究をさせますので、その点は承ることにだけさせてくださいませ。 その中で一つ、本当に民間委託ということをまた委員会等でいろいろ御議論をいただきたいと思うわけです。直営でなくてはならない事業も確かにございます。 そういった中から、幾つかの事業を民間にお願いをしてまいるとしましょう。そういったときに、民間事業に不都合が起こってきたときに起こってまいります声というのは、やっぱりもっと公が人をふやして、責任を持ってやらなければいけないんじゃないか、民間に任すからこういうことになってくる、こういう声も往々でありますけれども、私は、やっぱり公でなければならんという考え方といいますか、極端な言い方をすれば、官尊民卑というんでしょうか、そんなような考え方はとりたくもございませんし、マイナス面が起こってくる、そういう予測されるところには十分カバーするシステムを設けまして、やっぱりこの問題を進めていかないことには、必要なところへのビルドができていかないと思います。 ビルドはだれでもできるんですけれども、スクラップは非常に難しゅうございます。また、具体的な御提案も申し上げたいと思いますけれども、ぜひ御議論、それから御指導いただきますようにお願い申し上げたいと思います。 それから、いろんな諸点の中で、最後の人に優しい道づくりでございます。これは施工場所とか難しい工法が出てまいりますので、本来担当部長の方が御答弁申し上げるのが適切かとは思いますけれども、あえて私が自転車族というわけでもございませんけれども、かねがね余裕があればぜひこの仕事を進めたいというふうに思っておりますので、考え方を申し上げたいと思います。 本年度から、特に歩行者の方、自転車の方がより安全で快適に通行していただけるよう、こういう道路環境整備事業を進めてまいりました。側溝の改善によりますところの空間の確保とか、インターロッキング・ブロックの舗装によりますところの景観性の向上とか、いろいろでございますけれども、今は御承知の新町半田線と津駅前線、それから塔世橋南郊線の3路線でやらさしていただいております。 しかし、いろんな他地区からもたくさんの御要望がございますので、私、本当に財政の余裕があれば、そのときそのときに少しずつでもやっていきたいというような形でスタートをいたしましたけれども、十分財政状況も見まして対処していかせたいと思います。 御山荘橋岩田線につきましての御質問がございましたが、地区の方、それから学校関係の方々から、既設水路のふたかけ等によりますところの歩道の拡幅整備、強く御要望を受けております。御所見にもありましたけれども、この路線、沿線宅地の地盤高がさまざまでございますので、水路の改善だけではなかなか宅地への取りつけが困難な状況、こんなふうにも技術的には聞いておりますけれども、今の歩道とあわせて改善することによって整備が図れると思いますので、地域の方とも十分協議をさせまして、計画的に整備を図ってまいりたいと思います。 そのほか、いろんなそういった関連の事業の必要な路線につきましても、下水道事業との整合とか、ほかの事業の整合がございますが、極力整備に向けて進んでまいりたいと思いますので、御理解いただきますようにお願い申し上げます。 以上であります。          〔市長公室長 森 貞夫君 登壇〕 ◎市長公室長(森貞夫君) 行政組織につきましては市長から答弁されておりますので、残余につきましてお答え申し上げます。 本年実施いたしました組織改正につきましては、組織の肥大化を避け、市民の行政需要に的確に対応いたし、市民にわかりやすい行政にすることに努めてまいりました。これまでの課題につきましても、限られた職員の中での業務繁忙部署の解消のための人的配置も含め、実施させていただいたところでもございます。評価及び成果につきましては、それが直ちに判明できないものも事業によってはありますが、女性行政室による男女共同参画都市宣言、NGOフォーラムへの派遣を行うとか、一定の成果を上げたところでもございます。 現在、人事、組織、事務分掌、また事務専決などについて、事務改善策を全庁的に調査をいたしているところでもございます。これによります各部署における意見を把握の上、組織改正のフォローとしてまいりたい、このように考えております。 したがいまして、組織体制につきましては、行政需要、また事業の進捗により、組織あるいは人的配置による弾力的な対応は必要であろうと存じております。御質問の中にもありましたように、サイエンスシティ推進部ほか2部御提示いただきましたが、それらにつきましても、今後対応していかなければならないと思います。 例えば都市計画部におきます土地区画整理事業につきましては、過去には津駅前第二土地区画整理事業の進捗に応じ、課組織、また部組織での対応での事業を実施してきたこともございます。事業の推進体制につきましては、事業進捗またはその時点での必要性等を勘案いたしまして、組織の見直し、人的な対応も検討してまいりたい、このように考えておりますので、御理解のほどお願い申し上げます。 続きまして、職員研修につきましてでございます。各階層別に応じた研修職務での必要な知識を習得する実務研修や、また語学講座あるいは知識を習得する自己啓発研修、さらには高度な専門的知識、技能の習得及び幅広い視野の拡大と国際感覚を身につけるため、自治大学校、筑波大学、三重県及び海外研修等への派遣を行っているところでございます。 また、地方分権の推進に応じた行政体制を図るため、長期的視野に立った職員の意識改革、政策形成能力及び自治体経営能力を備えた意欲ある人材を育成していきたいと考えております。 次に、事務改善運動についてでございます。国のさわやか行政サービス月間とあわせまして、昭和63年度から、市民の立場に立った親切で真心のこもった行政サービスを実施いたしますため、職員から創意工夫された建設的な提案を幅広く募集しているところでございます。 しかしながら、提案募集は開始してから8年を経過していることもありますが、御指摘のとおり、各年度の応募件数は、約20件前後と少なくなっているのは事実でございます。このようなことを踏まえまして、現在研修時やまた幹部会議等を通じまして、年度当初に提案を募集しておりますが、御指摘の点も踏まえ、今後募集件数の拡大を図れるよう、改善策に係る募集時期等についても検討してまいりたい、このように考えております。 続きまして、進行管理制度の導入ということでの御質問にお答えいたします。中長期的な視野から、基本計画の位置づけられた事業について、執行状況を把握いたし、事業情報集積、調整を行い、政策決定を行うなど、システム化を図っていこうとするものでございます。平成8年度には、制度の検討と試行、そして平成9年度から本格的な実施をしてまいりたい、現在このように考えております。 また、行財政改革の推進につきましても、現在4次総合計画の策定にあわせて、行財政改革を進める基本的な考え方を整理しているところでもございます。8年度には、先ほどの議員さんの質問にもありましたように、市民の方々から多く参加していただき、意見等をちょうだいしながら、全庁的といいますか、取り組んでまいりたい、進めてまいりたい、このように考えております。したがいまして、推進に当たりましては、先ほど述べましたシステムの導入を図りながら、行財政改革の推進管理を行ってまいりたい、このように考えております。御理解いただきますようお願い申し上げます。 CATV放送の充実についてお答えいたします。ケーブルテレビ放送の充実ということでございますが、このケーブルテレビによります行政情報、ハローメイ津もスタートしたばかりで、試行的な状態でありまして、いろいろなお気づきの点もあろうかと存じます。現在週3日に4回の放送は、御家庭で最も見る機会の持てる時間帯に設定いたしましたが、いわゆるゴールデンタイムでありまして、長い時間、ハローメイ津にチャンネルが固定しにくいという難点は確かにございます。視聴者あってのテレビ広報であります。御提言のありました番組の割り振りにつきましては、貴重な御意見と受けとめまして、今後視聴者の方々初め関係者の皆様方の御意見を伺いながら、御期待にこたえるよう工夫いたすとともに、柔軟な対応も図ってまいりたい、このように考えております。 なお、現在は月30時間の放送枠内で対応いたしておりますが、加入世帯も11月末で約6,800世帯と順調に増加いたしておりまして、放送エリアがほぼ市内全域に拡大する来年の秋ごろを目途に、放送時間枠の拡大を検討してまいりたい、このように考えております。よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。 以上でございます。          〔総務部長 平松利幸君 登壇〕 ◎総務部長(平松利幸君) 広報活動についての中で、インターネットの活用及び情報化基本計画の見直しについての御質問につきまして、一括してお答え申し上げます。 最近の情報通信技術の目覚ましい発展により、あらゆる分野での情報化が急速に進展し、ネットワークのネットワークとも言われるインターネットはその代表的なもので、御指摘のとおり、インターネットを活用した情報発信に取り組み、成果を上げている先進的な事例が見られるようになってまいりました。 本市におきましては、平成4年に、津市地域情報化基本計画を策定し、市民生活の利便性及び安全性を高度情報化社会に相応し得るレベルまで高めることを理念として、地域情報化を推進してまいりました。 しかし、今後市民生活の向上を図っていくためには、インターネットに代表されます情報通信分野の急激な進展に対応した情報システムの提供が必要であることは、御指摘のとおりでございます。現在、本市の地域情報化の推進組織であります津市地域情報化推進委員会におきまして、地域情報化基本計画の再検討の作業を進めているところでございます。 この中で、スポーツ施設や文化施設の利用、予約サービスや生涯学習情報、さらには観光物産情報など、さまざまな情報サービスを計画していきたいと考えておりますが、これらの情報サービスにつきましては、インターネットなどマルチメディアに対応した情報システムとしていきたいと考えております。 特に、観光物産情報を初め本市の伝統文化の紹介などを中心とした市外への情報発信に適した情報につきましては、インターネットを活用した広報活動が有効であると考えており、これら情報発信とあわせて、市民やサービス利用者からの情報提供も可能なシステムの構築を計画していきたいと考えております。 こうしたことを踏まえまして、高度情報化社会に対応した地域情報化基本計画の策定に向け作業を推進してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。          〔都市計画部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎都市計画部長(小河俊昭君) 公園整備につきまして2点ほど御質問をいただきましたので、お答えさしていただきます。 1点目の都市公園の設置基準についてお答えいたします。都市公園の設置基準につきましては、都市公園法第3条で、地方公共団体が都市公園を設置する場合におきましては、政令で定める都市公園の配置及び規模に関する技術基準に適合するように定められております。 政令におきましては、それぞれの公園の特質に応じまして、市町村における分布の均衡を図り、かつ防火、避難等災害の防止に資するよう考慮するほか、市としての利用目的、敷地面積、誘致距離の標準を定めております。 その内容につきましては、住区基幹公園のうち街区公園につきましては、主として街区内に居住する人の利用を目的といたしまして、誘致距離250メートル、敷地面積0.25ヘクタールを標準とし、近隣公園は、主として近隣に居住する人の利用を目的といたしまして、誘致距離500メートル、敷地面積2ヘクタールを標準とし、地区公園は、主として徒歩圏内に居住する人の利用を目的といたしまして、誘致距離1キロメートル、敷地面積4ヘクタール以上を標準として、また都市基幹公園のうち総合公園は、市民全体を対象とする休息、観賞、散歩、遊戯、運動等総合的な利用目的として、また主として運動に利用される運動公園は、容易に利用できるように配置し、それぞれの利用目的に応じ機能を発揮できるよう敷地面積を定めることになっております。 現在、街路公園課が所有しております公園は212園で、総面積73.8ヘクタールを管理しておりまして、市民1人当たり公園面積は4.5平方メートルとなっております。 御指摘のとおり、市内にはまだまだ設置基準に適合してない地区も多数ございます。八幡町におきましても同様でございます。今後は、市街化区域の中で、住宅密集地域におきまして公園が不足している地域につきましては、できるだけ設置基準に近づけるよう、まず小学校区単位で用地確保の可能性などを見きわめながら、緑の基本計画の中で検討してまいりたい、このように考えております。 次に、2点目の観音公園のあり方について御答弁申し上げます。御承知のとおり、観音公園の小動物園は、大門地区の活性化を図るために、また子供たちが動物と触れ合い、動物愛護の精神を養いたいとの地元からの要望がございまして、昭和54年より市民にコミュニケーションの場を提供するとともに、魅力ある公園として設置してきたところでございます。市民はもちろん近隣の市町村からも、たくさんの方々に動物たちと触れ合うことで親しまれておりました。 しかしながら、最近では、動物のふん尿等の臭気や鳴き声の苦情がありますのも現状でございます。また、施設の老朽化とともに、利用者の減少傾向もありますことから、小動物園のあり方について検討しているところでございます。 今後におきましては、大門のよりよいまちづくりを含めまして、当該小動物園のあり方について、都市マスタープランなどの策定の過程におきまして、地元の方々の御意向をお伺いしながら、その方向性を見きわめてまいりたい、このように考えておりますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。          〔建設部長 錦 金則君 登壇〕 ◎建設部長(錦金則君) 市営住宅問題にかかわりまして3点ほど御質問をいただきましたので、お答え申し上げます。 1点目の建てかえ事業の中での高齢者専用住宅の計画をとのことでございますが、本市における建てかえ事業の中での高齢者向け住宅の計画は、従前の入居者が高齢になった場合でも対応できるような高齢者対応仕様で全戸設計をしているのが現状でございます。 また、1階部分につきましては、スロープの設置や段差の解消など、極力安全でかつ快適な住環境が確保できるよう努めているところでございます。 御質問の一棟すべてを高齢者専用住宅として計画いたしますことにつきましては、立地条件や建物の構造並びに居住面積等、高齢者に適した住環境あるいは設備の充実が望まれる反面、高齢者の介護及び日常医療の問題や、当該団地における管理人業務等に支障を来すことにもなりかねませんので、今後慎重に検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 続きまして、2点目の高齢者、単身者並びに低所得者における住宅の優遇措置についてでございますが、公営住宅への単身入居の資格を有する方々に市営住宅をあっせんする場合には、津市市営住宅の設置及び管理に関する条例施行規則におきまして、住宅の面積が43平方メートル以下の住宅と規定されており、現在の入居可能対象戸数は、第1種住宅192戸、第2種住宅239戸でございます。 この単身入居可能住宅の規模の規定につきましては、平成3年5月におきまして、高齢者老人福祉対策の一環といたしまして、単身入居者を優遇させるべく、従来の40平方メートルから改正を行い、第1種住宅120戸、第2種住宅128戸の合計248戸の入居可能住宅を増加し、努力してきたところでございますが、一度入居されましたらなかなか空きが生じないのが現状でございます。 このような中で、さきに申しましたとおり、最近の市営住宅の応募状況を見てまいりますと、一段と単身入居者並びに高齢者の申し込みが増加傾向にあり、今後さらに単身入居者や高齢者に対する対応につきましては、検討を加え対処する必要があるものと考えております。 また、現行公営住宅法が平成9年度から抜本的な改正が予定されておりまして、その内容といたしましては、従来の第1種・第2種住宅の種別区分の廃止、さらには事業主体による世帯の収入状況に応じた家賃決定と、全く新しい管理体制となる予定であると聞き及んでおります。 このような状況から、今後公営住宅法の改正状況を見定め、単身入居者並びに高齢者に対する優遇措置等を検討するとともに、入居可能な住宅規模につきましても、入居者選考委員会へ提言し、御審議をいただきたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどをお願い申し上げます。 最後に、3点目の入居決定時における住宅困窮度点数制度を公開抽選制度にしてはとの御質問でございますが、市営住宅の補充入居者募集における入居決定方法は、昭和63年5月1日施行の津市市営住宅入居申込者住宅困窮度判定基準に従い、実態調査において評価し、入居者選考委員会の承認を得て入居あっせんをしているところでございます。 住宅困窮度判定基準を採用し入居を決定している市は、県内では当市だけでございまして、他市の状況といたしましては、公開抽選を実施している市は6市、入居選考委員会での入居決定が6市といった状況でございます。 このような状況から、本年6月に開催されました入居者選考委員会におきまして、制度の見直しという意見が提言され、見直しにつきまして現在調査等を含め検討しているところでございます。 今回御質問の市営住宅の入居決定における公開抽選の導入という点につきましても、先ほども申しましたように、公営住宅法の改正が予定されていることから、単身者並びに高齢者の入居優遇措置同様、入居者選考委員会で御討議いただきたいと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。 ◆8番(前田剛志君) 一通りの御答弁をいただきましてありがとうございました。一定の整理を申し上げ、数点に絞りまして再質問と御要望を申し上げたいなというふうに思っております。 まず1点目でございますが、推進体制、要員につきましては、市長さんの方からお話しいただき、現時点においては理解をさしていただくところでございます。今後の検討において、公室長さんの手腕に期待を寄せるものでございますので、ぜひとも職場の中でスムーズな事業推進ができるような検討を慎重にお願い申し上げたいなというふうに思っております。 また、総論の部分ではございますが、職員定数を維持していかれるということも、非常に重要なことではないかというふうに思っておりますが、業務量だけの安易な増員だけではなく、当然のことながら、時間外数や臨時の要員数、さらには業務の委託等も含めながら、総合的にやはり検討いただいた上で、当然のことながら、職員の健康安全管理面も含めて、十分配慮いただいた上で、必要最低限の増員については許容の範囲ではないかなというふうにも思っておりますので、その点につきましても、余り固定の現状の要員数を維持することを念頭に置いて固執することなく、柔軟な対応も含めて十分な御検討をお願い申し上げたいなというふうに思っております。この点につきましては、御要望にとどめさしていただきたいというふうに思っております。 それと、2点目につきましては、行財政改革の職員の皆さんの意識改革についてお伺いいたします。研修等いろいろと御努力いただいておりまして、取り組んでいただいておるわけでございますが、やはり集合研修というのは、当然短期間でもございます。そういったことからも、やはりきっかけづくりが集合教育ではないかなというふうにとらまえております。 そういったことからも、先ほど改善提案の制度等の提案も意見提起もさしていただいたんですが、そういった中での職場での取り組み、当然のことながら、部課の管理職による部下の育成指導、そういったものが非常にやはり意識改革においては重要ではないかなというふうに受けとめておるし、考えておる次第でございます。 いろいろと市民の皆様とお話しする中でも、やはりまだまだ市民の皆さんの声としては、市役所の方としては余裕があるんではないかなという声をよく耳にする実態でございます。私はそういう状況の中で、先ほど反対の推進体制を充実してほしいという要望申し上げたように、非常に本当に民間以上に御苦労いただいておる部署もたくさんあるという話も、いろいろ市民の皆様方には機会あるごとにお話は申し上げておるんですが、悲しいかな、市民の皆様には、映っておるのがそういうような状況でございます。 また、今議会において非常にいろいろ再度論議されておりますが、一連の不祥事の発生した問題等々含めながら、まだまだやはり意識改革の必要性があるのではないかというふうに受けとめておる次第でございます。そういったことからも、やはりいま一歩突っ込んでいただいた職場単位での何か新しい意識改革に向けた取り組み、そういったものが必要ではないかと思いますので、その点に関して再度お考えがあればお伺いしたいなというふうに思います。 それと、一方では、やりがいのある職場を目指していくためには、やはり一昨日、我が会派の山岡議員さんも、学校教員の登用につきまして意見提起いただいたわけでございますが、やはりやったことが適正に評価されることではないかなというふうに思っております。 そのためにも、やはり加点方式の評価といいますか、非常にやったことが適正に評価され、または登用につきましても、選抜登用も含めながら、やりがいのある人事評価というのも一つの手法ではないかなというふうに思っておりますので、そういった適正なやりがいのある人事評価制度についても、今後の行財政改革の中で一考いただければというふうに思っておりますので、この点につきましては要望とさしていただきたいというふうに思います。 それと、行財政改革の進行管理方法について御答弁いただいたんですが、一昨日来からの答弁と余り変わってないなというのが正直なところでございます。やはり要員定数をふやさないのであれば、それじゃ何に求めるかとなれば、行財政改革しかないのではないかなというふうに思っております。 そういったことからも、行財政改革については、委託化につきましては予算等が当然必要になりますが、中の業務の効率化、簡素化については、予算も当然伴いません。そういったことからも、次年度の中で早期に十分なる検討をお願い申し上げたいなというふうに思っております。 その中でも、先ほどの壇上の質問のときにもお願い申し上げましたが、ぜひとも具体的な年次展開別の検討、そういったものも御検討いただき、業務の委託化なら委託化する実施する時期は別としまして、検討といたしましてはどのような業務が委託化に向いておるのか、民間委託に向いておるのか、そういった整理をしていただくのが一番望ましいのではないかな。その上でいろんな全体的な調整も含めながら、今後の推進を図っていただければというふうに思っておりますので、ぜひとも次年度の早い時期の段階で積極的な御検討をいただき、具体的な年次展開も提示いただきながら、行財政改革の推進に向けて取り組みいただきたいというふうに思っておりますので、この点につきましても御要望にとどめさしていただきたいというふうに思っております。 それと、4点目でございますが、広報活動の情報化基本計画の見直しについてでございます。先ほども見直していただく方向で御答弁いただいたわけでございますが、やはり平成4年度に設定された計画が、もう今でやや変更の必要が出てきておる。3年しかたっていないにもかかわらず、変更の必要性が出てきておるという状況からも、非常に情報技術というのが日進月歩で進んでおるというのが御理解いただけるんではないかなというふうに思っております。 こういったことからも、見直し、検討に当たりましては、ぜひとも先見的な目を持っていただいて、時代の流れに乗りおくれないように前向きに御検討いただき、できれば、古いものがあれば新しいものへの変革ができるような積極的な御検討を御期待申し上げ、この点につきましても御要望にとどめさしていただきたいなというふうに思っております。 それと、4点目につきましては、公園の整備計画についてでございます。いろいろと公園の設置基準、さらには今後の整備計画含めて御答弁いただいたわけでございますが、なかなか公園の設置基準どおり設置できないというのは、当然一筋縄でいかないということは、十分承知いたしておるところでございますが、ややもすると、現在の設置基準が、団地等の新設開発のための基準になってしまっているんではないかなというふうに受けとめをさしていただいておる次第でございます。物事としましては、前向きな姿勢でやる気がなければ、当然のことながら一歩も前進してまいりません。 そういったことからも、ぜひとも一歩ずつでも前進いただくように、設置基準に見合った長期的な計画、整備ビジョン等も御検討いただき、御計画いただければなというふうに思っております。当面は学校単位の整備計画をお進めいただくということでございますので、ぜひともその次のステップでも結構でございますが、地域間的なアンバランス、そういったところも考慮いただいて、整備計画について一歩ずつでも前進させていただきたいなというふうに思っておりますので、この点につきましても御要望にとどめさしていただきたいというふうに思います。 それと、5点目には、市営住宅の関係でございますが、やはりもうこれから高齢化社会を迎えるに当たっての重要な課題ではないかなというふうに思っております。現状でもそういう課題といいますか、問題がやや出てきておるようにも受けとめておりますので、ぜひとも前向きな御検討をお願いしたいなというふうに思います。 専用住宅につきましては、高齢者専用住宅のみにこだわることではなく、部屋自体をある程度高齢者のみを対象とした部屋をつくっていくとか、またはフロア単位に、1階・2階部分を高齢者専用に部屋を整備していくとか、そういった考え方もあろうかと思いますので、より対象者を限定することによりまして、よりニーズに合った住環境の整備と、充実した安全施策が可能となりますので、重点投資的な考え方、重点投資による効果のある手法を前向きに早い時期に御検討いただきたいなというふうに思います。 それと入居審査方法の住宅困窮度制度についてでございますが、これにつきましては、従来の現状の制度の見直しでも結構でございます。ただ、現行の制度の中で、そういった高齢者、年齢、さらには収入面等も考慮していくと、非常に複雑な制度になっていくのではないかな、そうするとどこで線を引くのかな、そういったところの観点から、今回、じゃ思い切って抽選方式というのも一つの手法でないかなということで、提案さしていただいた次第でございます。 そういったことからも、現状の申し込み状況を十分検討いただき、分析いただき、そういった中で、現状で苦慮してみえる真に困っておる方が、公平でできるだけ早い時期に入居できるような制度となるように、この点につきましても前向きに検討いただきますよう強く要望申し上げたいなというふうに思っております。 以上で再質問終わらさせていただきますが、一点のみ御答弁をいただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(小林賢司君) 当局の答弁を求めます。 ◎市長(近藤康雄君) 定数管理で申し上げておりますが、確かに私もこれから地方分権等どんどんと仕事の分担といいますか、そういうものが変わってくると思います。ですから、申し上げておることは精神でありまして、決して数だけにとらわれてかたくなになっておるわけでございませんので、よく御趣旨は体してまいりたいと思います。 それからやっぱり職員の1人1人は、市民の皆さんの目を常に感じるという謙虚さが必要、これは御所見どおりだと思います。よく心得ます。 ◎市長公室長(森貞夫君) 研修による職員の意識改革につきましての御質問にお答えいたします。 職員の研修につきましては、私たちも当然研修担当課の行う研修では、当然十分であるとは考えておりません。したがいまして、各職場で実施する職場研修の連携を強化いたしまして、職員の資質向上を図るべきだと考えております。 今後のことでございますが、個々の職場での研修を充実させること、そして組織の活性化を図り、良好な人間関係が生まれ、そして職員のモラールが向上する、こういうような職場環境、職場研修を今後も行ってまいりたい、このように考えております。そして、この職場研修を核といたしまして、管理監督者研修の充実とか、部下職員の育成指導能力等の向上を図っていくこと、こういうことが必要だと考えておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。 ◆8番(前田剛志君) 再度御答弁いただきましてありがとうございました。 ぜひとも第4次総合計画を成功させるためにも、職員の皆さんの意識改革、さらには職場の活性化等につきましては非常に重要ではないかなというふうに思っております。ひいては推進体制が充実してまいりますし、さらには行財政改革にもつながってまいるものだと受けとめておりますので、ぜひとも実効ある積極的な取り組みをお願い申し上げたいなというふうに思っております。 私もまだまだ勉強不足でもございますので、これからも努力してまいる所存でございますので、今後とも適切な御協力を賜りますようお願い申し上げ、以上で質問終わらさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ○副議長(小林賢司君) 暫時休憩いたします。   午後3時6分 休憩   午後3時21分 再開 ○議長(安藤之則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総体質問を続行いたします。28番岡野恵美君。          〔28番 岡野恵美君 登壇〕 ◆28番(岡野恵美君) 本会議最後の質問となりました。お疲れとは存じますが、どうか御協力いただきますようお願いいたします。 今までの質問や聞き取りで明らかになりました点につきましては割愛し、また要望にとどめたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 1、障害者の保健福祉施策の充実について。私は、ある障害児のお母さんから、どこの学校に入学すればよいかという相談を受けたことで、津市の障害児の置かれている状況を知ることができました。この方は、1ヵ月健診を受けた病院で、お子さんの体が少し柔らかいと告げられ、10ヵ月健診、1歳半健診では、様子を見ましょうと言われていましたが、心配になって三重大学で診察の結果、発達遅滞がわかったということでした。三重大から療育センターを紹介され、2歳から4歳ぐらいまで療育センターに母子通園し、観察保育で加配保母がつけられると判定されて、今保育所で保母さんの助けを受けておられます。健康なお子さんと交わって、随分成長しましたと喜んでみえました。 このお母さんのお話では、初めどこに行ったらよいかがわからなかったそうです。療育センターも知らなかったそうです。また、健診は流れ作業で、保健婦さんとは残念ながら意思の疎通が図れなかった、また療育センターは肢体不自由児施設なので、自閉的な子は入れないと言われたそうですが、たまたま下肢の発達がおくれていたので、入所できたと話してみえました。何でも教えてもらえる窓口が欲しいと強く訴えられておられました。 そこで質問をいたします。第1点、乳幼児期の保健福祉施策の強化についてお伺いいたします。 1、乳幼児期の障害児の数、乳幼児健康診断における早期発見や保健婦のフォロー、早期療育の現状など、津市の実態についてお伺いいたします。 2、地域保健関係法の改定によって、1997年4月から津市の業務がふえてまいります。今から具体的な準備を始めていただく必要があると思います。乳幼児健康診断については、3歳児の健康診断が津市の業務に加わるわけでありますが、特にこの機会に障害児の早期発見、経過観察、療育指導など取り組みの強化をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 3、またそのためにも、保健婦の増員など体制の強化が必要だと思いますが、いかがでしょうか。 第2点、療育センターの現地建てかえの方針が決まり、建物の概要がまとまりつつあるとお聞きしました。関係者の御努力に感謝申し上げたいと思います。そこで、療育センターの機能の充実を求めたいと思います。 1、気軽に相談できる津市の相談窓口を機能の一つとして設けるべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 2、自閉症児を含むあらゆる障害児の利用施設として、定員もふやし門戸を広げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 3、さらに、市外在住者からも入所の希望があるとお聞きします。事情を考えて、できる限り受け入れてあげるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 4、また、1週間に1日だけ通園する1日保育、療育を取り入れることはできないでしょうか。 5、言葉の発達訓練は、障害児にとって基本的な訓練の一つですが、今の療育センターには言語療法士がいないとお聞きしました。また、理学療法士も年3回しか派遣されないようです。これではなかなか訓練が進みません。常勤で置いていただく必要があると思うのですが、いかがでしょうか。 第3点、精神保健法の改正に伴う福祉施策の充実については、昨日も論議があったところです。身体障害者と同様の福祉制度の創設、また作業所については支援策が始まりましたが、さらにその充実と促進について要望しておきたいと思います。 第4点、障害者雇用の促進についてお伺いいたします。この不況の中で、障害者が解雇されたという話を聞きました。また、同様に、障害者雇用も難しくなってきているものと思われます。こういう状況だからこそ、障害者の雇用を充実していただきたいと思います。ことし6月1日現在の津、久居、一志、安芸郡の障害者雇用率は、民間では1.35%と法定雇用率の1.65%に及びません。では津市の実情はどうかとお聞きしますと、津市だけの統計はとってないからわからないということです。津市でも現状をつかみ、雇用率を促進していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ところで、津市役所の障害者雇用率は2.2%だとお聞きしました。法定雇用率は2.0%だということですので、目標は達成しているわけであります。ところが、障害者雇用ということで採用された方は1名だけで、あとの方はたまたま障害者だったという状況です。民間に率先して雇用すべきではないでしょうか。図書館の司書、福祉分野の相談員、学芸員など、できる仕事はたくさんあると思います。別枠で採用すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 2、高齢者福祉の充実についてお伺いいたします。 第1点、高齢者が安心して住みなれたところに住み続けられるように、また津市のどこにいても安心して暮らせるような条件整備を急いでいただきたいと思います。今、老人ホームの待機者は150人ということですが、これは老人ホームが不足していることと、あわせて在宅で安心して過ごせる条件整備ができていないことを示しているのだと思います。 そのためには、施設福祉に比べておくれている在宅福祉制度を一気に引き上げる必要があると思います。残念ながら、今お年寄りが自分の人生最後を送る場所を自分自身で決めることは、極めて少ないものと思います。在宅福祉を施設福祉と同レベルにまで充実することによって、在宅にしろ、老人ホームにしろ、お年寄り自身が選択できるところまで持っていっていただく必要があると思いますが、いかがでしょうか。 第2点、次に、前期基本計画の推進についてお伺いいたします。 まず、ホームヘルパーの充実という点であります。前期基本計画によりますと、今年度のホームヘルパーの数は、社会福祉協議会委託が27人、老人ホームの委託で15人確保するとなっています。ところが、実際は社会福祉協議会委託のヘルパーは24人でありますので、計画より3人少ないという状況です。 1、少なくとも計画どおり配置していただきたいと思うのですが、今後の常勤ヘルパーの採用計画についてお示しください。 2、また他市でモデル的に行われている24時間体制の検討、男性ヘルパーの導入、ヘルパーの養成が必要だと思いますが、どのようになさるのかお聞きします。 3、さらに家族介護を経済的に支えるため、介護手当の増額、ひとり暮らしの方に本人の希望をかなえ、できるだけ長く住みなれたところに住み続けていただくために、給食サービスの回数の拡大についてのお考えをお聞きします。 第3点、厚生省の介護保険については、しかるべき時期に改めてお聞きすることにし、質問を省略いたします。 3、保育所問題について。 第1点、保育料についてお伺いします。来年4月から、また保育料が引き上げられることになっています。父母負担はもう限界という不満の声が寄せられていますが、国の徴収基準が毎年上がるので、津市は毎年引き上げるのだということです。保育料は津市自身が決めるものでありませんか。私は、国に追随するのではなく、津市の実情から総合的に判断して決めていくべきものだと思います。 ここ4年間の保育所決算額を見てみますと、保育所総経費はこの間に2億1,800万円ほどふえていますが、そのうちで父母負担が約9,800万円増と、全体の増加分の約45%を占めています。ところが、津市の負担増は、超過負担などを含めて8,000万円で、全体の37%、国県の負担は4,000万円で全体の18%であります。幾ら受益者負担だからといって、これでは余りにも不公平ではないでしょうか。私はこれ以上保育料を上げるべきではないと思いますが、いかがでしょうか。 第2点、津市の保育所の保育料は、条例を制定して議会に諮って決めるべきではないでしょうか。 第3点、延長保育については、さきの議会でも議論いたしました。その後詳しい調査が行われ、来年度から民間9園で、午後6時から7時まで実施する予定だと伺いました。地域バランスも考えて、今後公立でも実施すべきだと思いますが、見通しについて伺います。 また、保育料は一律で月5,000円と言います。従来、保育料は所得に応じて決められていましたが、今回は利用料という考えで、一律にすると言います。今までの社会保障の考え方からの後退であると思いますが、いかがでしょうか。 また、この5,000円は高いというのが市民の意見です。例えば、市民税所得割額が5,000円以上のC階層の世帯で、3歳以上児を預けるとして、従来の保育料が8,100円、延長保育分は5,000円となるわけであります。下げる考えはありませんか。低所得者世帯について、非課税世帯はもちろん、もっと広く軽減すべきであると思います。さらに、第2子以下の軽減措置もあわせて求めたいと思います。 第4点、4次総の仮称津市エンゼルプランについては割愛します。 4、学童保育の充実を。学童保育については、津市は長年にわたりその充実のために努力されてきておりますが、さらに充実を願って質問いたします。 まず第1点、国の放課後対策事業の適用を受け、この事業の拡充を図っていただきたいと思います。 第2点、次の諸点について補助金の改善を求めます。 まず、人件費補助金の増額について。今学童保育で働く指導員は、より高い専門性を有し、地域における子育て支援の専門家としてその力を発揮していますが、その賃金は低く、最高でも15万円程度、10万円前後の賃金が多いということです。もちろん父母も努力しているわけでありますが、情熱に燃えた若い指導員や経験豊かな指導員が安心して保育に打ち込めるよう改善されるよう求めます。 さらに、小規模学童保育所への支援、児童補助の単価の改善と、補助金交付の時期の改善を求めます。 第3点、施設改善を急いでいただきたいと思います。まず、阪神大震災を教訓として、学童保育所にも耐震調査や防災対策、古いプレハブ施設の建てかえをお願いしたいと思います。さらに、大規模学童保育所の増築についてお伺いします。今、児童数90名以上の学童保育所が3ヵ所、75名の学童保育所が1ヵ所ありますが、28坪に90名がいるようなところでは、雨の日などひしめき合っている状態です。子供の健全な発達を保障するためにも、増築を検討していただくよう求めます。 5、津港跡部線の延伸について。都市計画道路津港跡部線は、一日も早く改善してほしいという地元の願いをよそに、延び延びになっていましたが、このたびやっと海へ延伸するということで、地元説明会が行われました。待望の道路がつくられることは喜ぶべきことでありますが、開通までに10年もかかることでがっかりする声も聞かれます。そこで、2つの問題点についてお尋ねします。 第1点、地元生活道路との関係についてお伺いいたします。もともと道路の性格づけが、中部新国際空港へのアクセス道路となっていますので、地元住民のための道路というより、通過交通のための道路となる可能性があります。また、土盛りで堤防にすりつけようとするため、現道の港町末広町第1号線とは立体交差になり、地元住民が通行する場合、一方通行や高さ制限などの通行制限を受けることにもなります。そこで、立体交差をやめて、現道と平面交差をするなら、不利益の幾つかは解消されるとの意見があるわけですが、平面交差についての検討経過をお伺いいたします。 また、これからもさまざまな意見が出ることが予想されます。このような場合、地元の意見をよく聞いて進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 第2点、この地域については、1991年に橋内東部地区市街地整備基本構想がまとめられているわけですが、道路延伸とこの計画との関係についてお聞きいたします。 6、市道高洲町第2号線についてお伺いします。津市から第1回目の道路工事施工承認が出されたのは、1994年6月8日です。それから既に1年半が経過していますが、いまだに閉鎖されたままとなっています。この道路は、いつ供用開始されるのでしょうかお聞きします。 また、この間、道路閉鎖についてどのように指導されてきたのでしょうかお聞きいたします。写真を撮ってまいりましたので、市長に見ていただきたいと思います。(写真提示) 以上で壇上からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(安藤之則君) ただいまの岡野恵美議員の質問に対する当局の答弁を求めます。          〔市長 近藤康雄君 登壇〕 ◎市長(近藤康雄君) 主として福祉行政に関します諸点の中から、高齢者福祉の充実と、それから保育所問題につきまして私から、残余は部長が補足して御説明を申し上げます。 高齢者福祉の充実ということでいろいろな御所見を承りました。確かに安心して住みなれたところに住み続けるための条件整備、こういうことの在宅福祉制度の充実、この観点でございますが、御承知の3本柱といいますか、ホームヘルプサービスとデイサービス、それから短期入所、これを推進する、充足すると言ってきた方向で図ってまいりました。 ホームヘルプサービスにつきましては、ことしの8月から、休日、それから夜間の派遣を実施いたしまして、通常の時間外のニーズに対応するようにしてまいりました。これからのことでありますけれども、パートヘルパーの導入、そういったようないろんな方法を通じまして、ヒューマンパワーの確保に努めていきますとともに、運営方式も、チーム運営方式、そういったようなものも考えまして、よりきめ細やかなサービスの提供を図ってまいりたいと思います。 デイサービスにつきましては、在宅介護が最も困難な痴呆性高齢者対策といたしまして、E型デイサービスセンターの整備に努めてまいったところでございまして、本年4月に1ヵ所、来年度1ヵ所増設する予定であります。また、E型デイサービスにつきましては、本年4月から、早朝、それから夕方の利用時間を延長するなど、サービスの向上に努めております。 短期入所事業につきましては、夜の御家族の介護問題の負担を軽減を図るナイトケア、在宅での生活を維持継続できるようにするため、3ヵ月を限度に利用できますところのミドルステイ、11月から実施しております。また、ショートステイにつきましては、平成8年度には12床の増床を予定しておりまして、今後とも専用ベッドの確保に努めてまいりたいと思います。 また、既にお話を申し上げましたが、来年度から在宅福祉サービスの利用登録証の導入を考えておりまして、申請手続の簡素化を図りますとともに、気楽にサービスの利用ができるようにするものでございます。 これから津市高齢者保健福祉計画に基づきまして、高齢者福祉施策の充実を図ってまいりたいと考えております。サービスの質の向上と、それから福祉サービス、保健サービスの総合的な提供、こういったような観点で進めてまいりたいと思います。 ホームヘルプサービスの充実でございます。おっしゃいますように、在宅福祉サービスの中核となる事業でございまして、在宅の要援護高齢者の自立を支援するためにも、ヘルパーさんの増員とともに、サービス内容の充実を図っております。派遣体制には、ことしの4月、津市社会福祉協議会委託のホームヘルパーさんと、特別養護老人ホーム委託のヘルパーさん、それぞれ2名増員いたしまして、現在常勤39名体制で、利用対象278世帯の在宅生活の支援を行わさしていただいております。これからのホームヘルパーの増員計画につきましては、保健福祉計画を踏まえまして、常勤も含め、多様なサービスの提供の整備を図りますために、パートヘルパー等の増員も予定をいたしております。 24時間体制につきましては、本年度、全国で20自治体の事業指定をしておりますが、本市におきましては、申し上げましたとおり、本年8月1日から休日夜間、現在のところ8時まででありますが、そういった通常時間対応ができる体制整備を図っておりまして、夜間の介護につきましては、ショートステイの拡充やミドルステイ、ナイトケア等によりまして、在宅ケア体制の充実を図ってまいりたいと思います。 それからホームヘルパーの養成につきまして、ヒューマンパワーの確保を図る観点から、現在社会福祉協議会、民間団体が主催いたしますところのホームヘルパー養成講座がございまして、本市では、ヘルパーを希望される方に対しまして、市政だよりを活用いたしましたり、窓口等に受講案内のパンフレット、そんなようなことで積極的なPRを行っております。 給食サービスの充実の問題でございますが、10月末現在では115名の登録者がございまして、7,238食を配食をいたしております。これからは、A型またはB型デイサービスセンターの整備を進める中で、高齢者の需要に対応いたしまして配食数を増加させていきたい、こんなふうに考えております。 次に、保育所問題につきまして御質問をいただきました。保育料でございますけれども、いろんな市民の皆さんの保育ニーズに的確に対応いたしますために、乳児保育、障害児保育を初め、緊急一時保育、育児休業明けの年度途中の弾力的な入所、育児不安等にお悩みになるお母さん方の支援のための育児支援センターの開設等、いろいろと努力をしてまいったところは、御承知のとおりだと思います。 そういった中、できる限り効率的な運営に努めてまいりましたけれども、こういういろんなニーズに対応すること、それからまた国に追従するとおっしゃいましたけれども、徴収基準が改正されましたことなどによりまして、保育料の見直しをお願いせざるを得なくなったというところでございます。御理解をいただきたいと思います。 次に、条例化をということでありますが、保育料につきましては、児童福祉法第56条第2項に直接根拠を有する負担金でございまして、地方自治法第228条第1項の分担金使用料には該当しないというふうに解されておる。したがいまして、本市におきましては、規則でお願いをしておるところでございます。 次に、延長保育でありますが、平成8年4月から午後7時までの延長保育を民間保育所9ヵ所で実施してまいりたいと存じます。それからまた、現在延長保育料など細部の調整をいたしております。高い、矛盾があるのではないかというお話がございましたが、検討の内容につきましては、担当部長からいろいろと御説明を申し上げたいと思います。          〔福祉保健部長 伊東武年君 登壇〕 ◎福祉保健部長(伊東武年君) 基本的に先ほど市長が申し上げましたので、残余の部分につきまして御答弁申し上げます。 まず、乳幼児期の保健福祉施策の強化の中で、乳幼児期の障害者の数、早期発見の件でございます。本市では、1歳6ヵ月健康診査を実施しておりまして、この健康診査の段階では、発育にかなりの個人差がありまして、直ちに障害と判定できないために、障害者の数といたしましては、把握することは難しい状況でございます。しかし、健康診査の大きな目的の一つには、異常の早期発見があり、発達におくれの見られる子供に対し、医師の指示のもと、経過観察を行い、必要に応じ治療、訓練に結びつけております。 次に、平成9年度に県より委譲されてまいります乳幼児健康診査事業についてでありますが、市での実施機会がふえますことから、組織強化を図る必要があると考えております。また、障害の残る乳幼児につきましては、関係機関と協力できる体制づくりを検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、療育センターの建てかえに関しまして、相談窓口ということで御質問がありましたので、まずその方から御答弁申し上げます。 療育発達相談、療育指導のセンターとしての機能強化から、相談窓口ということでありますが、これまで療育センターが一般に周知されていないという反省から、保健センターとの連携を図りまして、小児科医、歯科医、幼稚園長、保育園長などで組織いたします津市乳児幼児保健懇談会での紹介等によりまして、周知に努めてまいったところでございます。今回の建てかえに際して、療育発達相談機能につきましては、当然充実すべきことと認識しておりまして、他の関係機関などの協力をいただきながら、できる限り療育指導のセンターとしての機能の強化を図ってまいりたいと考えております。 次に、自閉症児の受け入れについてでありますが、療育センターは、近年の重複障害から弾力的な対応をしていますが、自閉症児となりますと、症状等から対応が全く異なり、本センターでの対応は非常に困難であると考えております。 また、市外からの受け入れにつきましても、本センターの建設費が市の単独予算でもありまして、今後の市内の児童の利用も増加することが予想され、勘案しなければならないことが多くございまして、現時点では困難であるというふうに思っております。 次に、一日保育、一日療育を取り入れてはということでございますが、本センターは、肢体不自由児と保護者がともに通園しまして療育に専念していただく施設であることから、通園日数については、利用者が自由に決定している状況であります。今後利用者が増加するようになれば、通園曜日を決めるなどしなければならない場合が生じてくるのではないかと考えております。 それからこの項の最後の言語療法士の配置でございますが、今後関係機関等へ派遣依頼してまいりたいと考えております。また、機能回復訓練士の常勤化ということでございますが、現在草の実学園から理学療法士を派遣していただいており、今後の課題として考えていきたいと思っております。 次に、障害者雇用の促進をの項で、津市の現在の状況でございますけれども、担当課といたしましては、市政だよりやポスター等によりまして啓発活動の推進や、窓口におきます相談業務の充実、並びに公共職業安定所を初めとした関係機関との連携を強化するなどし、取り組んでいるところでございます。 先ほど議員がおっしゃられましたように、津管内では、法定雇用の1.6に対しまして、1.35%であるということでございますので、今後につきましても、各取り組みの一層の拡充強化を図りまして、障害者雇用の促進に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 それから高齢者福祉の充実の中で、老人ホームの150人という待機者の件がございましたので、この件について述べさしていただきます。現在、議員がおっしゃられるように待機者は150人見えます。その中でこの待機者を分析しましたところ、そのうちの99名は、病院とか老人保健施設あるいは違った施設に入所されている方でございます。それから残りの方につきましても、ショートステイとかデイを利用されておりまして、申請の中ではこういう状況でございますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、延長保育の件でございます。延長保育の件につきましては、公立でというお話でございましたが、前回駒田議員に御答弁しましたように、公立ではニーズがなかったということで、今回民間の方でお願いするわけですが、いずれにいたしましても、公立の場合、労働時間の変更とかそういう部分が出てきますので、多少時間はかかるというふうには考えております。 それから一律5,000円は高いのではないかということですが、現在既に延長保育をされている他市の状況も見ておりまして、5,000円は妥当ではなかろうかということでございます。 それから、生活保護、それから非課税を含めました低所得者の方につきましては、配慮をしてまいりたいと考えております。それから第2子の部分につきましても、一応検討はさしていただきたい、このように思っております。 以上でございます。たくさん御質問いただきましたので、答弁漏れがございましたら、また自席で答えさせていただきます。          〔市長公室長 森 貞夫君 登壇〕 ◎市長公室長(森貞夫君) 障害者の保健福祉施策の充実に係ります津市職員の別枠採用につきましてお答え申し上げます。 本市におきます身体障害者の雇用状況につきましては、現在、市長部局におきまして2.2%、教育委員会事務局におきましては1.3%、また水道局におきましては2.1%でございます。津市全体から見ますと、雇用率は達成されているところでもございます。また、平成6年度には別枠で身体障害者の方を採用させていただいた経過もございますが、しかし、障害者の雇用につきましては、障害者の生活の自立と社会参加という観点から、大きな課題であると受けとめております。検討を重ねてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。          〔教育長 荒木 務君 登壇〕 ◎教育長(荒木務君) 学童保育につきましての御質問にお答え申し上げます。 まず、第1点目の国の放課後対策事業を受け制度化を、についてでありますが、放課後対策事業の受け入れにつきましては、当事業が法の整備がなされていない現状の中、平成3年度に厚生省の要綱改正が行われた際、実施主体を市町村とすると明確に定められました。したがいまして、津市においては、制度面、財政面、運営面といった多岐にわたる事業環境の整備が必要不可欠であると考え、制度の受け入れを断念いたしております。 また、津市における留守家庭児童会は、発足当初より各地域の多くの人々の協力のもと、自主的な運営により進められているという背景からも、当面は現状の補助形態を継続してまいりたいと考えております。 なお、津市におきましては、留守家庭児童会助成要綱並びに運営基準に基づき、他市町村に劣ることのない対応を行っているところでございます。 第2点目の指導員賃金の補助につきましては、指導員の人件費補助基準を平成4年度より補助率3分の1から5分の2に見直しをいたしたところでございます。これとともに、算定基準を市の非常勤嘱託員の賃金に置いておりますことから、賃金改定に準じて、毎年多少なりとも引き上げがなされているところであります。 第3点目についてでありますが、児童の絶対数が減少傾向にある中、小規模児童会につきましては、運営等について何かと難しい面があることと存じますが、あくまでも自主的な事業としてとらえておりますので、バザーの実施、市からの補助金の有効利用あるいは受益者負担などで引き続き創意工夫、御尽力いただき、また潜在需要者へのPR等で、会員の増加を図っていただきたいと存じます。 第4点目の地震に備えて施設の改善、調査等を早急にとのことでございますが、各児童会の施設につきましては、関係各課と協議のもと、他の公共施設と歩調を合わせ、調査等を検討してまいりますとともに、老朽化施設の改築、補強などにより、安全な施設の確保に努めてまいりたいと考えております。 次に、多くの児童が在籍している児童会は、3ヵ所ほどございます。現在、1学校区に1施設の設置、1年に1ヵ所の建設という状況であり、また学校敷地は、留守家庭児童会のものだけではなく、学校教育への支障等も勘案し、増設には限界があろうかと存じますが、建てかえ時に対応してまいりたいと存じます。 第5点目の補助金の改善につきましては、現在児童補助金は、低学年に対し、児童1人当たり月額300円の補助をしているところでございます。この補助金の増額につきましては、負担の公平や受益者負担の原則等の観点から、現時点では厳しい面がございます。 また、補助金交付の時期につきましては、助成要綱に基づき、施設運営管理費は年1回、児童及び人件費については年4回、各会からの申請を受け支給しております。人件費補助等の交付時期の改定は、諸課題の見直しの際、要綱等を研究し、あわせて交付時期繰り上げについても検討していきたいと存じます。 以上5点につきましてよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。          〔都市計画部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎都市計画部長(小河俊昭君) 津港跡部線の延伸につきまして2点ほど御質問いただきましたので、お答えさしていただきます。 まず第1点目の既存の生活道路との関係についてお答えいたします。 当路線は、平成8年度に事業化を目指しておりまして、昨年度、既存資料に基づきまして、道路規格、線形、縦断、構造等につきまして検討を加えまして、概略設計を行ったところでございます。 道路の性格といたしましては、近畿自動車道関伊勢線の津インターチェンジから中心市街地を経まして、贄崎浦の海上アクセス拠点を結ぶ主要な東西幹線でありますことから、御指摘のアクセス性の強い路線でもあります。しかし、街路は都市の骨格を形成し、円滑な都市活動を維持する基盤的施設でもございますし、日常生活と密接する道路でございます。このようなことから、地元生活道路との関連性等整合できるよう検討いたしております。 御指摘の箇所につきましては、道路構造令に基づきまして、特に縦断勾配等道路構造の各部にわたり検討いたしました結果、市道港町末広町第1号線との立体交差を基本としたものでございます。この構造につきましても、従来の生活にできるだけ支障にならないよう計画いたしておりますが、平成8年度に事業採択されましたら、早速測量など詳細設計を行いまして、当路線と生活道路、環境などとの整合を図るべく検討を重ねまして、御質問の地元の皆様方とも協議をし、御理解を得たいと考えております。よろしくお願いいたします。 次に、2点目の橋内東部のまちづくり計画との関係について御質問いただきましたので、御答弁申し上げます。 橋内東部地区における土地区画整理事業につきましては、平成2年度に、面積約143.8ヘクタールの区域について調査Aを実施いたしまして、市街地整備基本構想を策定し、平成8年度に、安東贄崎線以南の面積約50ヘクタールの区域につきまして調査Bを実施いたしまして、基本計画の作成を行ったところでございます。 そのような中で、平成4年度には、基本計画策定区域50ヘクタールにおける世帯数、約1,100名世帯の方々に、土地区画整理事業に対するアンケート調査を行ったところでありますが、調査の結果といたしましては、明確な意思表示をされた方は約17%ということで、当事業に対する熟度が低いという結果が出ているところでございます。 しかしながら、津港跡部線の延伸や中部新国際空港への海上アクセス拠点整備などが進む中で、住民の皆様方の意識の変革も考えられますことから、区画整理事業に対する住民の意向を踏まえ、都心近郊居住を促進する観点に立ちました良好な住環境の形成が図れますよう努めてまいりたい、このように考えておりますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。          〔建設部長 錦 金則君 登壇〕 ◎建設部長(錦金則君) 市道高洲町第2号線の供用開始について御質問をちょうだいいたしましたので、お答え申し上げます。 当路線は、昭和57年11月に市道認定されており、供用開始をしていない路線でございますが、今回立地されました産業廃棄物処理施設にかかわり、三重県産業廃棄物処理指導要綱第8条第1項の規定による事前協議の段階で、周辺市道との関連もあり、当路線の整備を指導したところでございます。 また、この路線の整備につきましては、道路法第24条によります道路管理者以外の者の行う工事として、道路工事施工承認申請書を受け、工事を施工しているものでございまして、その進捗率といたしましては、約8割程度の完了を見ているところでございますので、現時点におきましては、まだ工事中であると判断しているところでございます。 しかし、御指摘の閉鎖につきましては、供用開始をしていない路線でもあり、また安全対策上問題もありますことなどから、バリケードの設置工法や、工事の早期完了等につきまして、再三事業者とも協議、指導を行っているところでございます。 いずれにいたしましても、当路線の供用開始につきましては、その路線が公道まで接続整備されることが必要なことから、事業者より整備完了報告がございましたら、完了の確認をした後、供用開始の事務手続に入りたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと思います。          〔都市計画部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎都市計画部長(小河俊昭君) 先ほどの答弁の中で、市街地整備基本構想策定した日を平成8年と申しましたが、平成3年でございますので、ここで答弁申し上げます。 ◆28番(岡野恵美君) 整理をしながらやっていきたいと思います。ちょっと順不同になることをお許しください。 まず、津港跡部線です。住民の声をいろいろ紹介をしたいというふうに思います。 平面にして大きな坂をつくらない方が通行できやすい、側道を通るのは不便だし、ボート場の立体交差でも住民から不満の声を聞いている、現に海岸通りから海松館の前を通る道もできている、あのような道にできないかと思う、立体にしなければもっと安くできるはず、完成のときには、私らは死んでいなくなっているのではないか、とにかくこの町は年寄りが多い、92世帯中90人が65歳以上の年寄りの町である、年寄りが歩きやすくしてほしい、出入りに困る、トンネルだと通行に支障が来るのではないか、重機を積むと高さは4メートル20ぐらいになる、第一トンネルの高さが確保できるか疑問だ、補償は土地探しからしてほしい、平面だと土地の有効利用ができる、せめて高架にすれば、下の土地も利用できる、とにかくこの道路は危険、通行量が多い、砂利が飛んできたり交通事故が起こったりで、我が家は迷惑を常にこうむっている、道を直してほしい、目の前に障害物ができるから、平面でないと困る、車の通行が多い、側道ができるのは面倒くさくて反対だ、今でも御殿場を訪ねる人が来るなど、県外からわからずに迷い込んでくる人が多い、ましてや堤防まで道ができて、そこから先がないとなると、贄崎でくるくる回って混雑する、とにかく交通の流れを考えなければならない、港には大きな保冷車が来る、フェニックスと同じ形態で36メーターをそのまま持ってくると思っていた、立体にするより平面の方がよい、平面でできないかもっと研究してほしい、平面での道づくりなど、住民の意見をもっと聞く機会を持ってほしい。 このようにごく一部かもしれませんけれども、私が歩いてお話を聞いたところでは、このようなお話が寄せられております。もともとその道路がアクセス道路ということでありますので、非常に立派なグレードの高いものになるわけですけれども、先にアクセスありきで進みますと、地元住民がやっぱり困るわけです。そのために地元とのすりつけをどうするかというふうなことが後から話として参りまして、そしていろいろとああやこうやと言ってやってるわけですけれども、やっぱりいろんな問題を最初から地元もかんで話し合っていく必要もあるというふうに私は思います。 私たち共産党としては、にえざき・なぎさまちプランそのものには反対しているわけですけれども、それは置いておいたとしても、地元の皆さんは、あの道路に対しては早いことしてほしいという希望を非常に長く持っておりまして、水がすぐにつくし、狭くて通行もできないというふうなことでの悩みを抱えておりました。 だから、にえざき・なぎさまちプランに私たちは反対でありますけれども、そういう形がどうであるにせよ、道路の整備についてはしていかなければならない、お願いしていかなきゃならないというふうに思います。 道路については、そういう住民の生活権をどう守っていくか。まちづくりも含めて、住民の利益にかなったものでなければならないと思います。ましてや36メーターの大きな道路ができるわけでありますので、町内の分断など非常にあるわけで、人の流れにも大きな影響を受けます。まちづくりや環境問題を含めて、地元に困難な問題を残すのではなくて、地元住民にも喜んでもらえるようなものにしていただきたいと思います。 とにかく住民の意見をよく聞いていただきたい。強引な進め方をするのではなく、理解と納得の得られるような進め方をしていただきたいと思いますので、この点について確認をしておきたいと思いますので、お願いをいたします。 それから高洲町第2号線につきましては、完了報告を受けた時点で供用開始をしたいと言いますが、完了日はいつかということをお聞きしておきたいと思います。 第2回目の工事、第1回申請が6月8日に行われ、工事が6月15日から12月15日に行われまして、これでは終わらなかったので第2回目にまた申請を行って、工事は12月16日--これは去年の12月16日です--からことしの12月20日までとなっております。工事の期間は12月20日までということですが、完了日はいつでしょうか。 それから、保健福祉計画についてです。ホームヘルパーさんにつきましては、ことし2名採用したというふうにおっしゃいましたけれども、確かに老人ホームの委託ヘルパーさんは2名ふえておりますが、社会福祉協議会の委託ヘルパーさんはそのままで、去年のままでございます。ですから、合計は39名でありますが、この老人福祉計画を見ますと、27人必要だというふうになっております。社会福祉協議会の委託ヘルパーさんは27人。で、特養の委託ヘルパーさんは15人。これはふえたわけですけれども、社協の委託ヘルパーさんは27人が24人しかいない。3人足らないので、壇上から3人足らないのでどうしたんでしょうかというふうな質問をさしていただきました。この点について、来年どうなさるのかということを再度お聞きしておきたいと思います。 それから障害者雇用のことでございますが、津市の市役所の職員の中の障害者雇用については、私も初めて知ったんですけども、重度の方お1人だと、2人分を雇ったことになるそうです。それで、現在18人市役所の市長部局にいらっしゃるそうなんですけれども、それが23人としてカウントされておりますので、2.2%というふうな状況になります。だから、カウントが、重度の方がちなみに5人おりますので、しかしながら、障害者雇用ということで特別採用なさった方が1人だけで、あとはたまたまそうだったということです。 やっぱりこれでは本当に民間の先に立って障害者雇用進めている--障害者も同じように働く権利あります。それから健常者も同じようにあるわけで、そこまで引き上げていただかなければならない。特に障害者については、先ほども申し上げましたような図書館の司書だとか、博物館の学芸員だとか、いろいろと雇用機会があるわけで、そういう機会は市役所に多いはずです。その点については再度どうなさるのか、もう一回見解をお聞きしたいというふうに思います。 それから乳幼児の部分ですけれども、障害者に対する関係です。3歳児健診がまた新たに津市に業務として加わるなどの環境整備の中で、組織の強化はするというふうにお約束をなさいました。ぜひ保健婦さん増加していただきたいと思うんです。 先ほど障害児者の早期発見、早期治療の分野で、保健婦さんの健診のことを申し上げましたけれども、健康診断の要経過観察のパーセンティジを見ますと、かなり高いものがあります。1歳6ヵ月健診で対象者1,694の中で、来所者が1,540、そして要経過観察になっている方が310人、小児科が209、歯科が166と。この小児科の209の中、あるいはまた歯科の中にも入っているかもわかりませんけれども、障害児が含まれております。 1歳半から次3歳の健診までの期間の中で経過観察指導を行う必要がありますが、非常にたくさんの数がある中で、保健婦さんたちが訪問をしてやっていただかなければならないということでの労働過重というのは、物すごく大変だと思います。予防接種もありますし、老人もありますし、いっぱい仕事を抱える中でやらなければならないということで、適切な時期に適切な発達指導なり治療なりを行っていただくというのが一番いいわけですけど、そのあたりが物すごく充実叫ばれているというふうに思います。ぜひ組織強化をなさっていただきたいというふうに、この点については要望しておきます。 また、保健婦さんだけではできません。数ばっかりふやしておってもということがあると思います。いろんなところに連携をするという、そういうチームを組むというふうな中心かなめになるという意味での保健婦さんの役割というのが大きいということをぜひ御理解いただいて、強化をしていただきたいということを切に要望しておきます。 それから療育センターの部分です。療育センターでいろいろおっしゃいましたけど、自閉症児の対応が困難だというお話でした。重複障害の中で、自閉症児的な方が療育センターの中でいろいろと訓練なさっていらっしゃるという事実は見るわけですけれども、自閉症児としては難しいということをここで初めて聞かせていただきましたが、どうかそういうふうな方にも門戸を開いていただきたい。これは強く研究課題としてお願いをしたいと思います。 また、言語訓練につきましては、ほかの療育センターのこともちょっと調べさしていただきました。理学療法士、言語治療士の段階で、例えば桑名は、言語治療士が1人正規、嘱託1人、それから理学療法士が週1、鈴鹿、言語療法士月4回、理学療法士月4回、四日市市立、理学療法士1人、言語療法士2人、上野、言語療法士週2回、それから伊勢も言語療法士1人というふうなことで、もちろん理学療法士さんなども見えるわけで、他市では非常にこの機能回復訓練に力を入れていらっしゃいます。当然のことだと思います。 津市は草の実などのそういう訓練施設ありますので、そういうところにちょっとお願いしておったことが多かったんではなかろうかと思うんですけれども、高齢者の社会を迎えまして、お年寄りの方でもやっぱり訓練の充実が叫ばれて、今民間にお願いして来ていただいているという状況では、やはりこの点を常勤にして、津市の機能回復訓練という意味での発展を、充実をお願いをしたいというふうに思います。これについても要望しておきますので、ぜひよろしくお願いいたします。 それから保育料です。私は、保育料については父母が意見を言うことができない。非常に高いわけでございますが、父母が何にもこれについて意見を言うことができない、また、議論をする場所がない、このことが問題だと思うんです。やっぱり議会でそういう論議をするということが何よりも必要だと思います。議会の皆さんには、それはまあお話しさしてもらいますんやわということで、委員協議会の中で幾ら幾らにしますという話は聞かしていただきますが、それはほかの市民の方よりも早く話を聞かしてもらうだけで、もう決まっていくわけです。 ですから、この点、今回の値上げに際しても、市民の皆さんの意見は聞いてないわけですわな。何でも何でも上げるというふうなことには皆反対するでというかもしれませんけども、そうではなく、真摯な訴えは切に聞いていただけると思いますし、そういう意味ではやっぱり議論をする場としては必要やなというふうに思うんです。 先ほどは、児童福祉法の中で、負担金で性格が違うので、条例にはなじまないなどというふうなことを言われましたけれども、現に条例つくってるとこがあります。東大阪市などやっているというふうにお聞きしております。ですので、この点についても検討をしていただけないかなというふうに思います。 それから延長保育については、いろいろ検討過程でございます。ぜひこれについては、保育料そのものの考え方などについても、私ども意見のあるところですけれども、委員会もございますので、私も駒田さんにお願いをしたいというふうに思います。 それから学童保育ですが、学童保育では、長い間制度の充実を望んでまいりました。今学童保育に入っていらっしゃるお子さんは900人で、非常に多いわけです。1年生から3年生までのいわゆる補助の対象となります子供さんは、全体の学童の中で学童保育を利用していらっしゃる方が12.3%ですか。かなりの部分、学童保育で子育ての支援を受けているというような実態をぜひ知っていただきたいと思います。 この放課後対策事業を受けますと、新たに補助金が参ります。今は津市がそれ以上のことしとるんやで、もうそれ以上何ともしようないわなというふうに言われますけれども、国の補助を受けると、新たにそれが上乗せをされると、そうすると、今まで切実に願っていた保母さんたちの人件費も上げてさしあげることができるんではないでしょうか。そのことを訴えたいと思うんです。 賃金補助につきましては、臨時職員の5分の2という基準になっています。指導員の皆さんは、本当に毎日のように働いておりまして、常勤の8時間の労働と変わらないような、そういう労働の形態になっていますが、それぐらいの中身を持っていますが、しかしながら、5分の2というふうな賃金補助しかないというふうなことです。ぜひその点についても、補助の上乗せという意味におきましても、この学童保育の放課後児童対策事業をぜひ受けていただくたく思います。 それで実施主体がかわった云々というお話がございましたが、以前、都市児童健全育成事業というのを受けておりました。それからこの放課後児童対策事業にかわったわけで、実施主体は何らかわっておりません。以前受けておったものが受けられないというふうな理由は、全くないわけです。ぜひこれについてはお願いをしたいというふうに思います。 それから施設の建設の問題です。地震が起きまして、より一層不安が高まっております。ある白塚の学童は、築後16年です。床が落ちております。それから敬和の学童は、築後17年で、外壁がもうべこべこにへこんで、心配です。外壁と床との間にすき間があいております。数年前からこれはそういう状態だったんですけれども、いろいろと修繕しながらやっと持ちこたえてまいりました。藤水の学童保育は、築後12年ですが、トイレのドアが閉まらんというふうな訴えをしておりますし、育生の学童保育は、これは90人以上おります。大規模な学童保育で、私もお邪魔をいたしましたが、雨の日にお邪魔したら、もう本当に座るとこがないというか、やかましくてやかましくて声が聞こえないというほどの中で、指導員が指導をなさっていらっしゃいました。 本当に子供の発達や成長にとって、そういうのは余り望ましくないことだと思います。大規模の場合のお願いをしたときには、1学校区に1ヵ所しかつくらないのでというふうに言われましたけど、1棟ふやしていただくということはできるんではないかと思います。その学童保育所は、棟としてつくっていただいたら、別に1ヵ所ふやしてもらう必要がありませんので、この基準はクリアできるんではないかと思います。それから築後11年の南立誠の建物もございます。 大体5つぐらいは、非常に10年以上たっている建物です。旧式のプレハブでできております。大体プレハブの耐用年数というのは10年くらいだというふうにお聞きいたしますし、それからプレハブの場合、中から傷んでくるというふうな状態があるそうです。だから、幾ら床を張ったり壁を直したとしても、中からじわっと傷んできますので、本当に地震では心配をしております。やっぱり早急に見直してもいただいて、大規模学童保育所の場合なども関係して、1年に1ヵ所というような原則をぜひ財政当局も検討していただき、2ヵ所つくっていただけませんですやろか。そんなに何千万というても、お金もかかるわけで、これはまことに申しわけないことですけれども、1ヵ所の基準を2ヵ所にしていただいて、ぜひ当面緊急につくっていただけないでしょうか。このことを再質問をいたします。 以上、再質問終わらせていただきます。 ○議長(安藤之則君) 当局の答弁を求めます。 ◎都市計画部長(小河俊昭君) 津港跡部線につきまして再質問いただきましたので、お答えさしていただきます。 道路の構造につきましては、基本的には道路構造令に基づきまして設計をしたものでございます。ただ、今後におきましても、詳細設計をするに当たりまして、地元の皆様にも説明さしていただきまして、その中で、議員御提言の意見も含め、住民の皆様に理解を得ていきたい、このように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎建設部長(錦金則君) いつ供用開始するのか、こういう御質問でございますけども、まずその前に、昭和57年に三重県産業廃棄物処理指導要綱第8条第1項の規定による事前協議の中で、いわゆるその道路を整備するという形の協議がなされておりますけども、その道路の整備が、その事業者の施設の完了時なのか、あるいは一部供用なのか、そういう形の明確な時期が位置づけてございません。 しかし、現在我々といたしまして、道路管理者といたしましては、法の24条の関係の中で、12月20日という期日は切ってございますので、その12月20日までには、今私が申しました施設の完了並びに道路の完了も非常に難しいかとも思いますので、再申請が出てくると考えております。その時期に明確な完了の日を双方協議して決定してまいりたい、このように考えておりますので、よろしく御理解願います。 ◎福祉保健部長(伊東武年君) ヘルパーのマンパワー数でございますが、現状が24、計画が27ということでございます。この件につきましては、派遣世帯と申しますか、ニーズに合わせた形の対応となっております。現在、社協ヘルパーの受け持ちは7世帯か8世帯になっておりますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。 ◎教育長(荒木務君) 学童保育の施設1年に1ヵ所が現在でございますが、これを2ヵ所にという御要望でございます。しかし、現在としては、非常に厳しいというふうに申し上げざるを得ないというふうに思いますので、御理解いただきたいと思います。 ◎市長公室長(森貞夫君) 障害者の雇用につきましてお答え申し上げます。 御質問の趣旨は十分認識いたしているところでございます。したがいまして、優秀な人を雇用率の枠内で別途の試験により採用をするなど、前向きに検討してまいりたい、このように考えております。よろしくお願いします。 ◆28番(岡野恵美君) ぜひ障害者雇用については前向きによろしくお願いします。 学童保育については、ぜひこういう現実の中から見ていただいて、どうするのかということを考えていただきたいというふうに思います。 それからヘルパーさんにつきましては、ニーズと言われましたけれども、ここ半年間に60人ほどニーズはふえております。しかしながら、同じような去年並みの採用者数しかないということが事実です。 それで、私は、せっかくこういう保健福祉計画をつくって、皆に公表なさって、こうしますという、これを何で守らないのかということを指摘しておきたいと思います。これは絵にかいたもちにしてはならないということで、私たちは一生懸命今までも訴えてまいりましたし、住民の皆さんとともにこれをつくり上げてきたのではなかったかというふうなことをぜひ知っていただきたいと思います。もう一度考えてください。これは別に答弁は要りませんが、お願いいたします。 それから津港跡部線については、地元に説明していただけるということですので、ぜひ十分に説明し、皆さんとともにという姿勢を崩していただきたくないと。よろしくお願いします。 高洲町第2号線につきましては、非常に私としては不満が残りますが、これで終わらせていただきます。 ◆31番(駒田拓一君) 関連=市道高洲町2号線について、少し答弁ではっきりしない面がありますので、確認をしながらお聞きをしたいというふうに思います。 まず、当該路線でありますが、市道認定をされたのは一体いつなのか。市道であるということは、これはもう間違いないと思いますが、市道であるにもかかわらず、道路管理者がその道路に立ち入れないというのは、どういう事情から起こってきておるのか。建設部長であろうとも、自由にこの市道を通行することできませんね、まだ。供用開始はともかくとして、工事の現状を確認することさえ困難でしょう。自由には行けないんですってね。それはなぜか。 それからこの道路をきちっとした道路に施工する、このことについては、産業廃棄物処理場建設に伴う協議の中で、申請者から工事施工承認が求められた。この建設に伴う協議は、だれとだれとの間でなされたものなのか。そしてその中では、道路をどのようにつくれと指示しているのか。つまり設計であるとか、仕様であるとかというのはいかがなっているのか。そしてその協議の中では、この道路の完成時については、あなたは今はっきりしていないということを言われましたが、そんなことは一般的には考えられないわけですね、協議書の中で明確にするわけですから。ですから、協議書の中ではどのようにうたわれているのか、その文言をきちっとお示しをいただきたいというふうに思います。 さらに、当該産業廃棄物処理場が稼働を開始した日時はいつなのか。 それからさらに、ついでですから聞いておきますが、この道路が完成したとして、産業廃棄物処理場へ入門していく、入っていくその道路との交差はどうなっているのか。つまり、ダンプを初めとした大型車両が工場へ入りますね。そして2号線とは直角で交差すると思われるんですが、その点の仕様は、交通の安全対策上からどのように指示されているのか。この点をとりあえず御説明いただきたいと思います。 ○議長(安藤之則君) 当局の答弁を求めます。 ◎建設部長(錦金則君) まず、市道認定でございますが、昭和57年11月の20日でございます。 2番目の市道へ立ち入れないということはございません。 それから協議の内容でございますけども、指示事項として、津市から事業者に、第14番目の事項といたしまして、側溝を設け、通行可能な道路整備をすることと、調整の結果了解いたしました、こういうような経緯でございます。 それから交差点につきまして今御指摘をいただきましたが、実際の交通量を調査した状況を見ながら対応してまいりたい、このように考えております。 それから稼働時期についてはちょっとわかりませんので、済みません。 ○議長(安藤之則君) 暫時休憩いたします。   午後4時35分 休憩   午後4時46分 再開 ○議長(安藤之則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質問の途中でありますが、お諮りいたします。散会の時刻が迫ってまいりましたので、この際会議時間を午後6時まで延長いたしたいと存じます。御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藤之則君) 御異議なきものと認め、会議時間を午後6時まで延長いたします。 総体質問を続行いたします。当局の答弁を求めます。 ◎環境部長(家城隆一君) 大変資料手持ちがなくて申しわけございません。 御報告いたします。平成7年3月30日に三重県産業廃棄物処理指導要綱に基づく施設完成確認検査が県において行われております。同年4月17日に、県の方から、法に基づく許可書が交付されております。 以上でございます。 ◆31番(駒田拓一君) まず、今環境部長から御説明がありました中身で考えますと、産業廃棄物処理場は、平成7年7月30日に完了したと--済みません。ごめんなさい。もう一遍ちょっと言うてちょうだい。 ◎環境部長(家城隆一君) 平成7年3月30日に県の方で完成検査を受けております。4月の17日に県から許可書がおりております。 ◆31番(駒田拓一君) ありがとうございました。つまり、今環境部長がおっしゃった時点で、要するに完成したというふうに受け取るのが一般的ですね。そうすると、その道路も敷地の中を通っている以上は、その時点で完了するのが常識であって、しかも事前協議では、完成までというんですから、その時点では完成しておらなければ、これは違約になるわけでしょう。約束をたがえたということにはなりはしないか。 そこで、少なくとも数日先にやってくるこの12月20日までは、一応あなたの方も工事施工期間として認めているわけですから、それは一応了とするにしても、なぜことしの3月末日までの時点で、少なくとも県が稼働を許可したその時点までにできなかったかという、やれなかった理由は、あなたの方ではどう判断されたのか。それが一つです。 それからもう一つは、当該道路に立ち入れないことはないという建設部長の答弁でしたね。私どもは、あなたの部下である道路課の職員の案内で、この12月8日に、一遍どういう状況になっているのか確認したい気持ちがあって、見にまいりました。そして道路課の職員が入らしてもらうよと言うたら、断られましたね。それが一つ。 それからその2日ほど前に、うちの日本共産党の議員団が道路課の課長の案内で行って、その道路に立ち入ったことに対して、直後に激しい抗議を受けましたね。こういう状況であるにもかかわらず、自由に立ち入れるという判断は、あなたどうしてできるんですか。先方は、12月8日の場合には、弁護士と相談するまで待てと言うたんですよ。議長以下ですよ。これはあなたの答弁とは異なるんですが、その辺はあなたはどんなふうに判断をしておられるのかということです。 それからあわせて聞いておきますが、道路の設計、仕様等の指示は、いつ、どういう文書でなされているのか。その中には、さっき言われたように、側溝などの整備が条件になっているようでありますが、道路の仕様としてもどういうふうにつくりなさいということになっているのかを、それを文書の表題、それからそれを協議で言うならば当事者ですね。市長なのか、建設部長なのか、相手はどなたなのか。それを交わした年月日、それを御説明いただきたいと思います。 それから時間を節約する意味で、もう一緒に聞いておきますが、白塚海岸へのごみの埋め立てで指名停止を受けた業者と、先ほど来論議のあったサイエンスシティ用地、この不動産侵奪の対象となっている土地管理者と、今の高洲2号線の産業廃棄物業者、これは一体どういう関係にある人なのか、名前と会社名、あわせて明らかにしていただきたい。 以上です。 ○議長(安藤之則君) 当局の答弁を求めます。 ◎建設部長(錦金則君) まず、道路は、壇上でも申しましたように、80%はできております。ただし、私どもといたしましては、ただいま環境部長が申しました協議書の中で、道路部門といたしまして24条の意見を申しつけていることでございますので、今議員さんおっしゃった、やってあるけどもいつまでにやれとか、そういう形のものは決めてございませんでした。そういう形の中で、8割までしかできていなかった、こういうふうに御理解を願いたいと思います。 それから2番目の問題でございますが、私も課長から報告を聞きました。そのときには、市道に入らずして、通常そういう形が果たして一般論として通用するかどうかは別にいたしまして、真ん中の道路へ行くために--いわゆる当該道路ですね。行くために、無断でいわゆる職員が敷地の中へ入っていったと。それは当然その道路としましては、まだ24条の期限中でございますから、事業者としては、当然その道路は通常の場合でもやはり危険防止のために入ってこんようにしてございますので、入れないために、その道路へ行こうとした過程で、いわゆる事業者の敷地へ入っていったという形で、私も抗議を受けました。 それから次に道路工事の仕様でございますが、平成6年12月9日に津市長が承認を行っておりまして、仕様につきましては、舗装のL型側溝上ベースコンクリートを10センチ打設すること、路盤工の平板積荷K28以上を確保すること、朝夕の時間帯は工事施工を避けること、交通安全には十分留意すること、そういう形で申請人において責任を持って対処せえ、こういう形の条件はつけてございます。 それから最後の関連することにつきましては、当該の所管につきましては、太陽興業でございます。そういう形でお答えさしていただきたいと思います。 ◆31番(駒田拓一君) まず立ち入りの件ですけど、正門というんでしょうか、要するに施設の事務所で、あなたの方の担当が、道路の状況を見にまいりましたと。見せていただきますと、入ろうとしたら、弁護士に相談すると言われるんですよ。 市道は、所有者は津市ですね。津市でしょう。津市の道路に入るのに、相手方の弁護士の承認が要りますか。要らんでしょう。おかしいでしょう。そういうことがまかり通っているにもかかわらず、あなたが自由に立ち入れるというふうに言われた根拠は何か。それをお答えをいただきたいと思います。 それから津市からの指示事項というのが、今L型の側溝初めありましたけれども、それはどういう指示書で、いつ、だれの名前で指示したのか、あるいは協議として交わしたのか、その当事者の名前を明らかにしてくださいということを申し上げたわけであります。 それから、いつまでに工事をせえという指示がしてないということは、そんなことあり得ますか。 その3点、もう一度しかとした答弁をいただきたいと思います。 ○議長(安藤之則君) 当局の答弁を求めます。 ◎建設部長(錦金則君) 私が担当課長から聞きましたところによりますと、課長が御案内したときに、弁護士と云々というような形はなかった、このように聞いております。 2点目につきまして、津市長から承認書の許可が出ております。ただいま申しましたように、変更後、平成6年12月9日付で、申請者、津市高洲町767、仙人掌産業有限会社代表取締役黒田二美和に津市長からいわゆる道路の24条に係ります施工仕様も含めた形で、これは道路工事施工承認書という中で記載されております。 以上でございます。 ◆31番(駒田拓一君) 一々反論する必要はなかろうと思いますけれども、自由に立ち入ることができるというような、そういう答弁は事実とは違うわけですから、それはやっぱり実態をきちっと、道路の責任者としても歯がゆい思いをしておるとか、情けなく思っているとかという、そういう実態を正確にやっぱり議会に対してお伝えになるということが、謙虚な態度ではないですか。 そして、そういう無法ぶりというんでしょうか、横暴な態度に対しては、断固たる対処をする、こういう姿勢があって初めて議会や市民に対する責任ある立場でのあなた方の態度というふうになってくると思うんです。このことは苦言を呈しておきたいと思います。 先ほどの市長承認に伴う指示事項は、文書であるということですね。そのことだけは確認しておきたいと思いますが、もし違ったら違いますということを言ってほしいと思います。後ほど、その津市長からの指示書については、お示しをいただきたいと思います。後刻で結構であります。 いずれにしても、市長、きょうも藤井議員があなたに向かって言われましたけど、雨にも負けず、風にも負けず、私は加えて、太陽にも負けない丈夫な体を持ちという、そういうやっぱり体質、役所、そうして毅然と、そのことがやっぱり市民に責任のある、そういう津の行政ということになるんではなかろうかというふうに思います。 関連にしては少し長くなったことをおわびして終わります。 ○議長(安藤之則君) 以上で通告順による質疑は終わりました。 他に御質疑はございませんか。 ◆7番(吉田修君) 議事進行について=ただいま上程中の各案につきましては、熱心に質疑が交わされ、当局の答弁によって一応了解されたことと存じますが、なお詳細検討のため、関係常任委員会へ審査を付託されたい。また、認定第3号から第12号に至る各認定案につきましては、これが審査に当たり決算特別委員会を設置し、これに審査を付託されたい。委員の数は9名とし、委員の選任は議長に一任されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(安藤之則君) ただいまの吉田議員の動議は成立いたしました。 動議のとおり決することに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藤之則君) 御異議なきものと認め、議案第84号から議案第101号に至る各案につきましては、関係常任委員会へ審査を付託いたします。 なお、認定第3号から第12号までの各認定案は、ただいまの動議のとおり決算特別委員会を設置し、これに審査を付託いたします。 委員の数は9名とし、当席から指名をいたします。川竹大輔君、坪井年明君、中村一彦君、小倉昌行君、中川隆幸君、大西禧夫君、若林泰弘君、森錦一君、日野昭君、以上の指名人をもって決算特別委員会委員とすることに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藤之則君) 御異議なきものと認め、さよう決します。 付託議案の朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。     -----------------------          付託議案表         〓総務財政委員会〓議案第85号 津市職員の給与に関する条例の一部の改正について議案第86号 津市市税条例の一部の改正について議案第87号 津市会館の設置及び管理に関する条例の一部の改正について議案第89号 字の区域の変更について議案第90号 津市指定金融機関の指定について議案第93号 平成7年度津市一般会計補正予算(第4号)         第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中          歳入 全部          歳出 第1款 議会費             第2款 総務費             第4款 衛生費中 第2項 斎場費         第3条「第3表 債務負担行為補正」中          第4次津市総合計画書・ダイジェスト版作成業務委託         第4条「第4表 地方債補正」議案第94号 平成7年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第2号)         〓教育厚生委員会〓議案第93号 平成7年度津市一般会計補正予算(第4号)         第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中          歳出 第3款 民生費             第4款 衛生費中 第1項 保健衛生費             第10款 教育費議案第96号 平成7年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)議案第99号 平成7年度津市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)         〓経済環境委員会〓議案第93号 平成7年度津市一般会計補正予算(第4号)         第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中          歳出 第4款 衛生費中 第3項 環境費 第4項 清掃費             第5款 労働費             第6款 農林水産業費             第7款 商工費             第9款 消防費議案第95号 平成7年度津市と畜場事業特別会計補正予算(第1号)議案第100号 平成7年度津市駐車場事業会計補正予算(第1号)         〓建設水道委員会〓議案第84号 津都市計画事業津駅前北部土地区画整理事業施行条例の制定について議案第88号 津市公共下水道条例の一部の改正について議案第91号 市道路線の廃止について議案第92号 市道路線の認定について議案第93号 平成7年度津市一般会計補正予算(第4号)         第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中          歳出 第8款 土木費             第14款 災害復旧費         第2条「第2表 繰越明許費」         第3条「第3表 債務負担行為補正」中          排水施設整備事業議案第97号 平成7年度津市下水道事業特別会計補正予算(第2号)議案第98号 平成7年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)議案第101号 平成7年度津市水道事業会計補正予算(第1号)         〓決算特別委員会〓認定第3号 平成6年度津市一般会計歳入歳出決算認定第4号 平成6年度津市モーターボート競走事業特別会計歳入歳出決算認定第5号 平成6年度津市と畜場事業特別会計歳入歳出決算認定第6号 平成6年度津市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定第7号 平成6年度津市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定第8号 平成6年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定第9号 平成6年度津市福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定第10号 平成6年度津市奨学金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定第11号 平成6年度津市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定第12号 平成6年度津市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決算      ----------------------- ○議長(安藤之則君) 先ほど御指名いたしました方々は、本会議散会後、第1委員会室へ御参集いただき、正副委員長を互選の上、議長の手元まで御報告を願います。 次に、日程第2、既にお手元へ配付いたしましたとおり、今期定例会に請願5件が提出されました。つきましては、直ちに上程議題に供したいと存じますが、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藤之則君) 御異議なきものと認め、上程議題に供します。 お諮りいたします。本請願5件も当局議案同様に関係常任委員会へ審査を付託いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藤之則君) 御異議なきものと認め、関係常任委員会へ審査を付託いたします。 付託請願の朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。     -----------------------          請願付託表         〓教育厚生委員会〓請願第4号 国・県への私学助成の充実を求める請願請願第5号 国への「義務教育費国庫負担制度」の存続を求める請願請願第6号 「学校週5日制」の実施に伴う、現行学習指導要領の早期改訂を求める請願請願第7号 「小中学校第6次・高等学校第5次学級編制及び教職員定数改善計画」の早期完結と新定数改善計画の早期策定を求める請願         〓経済環境委員会〓請願第3号 新たな「食料・農業・農村基本法の制定」を求める請願     ----------------------- ○議長(安藤之則君) 続いて日程第3、請願第1号の一部訂正を上程議題に供します。 お諮りいたします。お手元に配付いたしましたとおり、請願第1号につきましては、請願者から一部訂正いたしたいとの申し出があります。つきましては、これは許可することに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藤之則君) 御異議なきものと認め、請願第1号の訂正は許可することに決定いたします。 本日はこれにて会議をとどめます。 明14日から21日までは、各常任委員会及び決算特別委員会開会のため、会議を開かないことにいたします。 12月22日の日程は、各常任委員会並びに決算特別委員会へ審査を付託いたしました各案の審議であります。 本日はこれをもって散会いたします。   午後5時7分 散会...